童具week!

9月に初めて療育の活動として取り入れた童具遊び。

 

童具遊びを活動に取り入れるにあたり療育アドバイザーの中鶴先生に助言を頂きました。

・どうやったらうまく積むことができるのか子ども自身の気づきを大切にする事

・子どものクリエイティブな発想を大切にする事

その為に、大人が積み方を教えたり、何を作るかを決めたりしてはいけないとの事でした。

 

 

 

さて、活動の様子はというと

 

自由遊びから活動が終わるまで1時間程度ぶっ通しで、自由に童具で遊んでもらいました。

ルールは簡単、“マットから出ないで遊ぶ”だけです。

 

 

ロボットをイメージして作る子どもやそれを模倣する子ども、童具を並べて、ドミノを作って遊んでいる子どももいました。

中には何をすればいいのかと戸惑う子どももいましたが、職員が「何する?」と童具を渡し関わる事で徐々に自分で遊べるようになっていきました。

 

そして活動の最後10分間で高さ比べをしました。

「誰が○○先生の身長より高く積めるかな~?」と声をかけると一生懸命童具を積み始めました。

しかし童具を縦に積み上げるだけでは途中でバランスを崩して倒れてしまいます。

 

何度も崩れてしまうので、気持ちが崩れて大泣きしてしまうのではないかとハラハラしながら見守りました😨

子ども達は「崩れたー!」「難しいよー」と言いながらも諦めませんでしたが、1日目は子ども達の身長くらいまでしか積むことができませんでした。

何度崩れても同じように1つの童具を土台に縦に積んでいくので本当に子ども達自身で積み方に気づけるのだろうかと少し不安になりつつも翌日からも同様に活動を行いました。

 

 

 

 

2日目、3日目と同じ活動を行ううちに子ども達に変化が!😳

1つの童具を土台に積み上げても高く積めないと気づいた子ども達は崩れるごとに工夫するようになっていきました。

 

塀のように横に5つ積み木を並べてから高く積んだり、高く積んだ童具がぐらぐらし始めると崩れないようにとその周りにも童具を積み上げていったりと崩れないように考え、工夫する子ども達。

 

そんな中、直方体9個を土台に作り始めた年中の女の子3人。

直方体と立方体を組み合わせてランダムに積んでいくと徐々に高くなっていきます。

手が届かなくなるほど高く積んでもぐらぐらすることなく丈夫です。

気が付くと年長さんと年中さんのグループに分かれての高さ勝負になっていました。

年収さんの童具がどんどん高くなる中、年長さんは何度も崩れてしまい徐々に焦りだしました。

「あっちのすごい。高いよ!」「こっちももっと高くしよう!」

 

年中さんの様子をじっと見ていた年長の男の子は積み方の違いに気づいたようで、「あっちの真似すればいいんだよ😀」と。

 

なんと賢い!!

しかし、ここでタイムアップ!

この日は年中さんの勝ち。なんと職員の身長を超える高さまで積み上げる事ができました。

この1週間の活動で6人の子どもが職員の身長より高く積めました。

 

童具遊び1日目は“童具が崩れて泣いてしまうのでは”“積み方に気づけるのだろうか”などの不安があり、積み方を教えたい気持ちになりましたが、その気持ちをぐっとこらえ様子を見守りました。

 

回数を重ねるごとに子どもたち自身が考え、工夫し、バランスよく積む積み方に気づいていきました。

分かった時、高く積めた時の子ども達の誇らしげなどや顔。

子ども達を信じて見守っていてよかったなぁと感じました😊

 

 

この童具遊び、平成29年に改訂された幼稚園教育要領の幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の「数量、図形、文字等への関心、感覚」に繋がる活動です。

 

今回の童具遊びでも、「○○君がたくさん持ってる!」と自分との童具の量を比較したり、「先生より高くなった!」と高さを比べたり、高く積むために直方体の童具を選んだりと数字や図形を意識した様子が見られました。

「高い、低い」「長い、短い」「多い、少ない」などの数量の比較や「四角、三角」などの図形、そしてそれを組み合わせ方やその時もバランス感覚など童具遊びを通して体験しています。

 

そしてこの経験が小学校での算数、図工などの学習に繋がっていきます。

 

 

 

この活動を行ってから3週間ほどたちますが、最近では自由遊びの時間でもどうやったら高く積めるのか、高く積むことに夢中になっています。

どこまで高くできすかな?楽しみです😄