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2023.01.28

ブログまふぃん錦ヶ丘

1月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)

10年に一度の大寒波と言われた雪の日。皆さま、ご無事だったでしょうか?

私はまふぃんから自宅まで車で10分ちょっとの道のりを、2時間かけて帰りました。車で自宅に向かったのですが、目の前で次々にスリップする車を見て怖くなり車を置いて徒歩で帰宅することに。どんどん降り積もる雪、つるつる滑る道、寒さでガタガタ震える体・・。自宅までの道のりが果てしなく遠く感じた夜でした。

 

雪道を歩きながら、ふと「あれ?これって・・」と感じることがありました。

 

まふぃんの活動で行っている運動遊び。くぐる・わたる・のぼるをメインに子ども達の発達段階に合わせて課題が変わっていく、未就学児も小学生も大好きな活動です。子ども達は目の前の課題に対して「どうやったらわたれるかな?」「こっちを行ったら落っこちちゃうかな?」と考えながら手足を伸ばしたり、身体の向きを変えたりしていきます。

運動遊びでは危険予測、危機回避能力を意識したねらいを立てて活動を行うことがあります。子ども達ってちょっと危ないことが大好きですよね。私もそうでした。大きく揺れるブランコからジャンプしてみたり、川の淵ギリギリを歩いてみたり。大人になってもその時の感覚はしっかりと覚えています。高いところからジャンプして足がキーンとなる感覚、川の淵でぐらつき必死に身体を立て直す感覚。そんな経験をしながら子どもなりに「これ以上やったら危険!」という感覚を身に付けてきました。

運動遊びではもちろん怪我をしないように大人が安全管理をしっかりした環境の中で、ちょっと危ない?でもやってみたい!の経験をしています。1回目失敗すると、次は絶対に失敗しないように行動が慎重になり更に手足をいっぱい使ってわたったり、滑って落ちないようにつま先にぐっと力を入れ両手でしっかり握ってのぼったりと、経験を重ねるごとに子ども達の動きが変わっていきます。

慣れない雪道を早く家に帰りたい一心で歩いていた私は、緩やかな坂道でツルっと滑り尻もちをついてしまいました。痛いやら恥ずかしいやら、何とも言えない気持ちで立ち上がり次に歩き出した時にはとても慎重になっていました。一歩一歩長靴の底で道路の凍り具合を確かめ、坂道ではつま先にぐっと力を入れて歩く。もう絶対に転びたくないという気持ちでした。全く子ども達と一緒です。

子ども達は自分の体験や経験からしか身に付けられない力がたくさんあります。「これ以上やったら危ない!」の感覚を得るためにも、遊びの中で小さなリスクを経験することはとても大事なのかもしれませんね。思わぬところで大きな怪我や事故につながらないためにも危険を予測できる力を付けていきたいと思います。

 

10年に一度の大寒波ですので、次はまた10年後なのでしょうか?その時は今回の尻もちの経験を活かし雪道を颯爽と歩く人になっている・・はず?

 

まふぃん錦ヶ丘

施設長 吉村 佳代

 

 

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