田んぼの観察~上之園編~

田んぼの観察から得たこと、とは!?

 

8月28日(土)、まふぃん上之園の子ども達も田んぼの観察に行ってきました。

出発の前に、今までのお米作りの振り返りをしました。

お米のもみから芽が出て、苗を育て、田植えをしたこと。

田植えの後、生き物観察をしたこと。

一つ一つの活動が繋がっていることを確認し、出発です!!

 

まふぃんのバケツ稲とどう違うかな?

子どもたちは何を感じ、何を得たのでしょうか。

田んぼ観察の様子を紹介いたします。

 

【暑い!】

当日は晴天。

「先生、暑いよ・・・」

街の真ん中にあるまふぃん上之園とは、全く違う環境です。

まずは、田んぼより暑さを感じたようです。

現代社会において、「夏の暑さを感じること」も意図的に仕掛けなければ体験することはできません。部屋の中で快適に過ごす環境が整っていますもんね。

猛暑の中でもたくましく成長する稲のたくましさ、自然を体中で感じてほしい、と思いました。

 

さあ、田んぼの時間のスタートです!

稲を育ててくださっている脇黒丸先生のお米の話が始まりましたよ。

活動が始まると「暑い暑い」と言いたい気持ちを我慢して行動していました。暑いのは皆同じ。自分優先の気持ちを少し我慢して、場や集団に合わせることを学んでいます。

 

お話の途中、子どもたちに稲だけでなく、全体を見渡すように声かけしました。

「脇黒丸先生、この辺りは昔から田んぼだったんですか?」

「そうですよ。今は家が建っているけれど、ずっとずっと先まで全部田んぼだったんですよ」

「へえ~っ、そうなんだ!」

子ども達はびっくりした様子でした。

 

心地よい風と一面の緑色の田んぼ。忘れられない風景になってほしいと思います。

 

 

【見つける】

だんだん田んぼの光景に目が慣れてくると

「あれっ、実がついてる!」

「タニシが動いてる」

「触っていいい?」

「気持ち悪い」

等の細かな発見をしていきました。

稲の観察と田んぼの生き物観察。3人のグループに分かれて、協力しながら行いました。

バケツ稲作の観察でくきの本数を数えたり、メジャーで高さを調べたりした経験を活かす場でもあります。

うまく調べられたかな?

生き物探しを通して細かなところまで見つける力を伸ばす、これもまふぃんが育てたい力の一つです。

タニシの卵にびっくりした子どもたち。

なんだこれ!?

普段、虫や泥が苦手な子どもも顔を近づけて探していました。

“何だろう?” “見たい” “触ってみたい” といった気持ちが自然にわいてくると苦手なことも忘れてしまうのですね。知的好奇心にあふれると暑さも蚊に刺されることも全部忘れて集中していきます。

稲の観察も、生き物観察も時間が足りませんでした。もっと調べたい!!そう感じていたことでしょう。

 

【振り返り】

子どもたちに感想を聞くと

「暑かった」「稲が成長していてびっくりした」「オタマジャクシがいたよ」

などの意見が出てきました。稲や生き物観察はしっかりできたようです。

さらに、稲はどうだったか、詳しく聞くと

「白い花が咲いていた」

「実がついていた」

と、発表してくれました。

脇黒丸先生が話した内容を聞くと、これもばっちり。田んぼのお米の銘柄(ヒノヒカリ)を答えてくれましたよ。

しっかり聞いていたんですね。

 

【さらに、育てたい力】

最後に、子どもたちにまふぃんの田んぼバケツ稲作の稲はどうかな?花が咲いているかな?と問いかけました。

「まだだよ」「咲いていないよ」

本当かな~???

確かめてみよう!

外に出て観察してみると・・・

「穂が出ている!!!」

「あっ、こっちにも!!」

そうですよ!みんなが育てている稲も穂が出ているんですよ!

意識して見ないと、気付かなことがあるのですね。

子ども達に自分たちが育てているんだ、という意識を持たせる声掛けをしていきたいと思います。

 

 

 

今回の活動で子ども達は自発性を主体に、自ら考え、気づき、さらにわからないことを追求することができました。

本物の自然に直接触れる経験は、見る、触る、聞く、考える、自然のかおり、といった五感をフルに使い、子ども達の記憶に残っていきます。

 

この田園風景を次の世代にも受け継いでいくために、私達になにができるのか?

子ども達とSDGsの観点からも考えていきたいと思います。

 

 

次に行くのは稲刈りです。

次はどんな風景を見て、どんな体験ができるのでしょうか?

子どもたちの生きる力を育てるために、活動を組み立てていきます。

今後もお楽しみに!

 

まふぃん上之園 末吉