お知らせ
2024.02.08
ブログまふぃん(上之園)
ナガヤ交流と子ども達の変化
1月20日(土)放課後等デイサービスの子どもたちとナガヤタワーの住人さん合同の餅つき会を行いました。
今年度は、『住人さんと顔見知りになれる交流』を目指して、7月のすいか割り、11月カレー交流会、1月の餅つき会と大きな行事を計画し、その他にも暑中見舞いや年賀状のやり取り、ハロウィン仮装コンテストなども行ってきました。
住人さんの名前を覚えて親しみを感じてきた子どもたち。4年ぶりの餅つき会は総勢37名のビッグイベントになりました。
交流会の目的
今回の餅つき会では、ナガヤタワーの事務局と話し合って、住人さんが子ども時代の餅つきを思い出し話す場面を作ることにしました。昔のことを語り、子ども達が質問する、そんな交流にしたい、とイメージを共有しました。
今回の交流会のねらいは
・餅つきの体験を通して、状況に合わせたコミュニケーションができること
・住人さんの話をしっかりと聞くことができること
としました。
様々な体験を通して、一体感が!
蒸し器からお米を石臼に入れると「えっ、お米からできるの?」と初めての光景に目をまん丸にする子どもたち。
住人さんが杵でつくとお米の粒が飛び散ります。お米の粒がなくなり、粘りが出てくる様子にくぎづけになっていました。
「よいしょ、よいしょ」のかけ声も飛び交い、餅ができる過程を通して一体感が生まれていました。
餅を丸める作業では、餅が箱にくっついてしまうので、あちらこちらから「餅粉をください~」の声が。住人さんが手際よくちぎってくださり大助かりでした。「これくらいでいいかな」「あたたかいよ」餅が苦手と言っていた子どももすっかり溶け込んで丸めるのに夢中になっていました。
丸め終わると、できたてのお餅をいただきました。あんこ、きな粉、醤油、のりを用意し、自分で味付けです。「きな粉派? 醤油派?」「醤油をどうぞ」などのやりとりが自然に生まれていました。”餅が苦手”と言っていた子どもも、できたてのお餅と住人さんの声かけで食べられるように!! 「お母さんに持って帰りたいな」というほどでした。みんなで作ったお餅は格別でした!
インタビュータイム🎤
食後はインタビュータイム。子どもたちは、質問をして聞いた内容を一所懸命メモしました。
お正月の思い出についての質問では、「着物を着てごちそうを食べたこと」「いとこと遊んだこと」「家族みんなでかるたやいろいろな遊びをしたこと」「お年玉をもらったこと」など話してくださいました。
1対1のインタビューの中で、今と重なること、初めて知ったことなど、子どもたちはいろいろな気づきがあったと思います。話をよく聞きわからなかったら聞きなおすこと、相手にわかるように声の大きさや話すスピードを考えて質問することなどを、体験しながら学んでいました。住人さんが一所懸命話してくださるので、メモを取るのにも真剣に取り組む子ども達でした。
インタビューの内容はまとめて掲示する予定です。
住人さんと仲良くなった子ども達
作って、食べて、たくさん話せた餅つき会。お見送りでは、目と目を合わせて、「また来てください」「ありがとうね」「また会おうね」の言葉が飛び交っていました。
スイカ割り、仮装コンテスト、カレー交流会、そして今回の餅つき会。直接話をすることが増え、子ども達も住人さんも顔見知りになり、今後はさらに声を掛けやすくなっていくのではないかと思います。
交流会を通して、相手の目を見て会話をすること、相手に伝わるように話をすること、笑顔で返事ができるようになったことなど、子ども達の変化も感じています。
地域の一員として支え合う社会を目指して
江戸時代の“長屋”のように住人のみんなが知り合いで、互いにさりげなく手を貸しあって暮らしていくことを目指して建設された「NAGAYA TOWER」。重い荷物を持って困っている住人さんがいたら、「持ちましょうか」とさりげなくサポートしたり、道で会ったら「こんにちは!」と自分から挨拶ができたり、そのような地域の一員でいられる子ども達を育てていきたいと思います。これからもナガヤ交流を通して、人との関わりの心地よさを経験し、社会の中で助け合っていく力を育てていきたいと思います。
ナガヤタワーの住人さん、たくさんのご参加ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
まふぃん 末吉
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