お知らせ

2025.07.31

ブログまふぃん錦ヶ丘

人と関わる力(錦ヶ丘)

昨年度、認定こども園錦ヶ丘で活動を行い、子どもの定型発達について学びました。

その中で、幼児期は「人としての根っこ・土台」を築く大事な時期である事、子ども一人一人の発達の段階を理解し、より細かな支援を行う事が大事だと分かりました。

児童発達支援、放課後等デイサービスでは、昨年度より「5領域」を含めた総合的な支援を提供することが運営基準にも明記されています。私たちはこの5領域の面から子ども一人一人の発達段階を見てその子に合った支援を行います。

5領域とは

療育における「5領域」とは「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」のことをいいます。子どもの発達を促すには、身体的な発達だけでなく、社会性や感情面等、様々な側面からバランスよく支援する事が大事です。

質の高い療育を提供する為に、個別支援計画に5領域に基づいた目標を立て、支援を行っています。

「人間関係」の支援について

今回は、「人間関係」の支援内容について紹介します。

「人間関係・社会性」のねらいは、以下のものがあります。

・他者との関わり(人間関係)の形成

・自己の理解と行動の調整

・仲間づくりと集団への参加

「人間関係・社会性」では、子どもが人と良好な関係を築き、社会生活に必要なスキルを身につける事を目的としています。

まふぃんでは、友達との関わりが少ない、物の取り合いになって叩いてしまう、なかなか譲れない‥等、といった課題を持った子ども達が通所しているため、友達との関わりを広げながら、適切な関わり方を身に付けられるように支援しています。

まふぃんの4・5歳児のクラスでは、物や場所を一緒に共有できるような環境作り、友達と一緒に取り組めるような場面を作っています。

人数より少なめの道具を出し、場所や物を取り合いの場面を意図的に引き出すこともあります。

「どいて!」と手が出そうになる時には個別に対応し、落ち着いてから遊びに戻れるようにしています。

思うようにいかない経験を何度も繰り返す事で「自分のやりたい事ばかり通らない」という事に気づき、感情のコントロールや折り合いの付け方を身に付けられるようになっていきます。このような経験を積んでいきながら、今では友達と仲良く遊ぶ姿が増えてきました。

定型発達の視点でいくと4・5歳児は

・グループ活動に取り組む

・話し合いで取り組む

といった発達の段階をたどって成長していきます。気持ちの折り合いの付け方や感情のコントロールを身に付けてきた子ども達は、チームで協力して取り組まないといけないような活動を行っています。最初は一方的な関わりでしたが、少しずつ「こうしようよ」と相手の話を聞けるようになってきています。

まふぃんでは小集団の中で子どもたち同士の関りを大事にしながらで支援を行っています。小学生以降になると、さらに人と関わる機会が増え、人間関係も複雑になっていきます。仕事や学校、地域社会など、どこにいても何らかの形で人と関わります。将来子ども達が社会に出た時に、良好な人間関係を築いていけるように、今後もまふぃんでは支援を行っていきます。

 

まふぃん錦ヶ丘

亀澤

参考文献

・乳幼児の発達と保育研究会著、「3.4.5歳児の発達と保育 乳幼児の遊びと生活」

・厚生労働省「児童発達支援ガイドライン」

 

お問い合わせ

児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

まふぃん(上之園町)

TEL 099-250-9361

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

まふぃん錦ヶ丘(吉野町)

TEL 099-210-7840

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

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