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2022.04.30

ブログ

ほんとにできた!(錦ヶ丘)

以前の小麦粉粘土作りで、「強力粉」・「中力粉」・「だんごの粉」の粉の違いを知った子供達。

(その様子はこちら→https://muffin.tonohara.org/info/article_10447.html)

 

「うどんを作ってみたい」という食いしんぼう達の発言を受けて、感染対策を十分留意しながら、うどんを作りに挑戦しました。

おいしいうどんを食べることができたのでしょうか?

 

◎小麦粉50gはかる

今回、自分のうどんは自分で作ります。おいしいうどんを作るためには、しっかり計量するように伝えました。

 

低学年は、スケール(電子はかり)で、はかりました。

容器を置いたら「0」にセットして、小麦粉50gぴったりを目指します。

重さが50g近くになると微妙な調整が必要。

お兄さん方に見守られながら、メモリを見る表情も真剣です。

 

3年生以上は、上皿はかりを使ってはかりました。

こちらは、容器の重さに小麦粉50gをプラスして計測。

それぞれ容器が違うので、自分の容器の重さ+50gを計算してから小麦粉を入れていきます。

 

宿題の算数プリントなどで、面倒な計算があると手が止まって「やりたくない」と言う子も、自分のうどんを作るためなら話は別(笑)。

一生懸命計算して、小麦粉を入れていました。

 

◎こねる

いつもはグループで大きなタライの中でこねますが、

今回は、粉に水を入れながら、自分のボウルの中でこねます。

いつも使っている大きなタライに比べてずいぶん小さなボウル。

ボウルから粉が飛び散ると、その分自分の食べる量が少なくなるため、普段はダイナミックに混ぜる子も、慎重に混ぜる様子が見られました。

 

ベタベタの感触が少し苦手な子は、グループで作る時には他の子に任せてしまうこともありますが、今日は自分のうどんを作るために、ベタベタの感触を嫌がる事もなくしっかりとこねる姿が見られました。

ベタベタだった粉を根気よくこねていくと、次第にまとまってきます。

「ここでしっかり混ぜることがおいしいうどんを作るポイントです。」

と伝えると、

「手が疲れた~」と言っていた子も、手を止めることなく、最後までしっかりこねる事ができました。

1年生もよく頑張りました!

 

◎伸ばす

生地を麺棒やラップの芯を使って伸ばしていきます。

まず、職員が見本を見せました。

「打ち粉をしたら生地が麺棒にくっつかないよ。」

とだけ伝え、どんな風に伸ばしたらいいのかはあえて伝えずに…。

それでも、じっと見て学び、打ち粉をする姿はうどん職人そのもの!

 

よく見ていた子は、十字に伸ばすとよいことに気がついたようです。

 

◎きる

以前の活動で、小麦粉粘土を茹でると膨らんだ事を思い出した子が

「細く切った方がいいよ」

とアドバイスしてくれました。

まふぃんクッキングや家庭で包丁を使った経験のある子は、「猫の手」もバッチリ!

 

◎ゆでる

もうすぐうどんの完成です。

自分が作ったうどんが、ちゃんとできるのか、ドキドキしながら見ていましたが、沸騰したお湯に入れ、茹でている様子を

「うどんが踊っているみたい」と表現する子もいました。

 

10分ほど茹で、お湯から取り上げて流水で洗い、うどんができあがりました。

 

◎食べる

まずは、そのままで食べてみました。

はじめは恐る恐る口を付けていた子も、

「うどんの味がする」

「本物のうどんだ!!」

「小麦粉からうどんができるんだ」

「ほんとにできた!!」

いつもの小麦粉粘土がうどんに変身!子供達も大興奮!

そのまま食べる子、めんつゆをつけて食べる子。いつもは食の細い子も、自分で作ったうどんは格別だったようで、ペロリと完食していました。

 

◎ふりかえり

今日の活動を絵日記に記録し、発表しました。

絵日記に、うどん作りの工程を熱心に書いていた子から、後日、「日曜日に、家族でうどんを作って食べたよ。」と、うれしい報告もありました。

 

強力粉・中力粉・団子の粉の小麦粉粘土から発展したうどん作り。次は、強力粉を使ったパン作りや、「お米プロジェクト」で出来たお米を使っての団子の粉作りなどに挑戦したいそうです。

自分達が「やりたい」ことだから、苦手な計算や感触も頑張ってみようかなと思えたり、友達のアドバイスを素直に聞けたり…。

これからも子ども達の「やってみたい」から学びの力を引き出せるように、体験を通しての気付きや意欲を大切にしていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 田尻

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