お知らせ

2024.06.29

ブログまふぃん錦ヶ丘

場所の共有(錦ヶ丘)

まふぃんの療育では、場所や物の共有を目的とした活動を行っています。

こども達が遊びたいと思う遊具をこども達の人数に対して敢えて少なめに出すことで、意図的に子ども達が集まるする場面を作り子ども達同士での関わりを多く持てるようにしています。

子ども達が集まる遊具の中では、子ども達の色々な様子が見られます。

お友達との距離が近くなり、子ども達同士でのやり取りが増えます。自分の行きたい場所に行けなかったり自分の思い通りにいかず泣いてしまう事も。気持ちを上手く伝えられず手が出そうになってしまいそうな時もあります。泣いてしまった時は職員が子どもの気持ちを十分に受け止め、「遊びたかったね」「そこに行きたいんだね」と気持ちを代弁します。子ども同士のやり取りを職員が近くで見守り、ついついお友達に手が出そうになった時には止めるようにしています。

また、遊具の数を意図的に少なくする事で、遊びたいから「待つ」という経験も出来るようにしています。

遊びたい気持ちからグイグイ行ってしまい、場所の取り合いになってどちらも譲らず遊べない事もあります。

「どいて!」「いやだ!」

そんなやりとりの中で、子ども達自身が手を出すのではなく言葉で伝えてみたり、少し我慢をして待ったりということを経験を通して学んでいます。

子ども達の中には密集する場が苦手で、なかなか自分から入って行けない子もいます。そんな時は他の子達が遊んでいる様子を近くで見る事から始め、「あれ、なんだかおもしろそうだぞ」と子ども達が興味を示したタイミングで、遊びの中に入って行けるようにすこしずつ促すことで、自らお友達がたくさんいる中に入っていき遊べるようになっていきます。

子ども達の成長

Aさんは好きな遊具で遊んでいる時にお友達が入ってくると、独り占めして遊びたい気持ちが強く思わずお友達を押してしまったり、泣いて職員に訴えたりしていました。しかし、まふぃんでの活動の中で、場所の取り合いをしたり、少し我慢したりと様々な経験を重ね、少しずつ自分から言葉で「いやだ」と伝えられるようになり、最近ではお友達と一緒に楽しそうに遊ぶことが出来るようになりました。

「かして」「いいよ」を大人が教えなくても、子ども達同士が自分達でどうすれば遊びたい遊具で遊べるのかを経験の中で学んでいます。

 

場所の共有が出来るようになると

場所の共有が出来るようになることで、子ども達が集団の中でも遊べるようになったり、お友達とのやり取りが出来るようになります。園などの集団の中でも、自分が遊んでいる遊具にお友達が来た時、一緒に遊べたり譲れたりと関わりが増えていってほしいと思います。

子ども達は子ども同士の関りの中で、どうすれば遊びたい遊具で遊べるのか、お友達と楽しく遊ぶにはどうしたらいいのかを経験の中で学んでいます。大人が言葉で伝えなくても、子ども達は遊びを通して人との関わり方を身に付けています。これが社会性の土台となっていくのではないかと感じています。

 

 

まふぃん錦ヶ丘 米山

 

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