お知らせ
2024.11.16
ブログまふぃん錦ヶ丘
石ころ拾い(錦ヶ丘)
こども園の園長先生から「新しくなった園庭の石ころ拾いをしてほしい」と、お手伝い隊に依頼がきました。
急ぎの依頼です。登園した高学年のAさんに相談すると、「やります!」と心強い返事が。「今日の活動は“石ころ拾いに決定!” それまでにみんなにわかるようにBさんと一緒に準備をお願いします」とまふぃんの園長先生からお願いされました。
何から始める!?
これまでのたくさんのお手伝いを経験したAさんです。まず初めに言葉に出てきたのは「どこの石を拾うのか確認しなきゃ、電話をして聞きたい」でした。
「そもそも何で石ころ拾いをするのだろう?」
「理由も、時間も、聞かないと!!あと何がある・・??」Aさんの頭の中で疑問がたくさんわいてきたようです。メモ用紙に聞きたい事を書き出し電話をかけました。これまでの電話対応の経験から、事前に聞きたい事をまとめ、電話のやりとりの練習をしてから電話をかける、という習慣ができています。1年生のBさんはその様子を熱心に見ていました。
「わからないことがあるので今から聞きに行ってもいいですか?」と聞くと、OKの返事をいただきました。
質問力・説明力
こども園の園長先生を訪ねると「園庭の下見に行こう」と提案され、園庭へ移動です。石ころを拾う範囲を確認しました。
「何かわからないことある?」と聞かれると「どうして石ころ拾いをするのですか?」「拾った石はどこに捨てるのですか」「どれくらいの大きさの石を拾えばいいですか?」と疑問に思ったことを次々に聞いていました。園長先生とのやり取りは実にスムーズで、とても頼もしい2人でした。みんなに伝えられるかな?と問われると、「大丈夫です!」と心強い返事が。石ころ拾いへのやる気が一段と高まっていました。
まふぃんに帰った2人は、みんなにわかりやすく説明するためにボードになにやら書き始めました。
場所、日時、目的などを、下級生と分担をしてわかりやすくまとめていました。絵、地図、文字など伝える方法はいろいろです。子どもたちのアイディアには本当に驚かされました。
いざ、石ころ拾いへ
広々とした園庭に着くと、リーダー役の2人は自信を持って石を拾う範囲や道具のことを説明しました。
「園庭で遊ぶ子ども達が転んで怪我をしないように、たくさん拾うこと」の目的をしっかりと説明して、石ころ拾いのスタートです!
2チームに分かれてどちらがたくさん拾えるか競争しました。
「ここは赤ちゃんが良く通る所だ、拾わないと」「こんな大きなのが落ちてた、危ない危ない」「こっちにたくさんあるよー」子ども達の掛け声があちこちで聞こえました。
30分の活動時間はあっという間に過ぎてしまいました。「もっと拾いたい」「またしたい!」と言いながら園庭を後にしました。
石ころ拾い 第2弾へ
振り返りの時間「どうだった?」の問いかけに、一番最初に出た意見は
「人手不足」
「全然人が足りない」
でした。そのためにどうしたらいいのか、話し合うと「アフタースクールの人にもお願いする」「上之園のまふぃんの人たちにも来てもらう」などの意見が出てきました。「いいね、いいね!!」みんながうなづいていました。子どもたちの意見からまた新たな面白い活動へと発展していきそうです。
お手伝いの先に
まふぃん錦ヶ丘ではこのように同法人内の施設からいろいろなお手伝いの依頼が来ます。それらは、子どもたちが社会の中で自立して生きていくための力を育てるための仕掛けです。
今回の石ころ拾いでは、園庭で遊ぶ赤ちゃんや子どもたちのために行動すること、どのようにするか話し合うこと、みんなで協力しやり遂げること、などなどいろいろな要素が含まれていました。この経験は、家庭や学校、地域の中で困っている人や問題が生じた時に、「自分にできることはなんだろう」と考え、「どうしたら解決できるか?」という問題解決していく力に繋がっていくことでしょう。
これからも、お手伝いなどの頼まれごとを最後まで責任を持って取り組むことや、生活している中の小さな困り事をスルーせず、話し合い、自分の意見を伝えたり相手の意見を聞き入れたりすることができるように支援していきたいと思います。
石ころ拾いの第2弾はどう展開していくのか、楽しみです。
まふぃん錦ヶ丘 末吉
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