つまむ

つまむ

 

朝起きて窓を開けた時少し蒸し暑さが和らいだように感じます。

 

今日も〝こんにちは!〞と子どもたちの元気な声がまふぃんに聞こえてきました。

子どもたちの元気な声を聞く事と、笑顔を見られるのが一番嬉しいです(^.^)

子どもたちにパワーをもらい1日がスタートします。

 

♪こ~ねて、こ~ねて、仕上げにドス~ン!小麦粉粘土の出来上がり♪

○○○○刺してわにの出来上がり!(^^)!

 

本日の活動はタライを囲んで小麦粉粘土作り。

 

では、最初に粉で遊びましょう!粉で最初に遊ぶ理由。

それは感触の変化に抵抗がある子どもがいるため十分に粉に触れて安心してから次の段階に進むようにしています。

混ぜたり、両手ですくって降らすなどし「気持ちいいね、冷たいね」と言いながら粉の感触を十分に楽しみます。手だけではなく、だんだん顔も足も白くなっていく子もちらほら😁

 

さあ粘土を真ん中に置いて、いつもはスーパーボールが登場します!

でも・・・今日は違います!何かというと、それは〝マカロニ〞です。

「これな~んだ」

「くねくね」「おかし」「パスタ」 まさかパスタが出るとは思ってもみませんでした。(^’^)このマカロニを使ってみたのには理由があります。持つには少し滑りやすい事、細くて、短いので子どもによっては指先でしっかりとつまむ事が難しい場合もあります。

そこでどの位子どもたちが指先を使えるか、指先でしっかりと持つ事ができるかを確認してみようと思ったのです。

一人1本づつ渡してみるとしっかりつまみ粘土に刺す、さらに奥まで押し込む、押し込んだのを抜く、という事ができていました。

この指先でつまむという行為は発達の段階において重要なことのひとつです。

発達の段階として、乳児は手の平でしっかりガラガラなどを握り振るということをします。そこから少しずつ握る、離すことを繰り返し、親指と人差し指でつまむという発達をしていきます。

まず手の平で握るとことが出来てから指先でつまむ行為へ移行していきます。その過程があってこそスプーンですくう、箸を使う事ができるようになるのです。遊びの中でも積み木を倒さないように積む事にも繋がっていくのです。

活動の様子を見ているとみんなしっかりと指先を使いマカロニを刺すことができていました。

 

 

 

さてそろそろ、色をつけようかな(^^♪

「何色にする?」

「赤、青、緑!」それぞれ自分の好きな色を主張し誰も譲りません😓

う~ん…困ったな。

 

実は本日のもうひとつのねらいは

思い通りにならなくても感情をおさえる。

場の共有ができる。です

 

そこでリーダーの子に

「どうしようか?粘土作れないね。」と問いかけてみました。

「青」とやはり自分の好きな色を主張します。

「他のお友だちはどうかな?」と友だちの意見にも耳を傾けられるような声かけをし、しばらく様子を見る事にしました。

結果は。

『緑』に決定!

話し合いの結果一番小さい3歳のB君の好きな色に決定したのです。

 

 

あれだけ自分の意見を主張していたのに、少し周りに目を向けられるような声かけをすることで自分より小さい友だちの存在を意識し、気持ちに折り合いをつけ、自分より小さい友だちに譲ろうと変化したのです

 

後は水、油を入れて粘土を作っていきます。

仕上げに、交代で力を入れてドス~ン‼粘土の出来上がり(^^♪

最後は自由遊びです。一個の粘土をみんなで分け合います。どんな遊びに発展するのかな~

と思い、見ていると。一人の男の子が細かい作業をしています。

 

おーすごい‼ 『わに』ができていました。それも細部までよく再現しています。

手足の形、口の形、しっぽに目、さらに体の形まで。よ~く見ると手足の先は粘土を細かく千切ってくっつけています。観察力に驚きました。

 

この出来事を保護者にお伝えすると『図鑑』を見ていたそうです。その男の子にとって図鑑で見た『わに』が心に残っていたのでしょう。図鑑で見た時の驚きや、感じたことを思い出し工夫しながら作っていたのでしょうね。

作り上げみんなに「すごいね!よく見てるね」と認められとても嬉しそうでした。

 

まふぃんでは経験や実体験を通して自らが学ぶ「学習」にフォーカスしたねらいと子ども達の「発達」にフォーカスしたねらいを設定し活動をおこなっています。

その子自身が今どこに躓いているのか把握するとともに、どの様に活動を組んだら少しでもその問題が改善できるのか。

それは学習の問題なのか発達の問題なのか。

日々、考えをめぐらしています。

 

 

それだけでなく、時には子どもの視線に立ち返り感じたことや、工夫していることのサインを受け止めていく事を大切にしていきたいです。

 

まふぃん上之園

 

保育士 寺田