お知らせ
2020.05.02
ブログまふぃん(上之園)
初めての個別療育!
5月の風が、爽やかな花の香りを運んでくれるようになりました。
ナガヤタワーには、大きいこいのぼりをあげており、とても気持ちよさそうに泳いでいます。
さて、今週は子どもの人数が少なかったので、個別療育を行いました。
普段、まふぃんでは小集団の療育を行っているので、個別療育は初めての試みです。
個別療育に参加した利用児は、来年就学を迎えるAさん。
1人の参加という事もあり、今回の個別支援は就学に向けた支援を行うことにしました。
就学までに身につけておきたい力とは、どのようなものがあるのか?
調べてみると・・・。
・ひらがなを書く
・鉛筆を正しく持つ
・手先の器用さなど
このほかにも身につけておきたい力はたくさんありますが、今回はこの3つに着目をして活動を行いました。
①なぞり書きの練習
ひらがなの練習の前に、まずは鉛筆を思い通りに動かせるようになることが大切です。
例えば「へ」のひらがな。簡単に書けるように見えますが、実はジグザグ線が書けるようにならないと、上手く書くことができません。
また、「あ」のひらがな。これは、直線だけではなく丸みを帯びた線も書かないといけないので、なぞり書きができないと、とても難しいです。
そういったこともあり、まずは、うずまきや直線など色んな線を書く練習を行い、思い通りに線が書けるようにしていきます。
初めは、線をまっすぐ書くことができず、線がぐにゃぐにゃだったAさん。
「ゆっくり書いてみてね」と声を掛けたり、一緒に線を書いたりしたことで、最後は枠からはみ出ないように線を書くことができました。
また、なぞり書きの練習では書くだけではなく、鉛筆を正しく持てるようになることも目的としています。
その為、子どもが鉛筆を持つ時は、正しい持ち方を言葉で説明するのではなく、一緒に鉛筆を握って、正しい持ち方が分かるようにしています。
②ハサミの練習
先ほど、就学するまでに育てたい力の1つとして「手先の器用さ」が挙げられていました。
その為、今回はハサミを使った活動を行いました。
最初、まっすぐの線を切ってもらうと、うまく切る事ができず、ギザギザになってしまいました。
ハサミを器用に使う為には、まずはまっすぐ切る練習が必要です。
、
その為、ハサミをを上手く使う為の練習を行いました。
このとき、ハサミをチョキチョキと動かすのではなく、ハサミを開いたままスーッと切る練習を行いました。ハサミで紙を切る時の感覚を覚えられるように何度も切っていきました。
そして、最後にまっすぐの線を切ってもらうと・・・。
最初の時より綺麗に切る事ができました。
今回初めて行った個別療育。1対1のマンツーマンで行ったので、普段の集団療育では見られない発達の様子や課題を知ることができました。
これをまふぃん内で把握するだけではなく、Aさんが通っている幼稚園にも情報を伝えて、支援の統一化を図っていきたいです。
あと、今回行った活動は自宅でもできる内容になっているので、どのように活動を行ったかを保護者の方にも詳しく伝えました。
自宅でも簡単に行えるので、保護者の皆様もぜひやってみてください!
まふぃん上之園 亀澤
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