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2022.09.28

ブログまふぃん錦ヶ丘

ねらいと活動を考える~運動遊び~(錦ヶ丘)

先日、児童発達支援の年中・年長クラスで運動遊びを行いました。

まふぃんで行う運動遊びでは、椅子やステップ台を使い、多様な身体の使い方を知る・身につけることをねらいにすることが多いです。

特に今年度は、手や足の指先の動きやバランス感覚といったところにスポットを当てて、より細かな身体的発達を促すための活動を行っています。

 

この日は、外部講師の作業療法士の来所日でした。

毎月、身体機能を高めるアドバイスだけではなく、子ども達の心理的な面にも目を向けて活動計画を確認してもらい、

『ねらいとした姿が引き出されているか』

『活動の進め方で工夫できるところはないか』

などの視点でアドバイスをもらっています。職員にとって、子ども達の持っている力を引き出すための学びの場です。

 

当初の活動のねらいは『足や手を使う』でした。

しかし、

・子ども達の今の課題はどこか、もっと伸ばしていきたいところはどこなのかを具体的にする

・動かしてほしい部分を明確にした方が、職員も意識して活動を組める

・実習生など、初めて活動に入る人でも理解しやすいように

といった点から、より具体的な『足を伸ばし、足指を使う』というねらいに変更しました。

事前の打ち合わせを行い、より専門的な視点で活動内容を確認してもらっています。

 

活動スタート!

最初に椅子渡りに挑戦してもらった後、ラダーという道具を使って

「落ちないようにこの上を渡ってね」と伝えます。

下にある木の棒がラダーです

普段、運動遊びで使っている椅子や平均台は、明らかに平らで安定しています。

しかし、このラダーは乗れる面積が狭く、不安定な要素満載です。

視覚的にも危なさを感じ、乗ればバランスを崩しやすいので、自然と手を使って全身を支えたり、足指を使ってバランスをとろうとしたりする動きが引き出されます。

ほとんどの子がクリアー!

では、今度は下りにラダーを置き、挑戦してもらう前に一言。

「手を使わないでいけたら…凄いね😎」

 

この一言だけで、子ども達のやる気は急上昇。

みんな「できるー!」と得意げに話し、今か今かと自分の番を待ちます。

ただ、活動に取り組んでもらうだけではなく、こんな職員の声掛けがあるだけでも意欲・集中力・積極性がぐっと高まります。

年長の子達は、宣言通り手を使わないで行く子も多く、手を使わない分、自分の足指をしっかり確認して一歩ずつ進んでいました。

大人が細かな指示を出さなくても、自分自身で「どうやったら行けるかな」を考え、取り組むのもまふぃんの運動遊びです。

 

活動終了後の振り返りでは、

・具体的なねらいにしたことで、職員も意識的に動けていたこと

・ラダーを使用したことで、足の指先の動きを引き出せていたこと

などの意見がありました。

今回のように足指にきちんと力が入って支えられるようになると、「全身のバランス感覚が整い、姿勢もよくなるので猫背や疲れやすさの防止に繋がります。日々の積み重ねによって身につく力なので、継続的にこれらの活動を行うことが大切」ということを教えていただきました。

このような知識を活動に活かし、より専門的な関りで子ども達の発達を促す活動を今後も行っていきます。

 

 

まふぃん錦ヶ丘 今屋

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