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2022.09.29

ブログ

積み木の活動(錦ヶ丘)

児童発達支援の積み木を使った活動の様子です。同じ物(積み木)を使いますが、年齢や発達によって、使いかたやねらいが変わってきます。

童具の研修

先日、認定こども園錦ヶ丘の保育教諭を講師に童具についての研修が行われました。まふぃんだけではなく錦ヶ丘保育園やこども園も和久洋三さんが考案された【WAKU-BLOCK】という積み木を使っています。

研修の中で、いろいろな直方体や立方体を組み合わせても高さがピタリと合うこと、角がきちんと直角であるため重ねていっても一本の積み木に見えること、白木のため色へのこだわりなく取り組めることなど童具の良さを改めて知ることができました。

(その研修の様子はこちら→内部研修~童心にかえって~ )

 

 

2~4歳児クラス

友達と接近したり、物や場所を共有したりすることを通して、友達との関わりを広げていくことをねらいとしました。

 

決められたスペースの中で、積み木の数を調整しながらの自由遊び。

一人で遊ぶ姿が多い年齢ですが、

あまり広くないスペースだと自然に友達と接近していき、自分が作ったものと友達の作ったものがくっつき、「あれっくっついたね。もっとつなげてみよう」と、積み木を介して他者へ関わっていく様子が見られました。

時には、2人から3人…気がつけばみんなでくっつけて、一つの大きな作品に、なんてことも。

プレミアム感のある大きな積み木が投入されると、それがほしくて取り合いになることもありますが、すぐに止めずに職員が安全に気を付けながら見守ります。

すると、その中から「貸して」「いいよ」「いやだ」「待ってて」などの言葉でのやり取りが生まれたり、場の空気を読んで相手が大きな積み木に興味が無くなってから使ったり、少し我慢したり…。

自分だけの世界から、友達と関わり、社会性を広げていく。経験しながら身につけていって欲しいです。

 

4~5歳児クラス

年長児はあと半年で小学校入学です。就学に向けて、指示を理解して取り組むことをねらいとしました。

 

積み木を高く積む競争では、1人で積む→2人で積む→グループみんなで積む、などの指示を違えていきます。1人で積んでいた積み木を、2人で一緒に積むように指示を変えた時に、それに気が付かずに1人で積んでしまう子には、周りの様子を見て指示の違いに気付くように声を掛けます。すぐに職員が教えるのではなく自分で気付くという事を大切にしています。

友達と一緒に積み木を積むときは、自分の意見を主張してばかりでは、うまく積めなかったりすぐに壊れてしまったり…ということも。自分の主張ばかりしていては、一番になれない事に気が付いて、友達の意見も聞きながら自然と協力する姿も見られます。

 

また、高く積む(高さ)→たくさん積む(数)→ものを隠す(構成)、などの指示を変える事で、数の概念や構成を知ることもできます。

積み木は、シンプルな道具だからこそ、想像力や認識力が広がり、いろんな学びに繋がっていく事を感じました。

木の温もりも感じられる積み木。ご家庭でも、時には子どもと一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。

まふぃん錦ヶ丘  田尻

 

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