願いをのせて!

願いをのせて!

 

暑い毎日が続きますが、8月7日は『立秋』でした。暦の上では秋ですね。

夏本番ですが、季節の変化を感じる瞬間があるかも?しれないですね。

暑さの中にある『秋』を感じる気持ちのゆとりを持ちたいものです

 

8月に入ってすぐの放課後等デイサービス。

「8月7日何の日か知っている」と子ども達に問いかけてみました。

殆どの子ども達が「分からない」言っていましたが、一人の子が答えてくれました。

「七夕」と。

今は7月に七夕を作る事が一般的になってきましたが、以前は8月に作り飾る家庭が多くありました。

 

理由として。

・7月は梅雨明けをしておらず、星を見られない事。

・8月はお盆もあり、ご先祖様を迎える準備する為

と言われていました。

田舎では、8月7日から縁側に提灯を下げてご先祖様を迎える準備をしていました。

ついでに7日からは、ご先祖様が〝とんぼ〞に乗って帰って来るから捕まえたらいけないよ。と言われていた記憶があります。(私だけかな?)

7月に七夕を作り玄関に飾った子ども達。

例年はナガヤタワーの住人さんと交流を行いながら作るのですが、新型コロナウイルスの影響もあり交流を行う事が出来ませんでした。

「ナガヤの住人さんと一緒に作らないの?」

と聞いてくる子ども達。

 

何か交流出来ないかな?

子ども達に聞いてみると

「お手紙書きたい」「もう一回七夕飾りを作る?」と意見が出てきました。

そこで、8月7日の七夕を前に短冊にお願い事を書いてもらおうという事になりました。

 

書いてもらった短冊をどうやって飾ろうか?

子ども達が意見を出し合います。

「ポスターみたいにして貼ればいいんじゃない」

「短冊に星を貼ったらいいかも」「色画用紙に笹を描けばいいよ」と

今までの経験から、いろいろな意見が出てきました。

 

それでは、準備スタート!!

 

色紙で星を作るグループ、色画用紙に笹を描くグループ。それぞれグループに分かれて作り始めます。

笹を描くグループは、7月に使った笹を思い出したり、iPadで調べながら本物の笹に見えるように細かい所まで描こうと一生懸命。

「そんなに細かくなくても大丈夫だよ」と思わず声を掛けてしまいました。

すると「細かい所まで描いた方が笹に見えるかなと思って」と返事が返ってきました。

子ども達の相手を思う優しい気持ちに嬉しくなりました。

星グループはどうかな?

色紙を3枚一組にして重ね星を作ります。分からない時には

「どうすればいいの?」と子ども同士で教え合う姿がありました。

今までは分からないと、近くにいる職員に「どうするの?」聞くことが多かったのですが、最近は子ども同士で〝聞いたり、教え合う姿〞が見られるようになってきました。

その中で、子ども達は

〝相手の良さや得意な事に気が付いたり〞教える事が出来た〝自信〞に繋がっていきます。

子ども達が作った星のついた短冊。

「お願い事書いてくれるかな?」「沢山書いてもらえるといいな」と、ちょっぴり不安そう。

ナガヤのエレベーター近くに置き書いてもらう事にしました。

 

子ども達のお願い叶いますように・・・

 

さて、翌日見に行くと色画用紙に沢山の短冊が貼られていました。

それを見た子ども達は「良かった」と、とても嬉しそうでした。

沢山の願い事を乗せた短冊。

ナガヤタワーの道路側と、隣接するメディカルハウスの駐車場にしばらく掲示をしました。

いつもは、お喋りをしながら〝目に見える交流〞を行ってきました。

近くにいらっしゃるから〝いつでも交流出来る〞と少しずつ当たり前になっていたのかもしれません。

今回〝目に見えない〞形での交流となり気が付いたこと。

それは・・・

ナガヤタワーの住人さんとの交流が子ども達にとっても、私たち職員にとっても

なくてはならない大切なものになっている事。

当たり前でないんだよという『大切な事』に気づかされた出来事でした。

子ども達の「何か寂しいね」の言葉に職員も同じ気持ちでした。

 

七夕は過ぎてしまいましたが、願いを込めて・・

『早く交流出来る日が来ますように』

 

 

まふぃん上之園

寺田