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2024.12.20
ブログまふぃん錦ヶ丘
リズムに合わせて♪(錦ヶ丘)
先日、放課後デイサービスで音楽を取り入れた活動を行いました。
実はその日は、運動遊びを計画していました。
しかし職員で打ち合わせをする中で出てきたのが、最近利用を始めたAさんについて。
まだ緊張している様子で、笑顔や気持ちの発信が少ないAさん。
「Aちゃんが、友達と関わって楽しく笑う笑顔が見たいよね!」ということで、今回はピアノのメロディやリズムに合わせた活動をしてみよう!と取り入れてみました。
初めに、運動遊びの前に行っている、寝返り・腹ばい・四つ這い・高這い・蹲踞(そんきょ)の動き。
この動きは、体幹の基礎を作る大切な動きです。
運動発達の道筋(★こちらのブログもご覧ください)
普段は職員の「どうぞ」の声に合わせて、自分のペースで行っています。
普段から慣れている動きということもあり、最初は「簡単♪」と取り組んでいた子ども達でしたが、ピアノでリズムの強弱や動・静など変化をつけていくと、子ども達の様子に変化が。
いつもは余裕の動きなのに、今日は肩で息をしている子がチラホラ。
自分のペースで動くのには慣れていても、音楽の強弱やリズムに合わせて動きをコントロールするのは難しいようです。
集中して音を聞きながら、丁寧に身体を動かす様子が見ていてよくわかりました。
呼吸を整えた後は、「おちゃらかほい」の手遊び歌です。
2人でペアを組んでの手遊び歌。
ルールはとてもシンプルです。
「おちゃらか おちゃらか おちゃらか ほい!
おちゃらか 勝ったよ(負けたよ・あいこで)
おちゃらか ほい♪」
「ほい!」でじゃんけん。
勝った子は両手を挙げて喜び、負けた子は両手を目にあてて泣く仕草、あいこは両手を腰にあてます。
初めは、順調でした。
しかし途中から、
「あれ?」「ちょ、ちょっ、待って」「え!?」などの声が、あちこちから。
何度も繰り返すうちに、相手につられて、勝っても負けても2人で同じ仕草をしていたり、リズムに関係なく両手が動いたり、じゃんけんにすらなっていなくて2人で大笑いするペアも。
音程もリズムもルールもシンプルなこの手遊び。
しかし、「音を聞く」「リズムに合わせる」「タイミングをはかる」「判断する」など、瞬間的に様々な情報を処理しています。
視覚・聴覚・触覚などの感覚を総動員しておこなう遊びなのですね。
「リズムをとる」「タイミングをはかる」などは、私たちの日常生活でもたくさんある場面です。
例えば、階段の上り下り。
両足を交互に出してリズム良く上ったり下りたりしますよね。
エスカレーターは、タイミングをはかって初めの一歩を踏み出します。
学校では、縄跳びや鉄棒、かけっこなどなど。
そして相手と会話するときも、じつはこのリズム感が必要になってきます。
こうして普段の生活を考えると、リズムやタイミングってとても重要な働きをしていることが理解できます。
今回、音楽を取り入れた活動をして、一番に感じたことは
(子ども達がとっても楽しそう♪)
心からの笑顔と大笑いを見せてくれた子がいて、とても嬉しかったです。
普段、「指示やルールを守る」「体幹を安定させる動き」「気持ちを切り替える」などなど、様々なねらいで活動を行っていますが、今回の活動を通して、楽しみながら身体の動きをコントロールする・友達の表情や呼吸に合わせて身体を動かすなどが経験できたと思います。
何より、「楽しさを共有する」が子供たちの一番の学びになったと感じました。
もしかしたら、現代は一緒に遊んでいても、ゲームやYouTubeの画面を見て、お互いに視線を合わせて遊ぶ経験の少ない子もいるかもしれません。
実際に音の揺らぎ感じたり、友達と大笑いして楽しさを共有する活動をたくさん取り入れていきたいと感じました。
まふぃん錦ヶ丘
村山
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