お知らせ

2020.01.17

ブログまふぃん(上之園)

カレンダーで異文化体験&お月様の周期を観る!

令和2年。新しい年の幕開け~と思っていたら、もう2週間過ぎました。早いものです。

新しい年をむかえ、とあるカレンダーをまふぃんの学習室に貼りました。

ネパールカレンダー。ネパールで作られたカレンダーです。

放課後等デイサービスの時間のひとこまです。

 

学習室に入ってくると子供たちが、

「先生、これなに?」

「なんか変わってるね。」

「数字の下になにかついてるよ」

素直に思ったことを

ポンポンポ~ン♪

と口にします。

職員A「これはね、外国で作られたカレンダーで、日本用の暦になっているのよ。」

こども「へ~どこの国?」

A「世界でいちばん高い山があるところ」

こども「う~ん。う~ん。」

こども「わかった!ピラミッド!」

一生懸命考えながら世界で一番高い山にピラミッドと答えた事には思わず笑みがこぼれました。

A「ブブ~。ピラミッドがあるのはエジプトという国だね。」

A「世界で一番高い山がある国だよ。

ヒント。 エ・エべ エベレ・・・・」

こども「エベレスト!」

 

A「エベレストがあるのはネパールっていう国でインドのお隣の国なのよ。」

 

「なんか絵も変わってる~芸術的というか~」

「紙もなんか違うよ」

そうだね~触ってみようか。と言ってカレンダーを外して紙をさわり触感を味わいます。

やわらか~い。きもちいいね。色もきれいだね。

 

A「このカレンダーはお月様の様子もわかるのよ!」

○が満月で●が新月といってお月様がでなくて真っ暗な時。

さて今日のお月様は~!」

こども「まるいね!」

「じゃあ今夜月を観てみようね。」

いつもと違う風景の学習室の壁のカレンダーを発見し、

こどもたちの好奇心の泉があふれ出し、高い山からピラミッドを想像し、ネパールという国を少しのぞきました。

 

このカレンダーはネパールの山村に住む、身体にハンディキャップのある人々が描いて彩色しています。

彩色している人たちは、水道、病院などの文明の利器のない山々で暮らしています。

急斜面にあるだんだん畑や登山道のような道は、身体的にハンディにある人にとって、過酷な環境であり、畑仕事や水汲みすら十分にできません。

その人がカレンダーを通して家族や周りに役立つことができます。

学習の時に興味をもった子供たちに簡単に説明しましたが、今後もっと掘り下げて紹介していきたいと思っています。

『何かの役に立つ。人様の役に立つ。ということが最も生きがいを感じる瞬間だ』

といろいろな場面で言われていますが、本当にその通りだと感じます。。

4月よりまふぃんでご縁を頂いて10か月。子供たちの様子を見守ってきましたが、

子供たちがいちばん誇らしく感じた姿も、人のつながりを感じて人様のお役に立った時です。

子ども食堂での体験などで深く感じました。

その様子はこちらにレポートしています。

このネパールカレンダーを彩色した人々の想いが遠く離れた日本の鹿児島の放課後等デイサービスのまふぃんの子供たちの間で話題になっていること、

それは生きる力とやさしさの連鎖が時空を超えてここまで届き、気持ちがつながり、伝わり響いているのだと思います。

このようなきっかけを準備する機会を作っていますが、

そこから広がる世界は

子ども達自身の主体性や好奇心、気づきによるものです。

紹介したカレンダーは、ネパールで支援活動をしている知人の紹介で使用して10年になります。

すっかり日常に溶け込み当たり前になっていましたが、子供たちの反応をみて、ネパールという国のアートそしてカレンダーが作られた背景や意味を改めて感じる機会になりました。

ネパールカレンダー

このカレンダーは日本用に作られていますが、アルファベットとネパール文字(デヴァナガリー文字)で表記されています。

文字や、絵、彩色、お月様、いろいろな気づきから想像を膨らませて、今後もこのカレンダーを通してたくさんの会話や気づきが生まれるかな~と楽しみです。

家庭・家族・友達・学校・まふぃん・地域住民の皆さん・ながやタワー。鹿児島。日本。この枠を超えて 世界にはいろんな国があり、いろんな環境があり、人がいる。

大袈裟かも知れませんが、まふぃんで日頃から行っている活動のひとつ、小麦粉粘土遊びなどの「キャパを広げる!」「視野を広げる!」にも共通しています。

 

 

幸いまふぃんの近くには留学をしたり、海外で暮らしたり、外国語の専門学校に通う若者がいたりとグローバルな話ができる人がたくさんいます。

自分が今回知った知識をもとに、ナガヤタワーとの交流会でさらに会話を深めて、世界に目が向いてくれるとよいですね!

 

そして今回、カレンダーに触れたことで子どもたちは月の満ち欠け、地球の自転、引力まで少し話すことができました。

そう!小学校で習う理科の分野です。

今後の学習支援でどの様に活かせるのか、考えていきたいと思います。

 

そんな気付きや機会がまふぃんでも今後増えていきますよ☆彡

 

お楽しみに☆彡

 

まふぃん上之園

有川

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