絵の具あそび

先日の絵の具遊びの様子です。

まふぃんの絵の具あそびでは、1枚の模造紙をみんなで一緒に共有しながら絵を描く活動が多いです。

 

その中で

・描く場所の取り合い、譲り合い

・クレヨンの貸し借りなどのやり取り

・我慢をしたり、行動や気持ちを切り替える

などの経験をしながら活動をすすめていきます。

 

しかし、その日来ていたAちゃんは・・・

最初は楽しそうに描き始めますが、すぐに手が止まり、絵を描くことが人まかせになっていることが多くなっていました。

描き始めても、「人より多く画用紙を埋めたい」という気持ちが強く、紙をクレヨンで塗りつぶすことに熱中してしまいます。

 

そこで、普段は描くものを指定することはせず、好きなものを描いていくことが多いのですが

ひとつでも、イメージしたものを形として描いてほしいと思い、今回は一人一枚の画用紙に「リンゴ」を描いてみよう。と、テーマを設定してみることにしました。

・提示されたものを自分なりに描く

・自分の作品を1枚の紙に完成させる

という事をねらいとしました。

 

紙をそれぞれに配ると

普段と違う紙に、なんか違うな・・・?(?´・ω・)

と、クエスチョンマークが顔に浮かんでいました。

えのぐ遊びがいつもと同じパターンとは限らないのです( ^^)

 

活動前におやつで食べたリンゴを思い出して・・・

保「今日はリンゴを描いてみようか。

クレヨンと、赤い絵の具があるから、色は絵の具で塗ってみようね。」

と言って道具を渡すと、

年中さんの女の子はスラスラと手のひら大のリンゴを描いていきます。

子「さっき食べたねぇ。」

と言いながら何個もリンゴを描くことができました。

さて、Aちゃんは・・・

 

まず、きみどり色でうずまきのようなものを一回描いてみたもののそこから止まってしまいました。

しかし、目の前で描いている年中の女の子の様子をじっと見て、リンゴをどう描けばいいのかを真剣に考えている様子。

しばらくすると、小さな丸を描いて、上に茶色で短く線を描いていました。

じっくり考えて、自分なりのリンゴが描けたようです。

 

保「すごい!かわいいリンゴが描けたね。」

 

Aちゃん「赤で塗る~。」

 

と、嬉しそうに絵の具で塗っていました。

その後は、コツをつかんだのか、2こ3こと、どんどんリンゴを描いていくことができました。

 

保「リンゴ以外にも、『赤いもの』があったら描いていっていいよ。」

と伝えると・・・

太陽、ハート、お化け、猫・・・たくさんのものを描いた作品を完成できました。

 

保育所保育指針に記載されている表現のねらいで

【感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ】という項目があります。

なかなか描くことができない場合でも、大人の声掛けや環境によって

「ちょっと描いてみようかな。」

と思うことができたり

「描くことが楽しい」

と感じたりすることができるのかもしれません。

 

今回のAちゃんも

・おやつのりんご

・目の前で絵を描くお友達

・自分しか描かない紙

などのヒントや、安心して描くことのできる環境で、これだけたくさん描くことができたのかな、と感じました。

 

今後も、様々な形での絵の具あそびやお絵かきなどの活動を通して

手や指をたくさん使ったりイメージを広げたりしながら

絵を描くことの楽しさを感じたり、自分の表現に自信を持っていってもらいたいなと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田