お知らせ
2020.07.11
ブログまふぃん(上之園)
水害に備えて(まふぃん上之園の取り組み)
こんにちは。
まふぃん上之園の園長、廣田です。
大雨により熊本に続き福岡・大分も甚大な被害が発生しております。
ここ鹿児島も鹿屋では総雨量が1000㎜超えと平年7月1か月分の3倍に達しております。
天気予報を見ますと来週以降も激しい雨の予報になっている日もございますので皆様、どうかお気をつけください。
昨年の今頃でしょうか?
県内各地で大雨特別警報が発令され、各地域の雨量観測所で観測史上1位の雨量を記録しました。
普段は穏やかな甲突川も一時は氾濫注意水位に達し、茶色く濁った水が橋の欄干に勢いよくぶつかる様を見て不安に感じました。
携帯電話には「土砂災害情報」「大雨洪水警報」がひっきりなしに届き、公共の交通機関もストップしていたのをよく覚えています。
昨年の大雨で増水した甲突川の様子。
こういった状況で思い出されるのが、平成5年の8.6水害です。
ここ上之園町でも1~2mの浸水被害がありました。
そういった過去の事例も踏まえ、まふぃんは鹿児島市の洪水時浸水想定区域に指定されています。
近隣の福祉施設同様、まふぃんでも避難確保計画を策定し、年2回の水害訓練(洪水編、津波編)が義務付けられ昨年度から実施することとなりました。
そこで今回は大雨や津波が来た際にまふぃんがどの様な対策を具体的に行っているか、少しご説明したいと思います。
まずは3月に行った洪水編の避難訓練。
この日は雨模様でしたが、より実践に近い避難訓練を実施できました。
今回の設定は「甲突川が大雨で氾濫し避難が必要なこと」とし、併せて「水がひいたあとの移動経路の確認」を行いました。
避難方法は以下の手順です。
- 外の様子を確認しながら避難準備。
- ナガヤタワーの2階へ避難。
- 水位が低下した想定で甲南福祉会館
事前に子ども達には知らせず、抜き打ちの訓練となりましたがパニックになることもなく誰ひとりしゃべらず、落ち着いて避難することができました。
私も実際に甲南福祉会館へ歩きましたが、「この道に流されてきた障害物がある場合、相当歩きにくいだろうな」と感じました。
計画書の中に「水が引いたあと避難できるか職員が道路を確認にいく」ことも今後検討しなければなりません。
4月には津波編の避難訓練。
洪水編と違うのはよりスピーディーに高いところへ避難することです。
- 外の様子を確認しながらナガヤタワー3階へ避難。
- 状況によって更に高い場所へ避難する。
- 避難訓練後、屋上に登りどこから津波が襲ってくるか全員で確認。
特に徒歩でまふぃんに通園する子ども達はいつ何時、地震や津波の被害に遭遇するか分かりません。
そういった子ども達も今回ナガヤタワーの屋上に登り
「どこから津波がやってくるか?」
「自分達が歩いてくる近くに高い建物があるか?」
を実際目で見て確かめるということは非常に有効的であったと思います。
保護者の皆様も今一度、通園コースを確認し
「まふぃんに行く時、津波がきたらまずどこに逃げる!?」
を子ども達と話し合ってみてください。
また、今回の大雨により福岡県大牟田市の小学校では保護者が迎えに来れず、校舎で一晩を明かすという事例も見受けられました。
まふぃんでも同様の事態が起きる可能性は十分にあります。
その際に保護者にしっかりとまふぃん発信の緊急メールがしっかりと届くのか、子ども達の受け渡しは確実に行えるか、一晩過ごすことになった場合、食料の備蓄は確保できているのか、もう一度確認を行い足りものは今後揃えていきたいと思います。
まふぃん玄関内には非常時災害マニュアル・防犯マニュアルも整備しておりますので、ぜひご一読ください。
天気予報である程度の予測ができるようになったとはいえ、「想定外」の事態は必ず起きることを前提に対策は立てねばなりません。
報道を見ていても何十年に一度の大雨が毎年降っている地域もあります。
ありとあらゆる可能性を考えながら計画書をその都度改善し備えていきたいと思います。
まふぃん上之園
廣田
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