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2024.09.24

ブログまふぃん錦ヶ丘

9月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)

夏休みに6名の大学生が介護等体験実習として、まふぃんに来ました。介護等体験実習とは、「小学校及び中学校の教諭の普通免状に係る教育職員免許証法の特例等に関する法律」で義務付けられた、特別支援学校や社会福祉施設での実習のことです。小学校や中学校の教員免許状を取得するために学ぶ人が、個人の尊厳や社会連帯の理念に関する知識を深め、教員としての資質向上、義務教育の充実を図ることなどが目的です。

 

実習初日に、まふぃんの療育について説明をしました。説明をするにあたり「療育ってどんなところか知っていますか?」と聞いてみたところ、ほとんどの学生が「知りません」「なんとなく」との答えでした。

現在、鹿児島市内には360ヵ所を超えた児童発達支援の施設があります。吉野地区だけも40ヵ所以上です。それぞれの施設が特徴や強みを生かし子どもの育ちの為に支援を行っていること、その中でもまふぃんの療育は社会性や子どもの自律に向けた支援を行っていることを話しました。子ども自身の課題を大人が先回りして環境を整えたり課題を見えないようにすることはとても簡単なこと。しかしまふぃんは意図的に子ども達の課題にアプローチして、子どもが自分で課題や困っていることを解決できるような力をつけていけるように学ぶ場であること。そして子ども達の育ちを支える私たち職員も、日々学び続けていることを伝えました。

教員を目指す学生の皆さんがこれから先の実習の現場や実際に学校で働くとなった時、子ども達の困り感にぶつかることがあるかもしれません。そんな時にまふぃんの支援のことを思い出してくれたら嬉しいです。

今回実習生と関わる中で、以前小学校の先生から「児童クラブと放課後等デイサービスの違いは何ですか?」と質問されたことを思い出しました。360ヵ所の児童発達支援の施設ができていようとも、療育についての周知はまだまだなのかもしれません。子どもの育ちを支えているのは、保育や教育の現場だけではないこと。課題を抱えた子ども達が、園や学校で安心して過ごせるために療育があり、それに携わる大人がいることをもっと知ってもらいたいと感じています。

療育の仕事に携わって11年目。

私が療育のことを知り、この仕事を選んだのは、我が子の言葉の遅れがきっかけです。この子の為にできることはないのか?気軽に相談できる場所はないのか?と調べていく中で出会ったのが療育です。上之園のまふぃんのオープニングスタッフとして働き始め、1から療育について学びました。時代の流れ、福祉業界の変化にそのつど対応し、子ども達の為に私たちができることは何なのか、常に問い学び続けながら上之園のまふぃんは11年目、錦ヶ丘は6年目を迎えました。療育施設が多数立ち並ぶ中でも息の長い施設です。

人手不足が深刻化する昨今の福祉業界。就職を控える学生の皆さんの将来に、「療育」が選択肢の一つとしてなるように。そして何よりも、子ども達のよりよい療育環境を保証するためにも、療育の魅力や働く上でのやりがいを発信していくことも私達療育の現場で働く者の使命なのかもしれません。

 

まふぃん錦ヶ丘

施設長 吉村佳代

お問い合わせ

児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

まふぃん(上之園町)

TEL 099-250-9361

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

まふぃん錦ヶ丘(吉野町)

TEL 099-210-7840

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

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