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2019.08.21

ブログまふぃん(上之園)

やりた~い!

立秋は過ぎましたが、まだまだ日差しは夏ですね。でも先日はとんぼが飛んでいるのを見かけました。暑さの中にも秋の気配が近づいているのですね。

 

とある日、「うあ~ん。やりたい!何で!」「何でA君じゃないの!」「あ~んA君がする!」と泣き声が、まふぃんに聞こえてきました。5歳のA君の声です。

このA君の成長の様子をお伝えしたいと思います。

日頃、順番を待つ事が苦手なA君。この日も一番に名前を呼んでもらえるようにとってもかっこいい姿勢で順番を待っていたのですが……名前を呼んでもらえずひっくり返り泣きだしました。

 

 

本日の活動は運動遊びです。机や椅子を使い、くぐったり、渡ったりします。発達の様子を見て組み方や配置を変えるので、子ども達はちょぴりドキドキしながら挑戦する事もあります!(^^)!

最後までやり遂げた時の子どもたちの表情は自信に満ちています(*^_^*)

 

 

さて本題に戻りますね。

順番を待つ間早く名前を呼ばれたくて、背筋もこれ以上伸びないのでは?というくらい

ピシッと伸ばし、首もきりんのように伸ばしています。

あまりにも姿勢がいいので一番に呼ぶと、かっこよく元気にお返事(^-^)

元気よくお返事といっても大きな声ですればいいという事ではありません。その場に応じた声の大きさがあります。

名前を呼ばれると胸を張って、スタートしてお手本をみせてくれました。

 

活動中他の子どもたちも、早く名前を呼んでもらいたくて同じようにピシッとして待っています。〝早く呼んで~〞と目をキラキラさせて見つめてきます(*^_^*)

でも、活動中ずっと一番に呼んでもらえるとは限りません。

 

A君も早く呼んでもらえるように、背筋も伸ばし〝僕かっこよく待っているよ〞とアピールして見つめてきます。そこでちょっとA君がどこまで我慢ができるのかアセスメントしてみました。お友達の名前を呼ぶ度に職員を見つめてきます。〝早く呼んであげたい〞そこは職員もグッと我慢。とうとう最後の2人になってしまいました。どちらが呼ばれるか…もちろん もう一人のお友達です。もう我慢の限界!ひっくり返って「何で!○君じゃないの!」と泣いてしまったのです。

職員は『かっこよく待っていたのにね。やりたかったね。よく待てたね。』と気持ちを受け止めるような声かけをします。

すると「うん。やりたかった。」と言い自分の力で気持ちを切り替え活動に戻ってき、再び参加する事ができたのです。

 

一見何でもないような光景に感じられるかもしれませんが、A君にとってこの気持ちの切り替えを短時間ですることは大きな成長なのです。それも数分で。

私は、まふぃんにきて4ヶ月になります。それ以前の様子を知りません。しかし、4月の頃は、気持ち切り替えに時間がかかり『○君が!』と全身を使い泣いていました。その後の活動に参加できなくなるほど、気持ちの切り替えには時間がかかっていました。

そういったA君の課題に対してアプローチし続け、対応を重ねていくとこんなにも短期間で気持ちを切り替える事が出来るのだなと実感しています。

 

これから成長し社会に出ていくと何でも自分の思う通りにはいきません。我慢をする、感情のコントロールをしなければいけない場面が沢山出てきます。どちらかというと自分の思う通りにいかない事の方が多いですよね。

そこで、まふぃんでは、気持ちを切り替える自分で気持ちに折り合いをつけられる力がつけられるような経験が出来るようにしています。

そして子どもたちの課題を遠ざけるのではなく、アプローチし続ける。

そうすることで個人差はありますが、確実に子どもは変わっていきます。

 

 

 

私も入職して4ヵ月ほど経ちました。私もこの4ヵ月様々な経験を重ね、4月当初からすれば考えかたも少しづつ変わってきたように思います。

子ども達に「課題にアプローチする」と言っている以上、私自身も日々の課題に取り組みクリアしていきたいと思います。

 

まふぃん

保育士 寺田 

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