お知らせ
2021.07.15
ブログまふぃん(上之園)
住人さんの優しさ ~七夕に願いを込めて~
〝ナガヤタワーの住人さんと、お喋りをしながら作れますように〞
と、短冊にお願いを書いた昨年の『七夕』
今年も、新型コロナウイルスの影響で、〝お喋りをしながら〞
作る事は出来ませんでした。
ですが、昨年同様、ナガヤタワーの住人さんに、願い事を書いてもらい、七夕飾りを一緒に作ろう
という事になりました。
今回の交流のねらい
『友達の考えを聞きながら、協力して作る事が出来る(コミュニケーション)』
『直接交流が出来なくても、相手の事(ナガヤの住人さん)を想いながら
作る事が出来る』
お願い事を書いてもらう。と意見はでましたが、話が先に進みません。
「去年は、色画用紙に笹を描いたよね」
「今年も笹にする?」
「えっ!また笹?」
話し合いは平行線。イメージがつかない様です。
そこで、七夕の絵本を読み聞かせする事にしました。
すると、彦星と織姫が会う『天の川』の場面で、
身を乗り出し「おっ!」と歓声を上げました。
『天の川』にしよう!
全員一致で、天の川を描き短冊を貼る事に決定。
星が沢山集まり、川のように見える天の川。
「天の川は、キラキラの折り紙で貼ろう!」
「そしたら綺麗だよ」
子ども達は、〝どのようにしたら綺麗に見えるか〞〝住人さんが喜んでくれるか〞
一生懸命考えます。
「星が出ている時の空は、夜だから黒で色を塗ろう」
「でも、銀河ぽいから黒より青に近いかも」
意見を出し合い、決めていきました。
以前は、話し合いになり自分の思いが通らないと
「何で!」「僕は(私は)~したい」
と、譲れない姿や怒ったり拗ねる姿が多く見られていました。
しかし、今では冷静に相手の話を聞き、受け入れたり、
意見を言う子も〝何故そうしたいのか〞理由を伝える事が出来るようになってきました。
話し合いの目的は、『いろんな意見を皆で出し合い、どのようにするか決めていく』です。
結果は、自分の思いと違う事があります。
このような時に、「自分のしたいこととは少し違うけど、まっ、いいかぁ」と
人の意見を受け入れる力は『柔軟に対応をする力』にも
繋がっていきます。
学校生活や社会生活を送る中で、早めに身に付けておきたいですね
数日後、お願い事を回収にナガヤタワーに行くと、
子ども達が作ったポストに、沢山の短冊が入っていました。
「うゎ!いっぱいだ!」と
短冊を集めて嬉しそうに見せるAちゃん。
どんな、お願い事が書いてあるのかな…
- ご紹介します。
・まふぃんのみなさんと交流出来ますように。
・まふぃんのみんなが元気になりますように。
・まふぃんのみんなが健康で笑顔でいられますように。
・まふぃんのみんなの夢が叶いますように。 etc.
ナガヤの住人さんが書いて下さった短冊には、
まふぃんの子ども達の事を想う〝温かい言葉〞〝やさしさ〞に溢れています。
子ども達も、その短冊の言葉を読み
「僕(私)たちの事が沢山書いてある」
「一緒に作りたかったね」と、
住人さんの〝優しさ〞〝想い〞が
しっかりと伝わった瞬間でした。
お喋りをしながら行う、積極的な交流が難しい今。
今だからこそ、このような形での『心と心の交流』を
大切にし、関わりを深めていきたいと思います。
子ども達には、このような地域の方たちの温かい眼差しが欠かせません。
人との繋がり、様々な年齢の方との交流が社会性だけでなく
子ども達の『心の成長』にも欠かせない大切な経験です。
出来上がった、七夕飾り。
ナガヤの玄関に飾りました。
みんなの願い、叶いますように!
まふぃん上之園
寺田
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