お知らせ
2024.06.25
ブログまふぃん錦ヶ丘
就学教育相談保護者説明会
6月8日、年中・年長児の保護者を対象に、就学教育相談保護者説明会を行いました。
鹿児島市教育委員会学校教育課指導主事をされている小城様にお越しいただき、就学教育相談の流れや学びの場についてなど、説明していただきました。
就学教育相談について
就学教育相談とは、子どもがよりよい教育を受けるために、保護者が心理や教育の専門家に相談し、その子にあった就学先を一緒に考える会のことです。その場で就学先が決まるというわけではなく、特別支援教育審議会の中で決定し、判断結果が通知される仕組みになっています。相談時間は20分程度とあまり長くありません。短い時間の中でその子の就学先の検討を進めていくので、事前に家庭・通園先・療育施設が情報を共有し、就学に向けての意思確認をしておくことでスムーズな相談に繋がっていくとのことでした。
判断結果をもとに、就学先を決めていきますが、判断結果が希望する学級や学校でない場合もあります。例えば「特別支援学級」を希望していたが、「通級指導教室」の判断結果が出た場合、変更をすることはできません。また、「自閉症・情緒支援学級」を希望していたが、「知的支援学級」と判断された時も、判断と異なる障がい種の学級に入級することはできません。医者・大学教授・特別支援学校関係者などの専門家が就学教育相談での情報を基に判断をしているので、判断結果は総合的なものとなります。
「小学校うまくやっていけるかな?」「大丈夫かな・・」と不安になることがあるかもしれませんが、まふぃんでは就学前に小学校や特別支援学校と、どのような配慮をしたら子ども達が安心して学校生活を送れるかを情報共有しています。
学びの場について
就学先の選択肢として、通常学級・通級指導教室・特別支援学級・特別支援学校があります。
【通級指導教室】
通級指導教室は、言語面、聴覚面、情緒面など、子どもの困りごとに応じた指導を受けることができ、通常学級に在籍しながら、週に1回(2~3時間)参加します。通級指導教室の指導で改善が見られたら終了となります。
【特別支援学級】
特別支援学級は、週の半分以上特別支援学級で授業を受け、学ぶことが可能なものについては通常学級で受けることができます。少人数のクラスなので、国語や算数などの教科を個別で丁寧に教えてもらえると思われがちですが、特別支援学級は学びや生活上の困りごとを改善することが目的です。困りごとが改善された時は、通級指導教室や通常の学級への変更を検討していきます。
【特別支援学校】
特別支援学校には専門の資格を持った職員が在籍しており、1クラス児童が4~5名に対して教員が2名くらいつきます。特別支援学級は、1クラス児童が8名に対して教員が2名くらいなので、手厚い支援を受けることができます。授業では、卒業後の視点を大切にし、自立と社会参加に向けたカリキュラムが設けられています。
実際に各学校や学級を見学し、授業中の雰囲気や支援内容、などを確認されてみてもいいと思います。
説明会では子ども達の就学先を検討するにあたり、大切なことは「主人公は子ども」であること、と何度も話されていました。
子ども達がいきいきと活動をし、できたという喜びや達成感を味わえる場所はどこなのか。安心して自分らしく過ごせるには、どの学びの場が良いのかということを考えながら、就学先を選択してほしいとの事でした。
最後に、入学までに準備しておきたいことのお話がありましたが、早めに通学路の確認をして保護者と一緒に歩く練習をしてほしいとの事でした。季節によって様子が変わってくるので、季節の変化を感じながら楽しく歩く練習をしてみてもいいかもしれませんね。
まふぃんでも、就学に向けてどんな力が必要かを考え、困った時の発信やコミュニケーション力、感情のコントロールなど、これからも支援していきたいと思います。
就学教育相談について、就学について、心配なことがありましたらいつでもご相談ください。一緒に考えていきましょう。
就学教育相談担当
まふぃん:今屋
まふぃん錦ヶ丘:亀澤
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