一緒に遊ぶと楽しいね!

一緒に遊ぶと楽しね!

 

午前クラス(1歳~3歳)の子どもたち。

同じような遊びをしていたり、近くに居ていても、

あまり関わりが見られないのが、この時期の特徴です。(平行遊び)

保護者の皆さまからも

「どの様にしたら他の子と楽しく遊べるようになるのか?」

とのご質問が多いのもこの時期の子ども達です。

そこで今回は如何にして他児に興味を示し、子ども達同士の交流に至るのかというプロセスをご紹介したいと思います。

 

この時期の子ども達の遊び方には特徴が3つあります。

  • 一人遊び・・自分自身のイメージの世界に入り込んで遊ぶ。
  • 傍観遊び・・他の友だちの遊んでいる様子を、じーっと眺める。

友だちの遊ぶ様子を見て、自分も遊んでいるように感じる遊び方。

  • 平行遊び・・友だちの側で同じ遊びをしていても、関わりが少ない遊び方。

 

このような遊び方を繰り返し、友だちとの関わりが育まれていきます。

 

 

 

 

活動前の自由遊び中の出来事です。

その日の自由遊びは、プラフォーミング(大型積み木)。

高く積んだり、横に並べて遊んでいました。

始めは、それぞれで遊び、足りなくなったら・・・

勿論!

お友だちが使っている物を取りに行きます。

使っていた物を取られた子は怒り取り返します。

そこで、〝取らないで!〞〝使いたい!〞

とぶつかり合いが起こり、泣いたり、怒ったり大忙し。

〝自分が〞使いたいので、午前クラスの子ども達の年齢では

当たり前の姿です。

 

ですが、泣いたり、怒ったり。

取り合いばかりしていては面白くありません。

何度も、同じ事を繰り返すうちに、

〝どうすれば楽しく遊べるか〞気が付いたようです。

 

プラフォーミングを高く積み重ねていたA君。

高く積むたびにB君に取られていました。

その度に、取らないで!と怒っていましたが、

どうすればいいのか、ひらめきました!

 

それは・・・

取りに来たB君に「ここ、乗せて」と言い、

乗せて欲しい所を指差す事。

結果は・・・ 大成功!

指差す所に乗せてくれました。

上手く乗せる事が出来、顔を見合わせ〝にっこり〞と笑う2人でした。

その日は、もう一つエピソードがありました。

自分から友だちに関わっていく事が、少し苦手なC君。

プラフォーミングを4個並べて座り、友だちが遊ぶのを

笑顔で見ていました。

そこへ、B君が来て同じように並べ一緒に座っていました。

ポケットを見せ合ったり、笑顔を交わしたり。

言葉は少なくてもお互い通じ合い、

その場は〝ほんわか〞した暖かい空気に包まれていました。

この時期子どもたちは、物を介したやり取りや、

近くにいる友だち同士同じ動作や表情をして面白がったり、

顏を見合わせ笑い合ったりするなど、関わって遊ぼうとする姿

見られるようになります。

この経験を積み重ねる事で

・周囲の友だちに興味や関心を高める。

・自分から働きかけて関わろうとする。

ようになってきます。

 

この年齢の子ども達は、まだ、自分と他者と気持ちの区別が出来にくい

為、自己主張をしたり、トラブルも多く見られます。

ですが、友達との関わりを深めていく中で大切な経験です。

その繰り返しが、場に応じた適切な行動や、伝え方があるいう事を

遊びの中から学んでいっています。

「子どもは子どもの中で育つ」

改めてそう感じる出来事でした。

 

まふぃん上之園   寺田