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2020.06.16

ブログまふぃん錦ヶ丘

相手に伝える方法(錦ヶ丘)

気温差があるといっても日に日に暑くなるのを感じるこの頃。

子ども達だけではなく職員も注意をしていかなければ、と思う今日この頃です。

 

まふぃんでは、感覚遊びの一つとして小麦粉を使った活動をよく行います。

サラサラの小麦粉に水を混ぜ、こねたものに油を入れて粘土のようなものを作り、そこからさまざまな遊びに発展させていきます。

 

今回は、そんな小麦粉粘土を使った活動の中で見えた姿のお話です。

 

この日は

おやつを食べた終えた1年生3名に、集団活動で使用する小麦粉粘土を作ってもらいました。

タライの中に小麦粉を出して混ぜている中で

「サラサラだ」

「ふわふわ~」

となんとも可愛らしい感想を述べる子ども達。

水を入れ、べちょべちょになった小麦粉が手にくっつくのを気にしつつ、

後から参加した2年生の子にも手伝ってもらい、なんとか完成。

 

 

さっ、全員揃ったところで

活動のスタートです。

 

作ってもらった小麦粉粘土を丸めて、

傾けた机の上から転がし距離を競います。

個人戦ではなく

こちらがあらかじめ決めておいたペアになってもらい

チームごとに転がしていきます。

ルールは2人のうち

より遠くまで転がった方の記録が

そのチームの距離となります。

 

 

1回戦目は、

自分で丸めた粘土を転がしてもらい、距離を測定!

自分でこれだ!と思って丸めた粘土を持って

今か今かと自分の順番を待ちながら

先に転がす子の様子をジーっと見つめます。

先に転がした子は

自分の記録が越されないかを

ドキドキしてみていました。

 

1回戦目は手先の器用なA君チームが圧勝!!

 

他のチームの子はもちろん悔しそうで

「もう一回しよう!」

と提案してきました。

 

「どうやったらA君の粘土に勝てるかな?」

そう問いかけると

いちばん転がったA君の粘土を観察し、

「きれいに丸まっているから!」

「小さいからだ!」

など、観察の結果いろいろな意見がでました。

 

2回戦目に向けて

自然とペアで話し合い、形を整えていくチームが現れます!

「こーやったらどうかな?」

「ちょっと床で転がしてみようよ!」

「小さすぎない?」

などなど子どもたちの頭で考えた意見が飛び交います。

 

この小さな話し合いの中

自分の気持ちを一生懸命伝える子

なかなかうまく話せず、実演してみて「こんな感じ!」と伝える子

伝え方は

それぞれでしたが

同じ目標を目指したからこそ生まれた子ども達のコミュニケーションだなと感じました。

それ以降もA君チームの勝利。

それでもA君の記録までもう少し!といった子も出てきました。

 

悔しそうだけど、

負けても

一緒に頑張ったから…いっか!次頑張るぞと

悔しさを2人で半分こしている子ども達を見て

なんだかいいな~と思うことでした。

 

まふぃんでは自分の意見を聞いてもらう機会、相手の話を聞く機会を取り入れた活動を展開することがあります。

自分の意見を言いすぎる子もいれば、自分の意見を言えずにじっとしている子もいる。

コミュニケーションは、伝える相手がいることで育っていきます。

自分が一方的に気持ちを伝えるのではなく、

その場の空気や

相手の表情を読んだり

言葉の意味を考えたりすることも必要です。

 

『話す』

『伝える』

『相談する』

『イメージを共有する』

など、自分の考えや提案を相手に伝えるために言葉を選んだり、

伝える方法(ツール)を考えたりすることで、

その時々の場面に上手く対応できるように活動を展開し子どもたちの経験が積まれていってくれたらいいなと思います。

 

遊びながら、楽しみながら経験できるような活動をこれからも考えていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 今屋

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