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2023.06.26

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クッキングを通して育てたい力

先日、収穫したサクランボ(冷凍していました)やジャガイモを使った活動を通して、子どもたちのどんな力をつけたいか職員で話し合いました。

活動の参加者は小学1年生から中学生の10名ほど。話し合った結果、ねらいは「自分たちで調べたり考えたりしながら問題を解決すること」に決まり、このねらいに基づいて、2週連続で簡単クッキングを行いました🍳

今回は、そんなクッキングについてお伝えします。

 

 

料理作りは子どもたちが大好きな活動です!

カレー、味噌汁、ホットケーキなどいろいろな料理の経験をしてきました。

これまでは、作り方の手順に沿って作ることや安全に気をつけながら道具を使うことのねらいが多かったのですが、今回は、自分たちで何を作るのか決め、作り方を調べ、料理することに重きを置きました。「自分たちで調べたり考えたりしながら問題を解決すること」がねらいのためです。

 

問題解決① 何を作る?

サクランボは話し合いでジャム作りに決定しました。じゃがいもは…投票して決めることに!

自分ではなかなか決めるのが難しい子も、じゃがいも料理の写真を見ながら考えていました。

Aさんは「美味しそうだから」「簡単そうだ」など友達の意見を聞いて、「僕はバターが好きだから、じゃがいも餅にする!」と決めていました。

学校や社会に出ると自分で判断し決める場面に沢山遭遇します。迷った時に、自分で意思表示や決定ができるようになってほしいと思います。

 

 

問題解決②「どうやって作るの?」

 

低学年:どんな順番で作ればいいか、写真を見て友達と話し合いながら順番を考えました。「これ、何してるんだっけ?」とやり取りが生まれます。

高学年:パソコンで調べます。サイトを見比べて、どれがいいのか選ぶことに時間がかかりました。どれが作りやすいのか、たくさんの情報から取捨選択する力が重要です。わかりやすくまとめ、みんなの前で発表してくれました。

 

 

問題解決③「必要な道具は?」

いざ、作ろう!となった時、テーブルの上にはあえて何も置きませんでした。何が必要か、皆で考えて準備してもらうためです。

「火を使うからカセットコンロがいる」「ガスもいるよ」

料理が得意なB君が積極的に発言していました。

作りながら、「ごみはどこに置けばいいかな」など疑問が湧きます。

大人が全部準備するのではなく、子どもたちの“困ったな” “どうすればいいかな” という場面を引き出すことが私たちの支援なのだな、と思います。

「先生、ごみをどうしたらいいですか?」の質問から「ごみが出るので袋はありませんか?」と子どもたちの発言が変化していきました。

 

問題解決④「砂糖の分量を計算する」

サクランボ100gに対して砂糖は半分の量が必要です。

高学年3人で、どうしたらいいか考えました!算数の勉強を生かすときです。

サクランボの量を量り、計算をしました。学習が生活に活かされる場面ですね。

 

量りを使ったり、数字を読んだり、3人で協力して準備することができました。

 

このようにみんなで考え、協力して作ったサクランボジャムやじゃがいも餅はとても美味しく出来上がりました!!!

 

サクランボの木、ジャガイモがとれた畑に感謝です。

 

今回のクッキングを通して、様々なことが体験できる活動だからこそ、子どもたちのどんな力を伸ばすのか話し合い、目的を絞ることがとても大事だと思いました。

自分たちで考え、自分たちで完成出来てこそ、本当の成功体験ですね。

 

今のまふぃんの畑では、トマト、きゅうり、かぼちゃがスクスク育っています。

どんなことをしたい?

どうしたらできるかな?

大人も子どもたちも一緒に考えながら、新しい事にチャレンジし活動していきたいと思います。

 

まふぃん 末吉

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