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2022.05.21

ブログまふぃん錦ヶ丘

まるめる!ちぎる!ねじこむ??(錦ヶ丘)

先日、児童発達支援の子ども達で新聞紙遊びを行いました。

大きな新聞紙を両手で丸めたり指先を使って縦に破いたりしながら手指の巧緻性を高めることがねらいの一つです。

 

手指の巧緻性とは・・?

一般的に手や指先の器用さを表すものです。

巧緻性が高まると細かい作業がやりやすくなり、例えば洋服のボタンを留める、靴のひもを結ぶなどの生活に関わる動作がスムーズにできるようになっていきます。

 

スプーンや箸をまだ上手に使えない子や、洋服のボタンやチャックを上手くできない子。巧緻性を高めることでそれらの動作が上手くできるようになり、苦手意識を持つことなく生活を送れたらいいな、という思いからの今回の活動です。

 


新聞紙遊びスタート!

この日のねらいは、

〇指先を使った細かな動きを獲得する

 

まずは段ボールで作った枠の中に新聞紙をいっぱいに敷き詰め、自由に遊んでもらいます。

ぎゅっと丸めてボールにして投げる子、指先を使って慎重に長く千切ったものを自慢する子、偶然開いた穴から向こう側にいる友達を見て大笑いする子。

遊び方は人それぞれ。

 

次に登場したのは段ボール。

「この箱いっぱいに新聞紙を入れてね」と伝えると両手に新聞紙を抱え、どんどん入れていきます。箱が満タンになったところで上から

バッサーーーー!

頭から新聞紙をかぶった子たちは大笑い。楽しいね。

他の子と遊ぶのがちょっと苦手な子もいますが、やりたいから近くで遊び、隣の子と大笑いしながら一緒に『もう一回!』という顔で次を待つこともできました。

 

次は子ども達の前で

『ブスッ、ブスッ』

とランダムに2㎝ほどの穴を開けていきます。

 

『何が始まるの??』といった表情で見ていたので

「この穴から新聞紙を入れてみて。さっきみたいにたくさん入るかな」と伝えます。

 

上からバッサ―!をまたやりたい子ども達。でもどうしたら上手く入れられるのかが分からない様子。

すると一人の子が新聞紙を穴の中にねじ込んでいく姿があり、他の子達も「なるほど・・」と真似してドンドンねじ込んでいきます。

先程までの豪快な動きとは違い、親指や人差し指などの指先を使いながら新聞紙をねじ込んでいく姿があり、最初はただ入れようとするだけだったのに、『もっとたくさんいれたいな!』と先の方をねじって入れやすさを工夫する姿もありました!

それまで全身を使ってダイナミックに遊んでいたのがウソかのように、静かに、そして最後まで集中して取り組んでいました。

 

ただ小さい穴に入れるだけなら、苦手な子は『やりたくない』を選ぶかもしれません。

でも、その前の活動で新聞紙をかぶって楽しかった思いやそれをもう一度やりたいという思いから、苦手な事も忘れ、指先を使ってねじ込んでいく動きがたくさん見られました。

 

小学生になると

・掃除の雑巾を絞って広げて干す

・靴やカバンのひもを結ぶ

といった生活動作の他に

・文字を丁寧に書く

・家庭科の授業で裁縫を行う

といった学習に関わる場面も出てきます。その時の困ったな・・が少しでもなくなるように指先を使った活動を行っていきます。

最後にみんながねじ込んだ箱をひっくり返してみると、「パラパラ~」と思ったよりも少ない量の新聞紙・・・

みんな呆気に取られていました💦

次はもっと入れられるように頑張ろう!

 

まふぃん錦ヶ丘 今屋

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