お米プロジェクト ~ピンチをのりこえて~

9月になり、バケツ稲から穂が出てきました。

子どもたちと共に喜んでいるのですが、実は、うまく育たないのではないか、というピンチがあったのです。

今回はその様子を紹介いたします。

 

8月。

バケツ稲の観察をしていて気になることがありました。

葉っぱが黄色く枯れているものが・・・。

 

子どもたちに見せると、

「枯れてる!」

「元気がない」

稲のピンチです。このままでは、バケツ稲は失敗に終わるかも・・・と不安がよぎりました。

子どもたちと問題解決するいい機会だととらえ、どうしたら稲が元気になるのか話し合いました。

 

〇問題を解決するために

 

どうしたらいいのかな?

「もっと水をあげたらいいんじゃない」

お水は入っているんだけどな・・・

もっと意見が出てくるのではないか、と期待しましたが、他に意見が出てきませんでした。

 

そこで、稲の気持ちや、自分が元気がない時どうしているかイメージしてもらいました。

このイメージする力(想像力)がとても大切なんです。

稲が枯れる➡水が足りなかったから

原因が一つでしょうか?

 

もっと他に理由はないかな?

もっと他の解決策はないかな?

相手はどう思っているのかな?

みんなが病気の時、どうしたら元気になるかな?

とイメージを具体的にすると、解決策が出てきました。

 

「栄養がたりないのかも」

「肥料をあげる」

そうかもしれない・・・いい意見だね!

 

枯れたのはどうしてだろう…もしかしたら、病気なんじゃないかな?

パソコンや本で調べることにしました。

 

〇調べる

 

「バケツ稲作 病気」で検索すると・・・

「あっ、この葉っぱ、同じだ!」

「いもち病って書いてある」

さらに調べると、枯れた葉っぱはハサミで切り取るといい、と書かれた文章を見つけました。

それなら、皆でできそうです。

この活動の中で、とても意欲的だったのはA君。

普段は消極的で話し合い活動も端っこにいるタイプのお子さんでしたが、稲にとても興味を持って身を乗り出して考えてくれました。

街中に住んでいるA君は、稲の育つ様子が間近で見られてとても嬉しいのかもしれません。

植物や自然に興味があるんだな、とA君の新しい一面を知る事ができ、とても感動しました。

 

〇問題解決策の決定と実践

 

調べたことを出し合い、話し合った結果、稲を元気にするために

  • 肥料をあげる
  • 枯れた葉っぱを切り取る

に決まりました。

 

早速実行です。みんなで分担して枯れた葉っぱを除去します。

子どもたちは真剣そのもの。元気な葉っぱは切らないでね、と声掛けしながらはさみで応急処置。

病気の葉っぱが少なくなったところで、肥料をあげることにしました。

稲全体に栄養がゆきわたるように一人ずつかけていきましたよ。

 

〇1か月後・・・

みんなのお世話のおかげで、ほら!!稲の葉の緑が濃くなってきました。

ピンチ脱出です。稲が見違えったように復活してくれました。嬉しいですね!!

子ども達は、ピンチがあっても、いろいろな方法で対応すればチャンスに変えることができることを今回のことから学んだのではないでしょうか?。

試行錯誤する、調べてやってみる。

この経験は子どもたちがいろいろな壁にぶつかった時、役に立つのではないか、と思います。

 

それにしても稲のたくましさには感動するばかりです。

お米作りからたくさんのことを学ばせてもらっていますね。

自然に感謝、稲のたくましさ、生きる力に感謝です。

 

まふぃん上之園 末吉