今年にかける(書ける⁇)おもい~書き初め~

新しい年を迎えて、元気よく来所した放ディの子どもたち。今日の活動は書き初めを行いました。

習字を経験したことのない低学年の子どもが多い中、書初めの由来や、道具をどのように扱うか?等、みんなで学習をしました。

また、今年の目標をひとりひとり決め、慣れない筆を握り思い思いの「今年の目標」が書きあがりました。

 

まふぃん流、書初め

 まふぃんの書き初めは、習字の学習と違って、字を上手く書くための文字指導はしません。

今回は、文字を上手く書くことが目的ではなく、

・実際の道具を見たり触ったりして五感を使って感じること。

・初めて使うものをどうしたらよいか考えること。

・紙にあった文字の数や墨の量を経験を通して自分で考えること。

・墨が手や紙について汚れてもこだわらずにできること。

・筆圧や運筆に気を付け、紙が破れないように文字を書く(力の調整)

などを目的としました。

 

書き初めの由来

元旦に初めて汲んだ水を神棚に供えた後、その水で墨をすり、その年の縁起の良いとされる方角に向かってめでたい歌詞を書いていたことが由来とされ、1月2日に行うのが風習となっています。

 

 

小学校では、3年生から習字の学習がありますが、この日は1・2年生が多く、習字の道具を知らない子どももいたため、先ずは道具の説明です。

 

硯・文鎮の名前や役割は3・4年生がしっかりと覚えていました。

 

「この黒い四角いものは何だと思う?」

 

 

硯の海(水を受けるへこんだ部分のこと)に元旦に汲んでおいた水を入れて、陸で墨をすります。

透明の水がどうなるのか。様子をじっと見守る子どもたち。

紙に書いてみると…

 

「おぉ~!水が墨になった。」

 

 

四角い黒い塊が墨ということを初めて知ったようでした。

「本当はこうやって墨をすって書くんだけど、今日は墨汁を準備してあるからそれで書こうね」

 

 

筆は、1・2年生も使ったことがある絵の具の筆と比較します。

毛筆を初めて使う子どもたちも、絵の具の筆と比較することで、どれくらいの太さで書けるのかを想像します。

 

次に、和紙を実際に触ってみます。

 

日ごろから感触遊びの活動をしているので

「いつも使っている紙よりやわらかい」

「つるつるした面とザラザラした面がある」

「表と裏があるんじゃない」

などの意見が多く聞かれました。

 

いざ、書初め

さあ!道具が分かったところでいよいよ書き初めのスタートです。

 

まず、一年の目標を決めます。

 

 

書き初めでは四字熟語が多いですが、ここでの文字数は自由。

たたし、書き初めをする四つ切りの習字紙(縦に長いもの)と筆を見せて、

「この紙にこの筆で書けるように考えてね」

とだけ伝えました。

日ごろ、認知機能強化の「みる力」をコグトレでトレーニングしている子どもたちに、

紙や筆の大きさを見て文字数を考えることがねらいです。

 

 

初めて習字をする1・2年生が多いので、硯の海と陸の役割を教えて、筆に付ける墨の量を違えて試しに線を書いて見せます。

 

「墨の少ないカサカサの線」「墨をたっぷり付けたにじんだ線」

筆につけるには、どれくらいの墨の量がいいのかお手本を見ながら自分たちで考えていきます。

 

 

紙と筆のバランスを考えずに自分の目標をついつい長い文章で考えた子は、最後の言葉までかけずに困っていましたが、

一枚書いた後に、文字の大きさを調整していました。

 

 

四つ切りの紙は下敷きよりも長いので、ここでも知恵を絞らなければなりません。

上から書かずに、半分の下から書く子。

向き合っていた友達とぶつからないように、場所をずらして書く子。

思い通りにいかないスペースや、いつもと違う紙や筆に四苦八苦しながらも、途中で諦めることもなく時間いっぱい集中して書いていました。

 

最後は、自分の書いたものの中からよくできた1枚選び、みんなの前で発表します。

一年の目標を発表する子どもたちの顔は希望に満ちて輝いていました。

 

皆さまにとっても今年一年が素敵な年になりますように…

 

まふぃん錦ヶ丘  田尻