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2023.03.27

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3月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)

春は別れと出会いの季節。

毎年この季節が来ると思い出す一人の女の子がいます。女の子と言っても、私が児童養護施設で勤務していた20年ほど前に高校生だったので今では立派な大人ですが。

 

児童養護施設には、様々な事情で家庭で暮らすことができない子ども達が生活をしています。そこで出会った彼女は大人の私たちを寄せ付けず常に反抗し、なかなか心を開いてくれませんでした。

私は彼女と何度もぶつかり合い、お互い涙を流しながら一晩中何度も何度も語り合ったこともあります。反抗心から施設を飛び出した寒い冬、夜通し思い当たる場所を探したこともあります。寒くないだろうか、事故や事件に巻き込まれてないだろうか、どうかどうか無事でいてほしいと祈りながら探し回りました。帰ってきた時にはどんな説教をしてやろうかと考えていましたが、実際には思わず抱きしめて「おかえりなさい」と心の底から安心したのを覚えています。

 

彼女は高校卒業後、自分の夢を叶えるべく東京に旅立っていきました。ちょうど、桜が咲き始める季節でした。その時に彼女からもらった手紙にこんなことが書いてありました。

 

「こんなにも私の人生に真正面からぶつかってきた大人は初めてです。

私も覚悟を持って働く大人になります。そして絶対に幸せになります。」

 

あの頃の私は、決して覚悟を持って彼女の人生にぶつかっていこうとしていたわけではないと思います。きっと、覚悟を持つことの意味を聞かれても答えることはできなかったと思います。ただ、彼女のこれからの人生が幸せなものになって欲しい、そう願っていたことには間違いありません。

 

一人の大人の関わり、言動が子どもの人生に大きく影響する意味が最近になってやっと分かる気がします。まふぃんでも、大人の関わり方次第で子ども達が変化する姿を幾度となく見てきました。今、子どもの目の前にある問題を先送りにしてしまったら、子ども達の成長と変化のチャンスを大人の私たちが奪ってしまうかもしれません。子どもの幸せを願うのならば、大人も覚悟を持って関わっていかなければいけませんね。

 

この春、まふぃんを卒業となる子たちが数名います。卒業していく子ども達のこれからの生活で、まふぃんで経験したことが自信となってくれていたら嬉しいです。

私たちは子ども達が社会に出ていく上で少しでも困りごとがなくなって欲しい、自分も周りも傷つけない人になって欲しい、自分自身を肯定的に捉えたくさんの夢や希望を持った大人になって欲しいと思っています。これからも子ども達の今と未来に覚悟を持った支援を行っていきます。

今年度もまふぃん錦ヶ丘へのご理解ご協力ありがとうございました。令和5年度も保護者の皆様と一緒に協力し合いながら、子ども達のためによりよい療育施設を目指してまいります。

 

まふぃん錦ヶ丘 吉村

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