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2024.05.09

ブログまふぃん錦ヶ丘

たけのこほり(錦ヶ丘)

今年も送迎員のKさんのご自宅に、タケノコ堀りのお誘いを頂き、放課後等デイサービスの4名の子ども達が出かけました。

Kさんのお宅に着くと、「ここに集合~!」とKさん。

「このタケノコをよく見てごらん。ちょっと傾いているでしょう。この傾いている側の土を掘るんだよ。」

Kさんの説明や鍬の持ち方・土のほりかたを、しっかり観察しています。

Kさんのように、最後に力強い鍬の一振りでタケノコを収穫したいA君。

がんばってもうまくいかず、「Kさ~ん!どうしたらいい?」とアドバイスを求めます。

違う場所からも「Kさ~ん!根っこが」と助けを求める声がかかります。

難しいところは手助けし、あとは子ども達に最後までまかせるKさん。

次は、収穫したタケノコの皮むき。

タケノコを真ん中からスパンと割ると、皮を外しやすいこと、最後に穂先を落とすことなどを教えてもらいました。

今度は、皮むきしたタケノコを茹でる作業。

庭に落ちていた枝を窯に入れ燃やします。

Kさんのする様子を見て、子ども達も自然と枝を折ったり、窯にくべるなどしています。

「あれ?火が弱くなってきた!」

慌てて枝を突っ込み、息を吹きかける子供たちに、

「枝を詰め込みすぎてもよくないぞー」とKさんからアドバイスが入ります。

 

ぼこぼこお湯が沸騰する音がして、タケノコを入れていきます。

「ほんとは米ぬかで灰汁を抜くのがいいのだけど、今日は用意できなかったから」とKさんが取り出したのはお米。

パラパラとお鍋の中にまきました。

灰汁抜きっていう作業があること、米ぬかがいいこと、なくてもお米で代用ができること。

ここでも生活の知恵を知りました。

タケノコをひとしきり茹でると、しばらくそのまま置いておくことに。

その間、竹林の探検に行きました。

林の中に細くて柔らかそうな木が植わってます。

「これはクヌギの苗木で、しいたけの原木にする為に植えたんだよ。原木にするのに最低6,7年かな。」

Kさんの説明に、「しいたけ、食べたい。いつ食べられる?」と小学生のB君。

園長先生が「B君が中学生の頃かな」

「・・・」驚いて言葉が出てきません。

 

次は茹でたタケノコを取り出す作業です。

タケノコを入れるザルは、なんと40年以上前に編まれた竹細工のザル。

こんなに長持ちするなんて。

竹ってすごい。

Kさんが、採れたて茹でたてのタケノコを切ってくれました。

口に入れたA君から思わず、「うっまー!!」と大きな声が。

Kさんがまふぃんで待っている子ども達にも、と茹でたてタケノコのお土産をたくさん持たせてくれました。

お土産の入った袋を肩に、まふぃんへと帰っていく子ども達の生き生きと誇らしげな背中。

今回、タケノコ堀りを通して、「心が動く」体験をした子ども達。

心が動くから「なぜ?」「どうして?」「楽しそう!」と疑問や好奇心が湧き出て、「やってみたい!」という意欲につながりました。

心が動くから、自然と身体も動く。

子ども達には「心が動く」体験を、たくさんしてほしいと思っています。

それは、積み重ねたこの経験が、この先いろんな壁にぶつかった時の自分の人生を自分自身で切り開いていける強さに繋がっていくと思うからです。

 

子ども達の疑問・好奇心・要望に答えてくださり、人生の大先輩としてたくさんの知恵を教えてくださったKさん。

ありがとうございました。

 

さて、「タケノコ堀りも無事に終了」

ではなく、子供たちの心はすでに次の目標に向かって動き出しているようです。

次はどんなことに挑戦するのかな。

子ども達の発想や活躍が楽しみです。

 

まふぃん錦ヶ丘 村山

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