11月の土曜日、放課後等デイサービスの子ども達が地域清掃活動に参加しました。

今回の活動は、吉野地区の福祉施設で構成されている『さんさん会』の方々が、昨年まふぃんの子達が参加した時の様子を見て、「また一緒にやりませんか？」とお声掛けしてくださったのがきっかけです。

 

・地域の中でたくさんの人と関わりながら過ごしてほしい

・初めて会う人とも挨拶をしたり声を掛け合ったりしてコミュニケーション力を高めてほしい

と思っているまふぃんとしては、とてもありがたいご依頼。喜んでお引き受けすることにしました。

 

いざ、清掃へ

昨年は、初めて参加するということもあり、子ども達が一生懸命清掃に取り組めるように職員が主導して行動していました。

しかし、『自分達でやるべきことを考えながら率先して取り組んでほしい』という思いから、今年度は、職員が主導したり補助したりするのではなく、自分達で動いたり困った時に周囲の子と相談したりして解決してほしいことを伝え清掃場所に向かいました。

掃除場所は、まふぃんの活動でも利用したことのある御所覧公園。

 

近くで見ると思った以上に落ち葉や枝が散らばっており、子ども達も目についた場所から始め、どんどん袋に詰めていっていました。

一通り自分達の掃除場所をやり終えると、あたりをキョロキョロしながら

「あっちの階段の上も見てみよう！」

「向こうはたくさん人がいるから、奥の方はどうかな？」

と自分達で考えながら動く姿が見られました。

 

途中、近くにいた大人から「この葉っぱも袋に入れてくれる？」と声をかけられた子もいました。

すると、

「分かりました！」

と言って駆け寄り、積極的に袋に入れていく姿が！

また、ペットボトルなどのゴミを分別する時には、大人に交じって一緒に分別を手伝う姿もありました。

少し気恥ずかしそうにしながらも、初めて会う方とも言葉を交わしながら協力して清掃する姿はとても立派で、近くで見ていた方からも「ありがとう」「えらいねぇ」と声をかけられて、より一層意欲的に取り組む様子が見られました。

子ども達は、普段からまふぃん内外でお手伝いに取り組み、場に合った立ち振る舞い方や相手に伝わる言葉で伝える、といった経験をたくさん積んでいます。

今回の地域清掃活動を通して、今までの経験を発揮して清掃を頑張るだけでなく、何気なく過ごしていた場所を違う視点で見たり、地域で暮らす人達との交流を持つこともできました。一緒の活動に取り組み、会話を交わしていく中で、地域のことを教えてもらったり自分達が知らなかった歴史にも興味を持ってくれたら嬉しいです。

 

時にはまふぃんを飛び出して、少し緊張や不安もありながら人と関わる上で必要な経験を積むことができる活動は、今後も大切にしていきたいです。

最後に代表の子が挨拶をして終了。さんさん会の方からも「次もぜひ参加してください」とのお声掛けをいただきました。

帰る前にはおやつをもらうこともでき、子ども達も思いがけないご褒美に思わず笑みがこぼれました。よく頑張ったね！

 

まふぃん錦ヶ丘

今屋