みんなの家!(錦ヶ丘)

先日の放課後等デイサービスでの活動・・・この日は製作、段ボールで「家」を作りました🏠

 

今まで、貯金箱や空気砲、自由遊び時間の廃材製作・・等々、製作の経験はたくさんあり、子ども達がとても大好きな活動です。

このみんなが大好きで夢中になる製作に、療育的な要素を取り入れるにはどうしたらいいのかと、日々考えを巡らせていた時、

ふと、先日行った貯金箱製作の時のことを思い出しました。

 

自分だけの作品を自分のイメージした通りに、自分のペースで誰にも邪魔されることなく作りたい!と、材料も使いたいだけ最初に集めてしまう、そんな女の子がいました。自分の作品を作ることに没頭し、他者との交流は生まれているのか?自分のペースで作ることで、場や時間に合わせることはできるのか?材料も自分の物!と占領してしまっては、物の共有ができていくのか?

自分のイメージをゆっくり形にしていくこともとても大切な過程です。そういう時間も大切にしつつ、まふぃんが目指す社会性を育むという目標をこの製作にどう取り込んでいくか・・・という考えを巡らせて、今回は

 

「みんなで入れる家」を作ることにしました!

 

さてさて、本活動の時間がやってきました。本日の活動が製作であることは知っている子ども達。

「何作るの~?」「私、ギターを作りたい!」等々、製作に対しての期待が高まっています。

 

「今日は、みんなで入れる家を作ります」

そう伝えると、案の定・・・

「ええ~~~?いやだ」「一人の家がいい」「持って帰りたい」と口々に不満が出てきます。しめしめ・・・・笑

不満を口にしたところで活動が変更されるわけでもなく・・・「みんなの家」作りのスタートです!

 

予想外の製作に少々不満気味の子ども達。

まずは、いろんな家の写真を見ることにしました。四角の家や、三角屋根の家。写真を見ていると、子ども達は

「このかわいい家がいい~」「一緒にこの家作ろう~」と、どんどんイメージもわき期待も高まっているようです。

 

次に、みんなで入れる大きさがどのくらいなのか実際にマットに乗って体感してみます。

マット一枚では狭すぎます、マットが二枚になるとちょうどいい大きさ!

 

敢えて作る工程を伝えず、材料だけ紹介し

「さあ、どうぞ。」の声掛けで家作りスタートです。

 

まずは床から作り始める子、風呂場を作る子、カーテンを切り始める子・・・・。思い思い自分の作りたいものを作り始め、なかなか土台が完成しません。

自分達の作業過程を客観的に見てもらおうと、一度集合してもらいます。

「みんな、この家には何が足りない?」

そう尋ねると、「壁!」「玄関!」「窓!」と次々に気付き答えることができました。

 

仕切り直し。もう一度「さあ、どうぞ。」

 

客観的に見たことで足りない部分に気付き、それからの子ども達の様子がグッと変わりました。

床をつなぎ合わせるためにガムテープを貼っていると、「切ろうか?」とハサミをを持ってきて声を掛け「ありがとう」と自然とお礼も言えました。

壁を作ろうとがんばっている友達に気付き、そっと段ボールを支えてくれる子。ここでも「ありがとう」が聞こえてきました。

 

いつもの製作では経験できない、友達との交流人に合せること、そして目的をみんなで一つにすることで自然と生まれる友達と協力すること。

短時間の活動の中で子ども達の様子がみるみる変わっていくことを感じることができました。

この家・・・

お風呂場にはシャワーもあり、石鹸置き場やゴシゴシタオルも設置されています。

玄関なんて2か所もあり、防犯カメラもついていてセキュリティーもばっちりです。

が、しかし・・・・・屋根がない!!!!

みんな気付いているかな?初めての大掛かりな製作だし、何よりみんなが楽しそうに遊んでるからいいかな?

 

しばらくはプレイルームに置き、自由遊びの時間などを使いリフォームをしたり、ごっこ遊びなどを楽しんでいました。

しかしいつまでも置いておくわけにもいかず、大掃除の日にみんなで解体作業をすることに。

 

解体作業に入る前に子ども達に聞いてみました。

「今度はどんな家を作ってみたい?」

すると「屋根がある家を作りたい!!」と・・・みんな気付いていました、屋根がないことに!笑

その後、何で屋根がない家が出来ちゃったのかを話し合い、次はどうしたらいいのかも作戦会議です。

 

夏休みの時間がたっぷりある時だからこそ取り組めた「家作り」。

次回は冬休みかな・・・?今度は材料調達も、子ども達に任せてみようかな?その頃はもっともっと成長した子ども達の様子が見られるかもしれませんね。

屋根のあるお家ができることを期待して・・・・!

 

まふぃん錦ヶ丘  吉村