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2024.12.25
ブログまふぃん錦ヶ丘
12月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)
休みの日に、映画「プラダを着た悪魔」「マイ・インターン」の二作品を観ました。どちらの映画も大好きなアン・ハサウェイが主演しており10年程前にも観たことのある映画ですが、今回は「働く」ということを深く考えさせられました。
「プラダを着た悪魔」は、ジャーナリストになることを夢見る大卒の主人公アンディがファッション誌の編集長のアシスタントとして働き始めます。全くファッションに興味のないアンディはこの仕事に満足していません。この仕事を腰かけとしか思っていなかったアンディが上司の言葉をきっかけに真剣にファッションの仕事と向き合っていく、という話です。「マイ・インターン」は70歳のシニアインターンのベンと、企業社長のシュールズが仕事を通じて心を通わせていく話です。70歳のベンが自分の経験も価値観も若い同僚と全く違うことを理解した上で、目の前の仕事を「できる」「できない」と思う前にまずやろうとする意思を見せ、仕事に真摯に向き合っていきます。
二つの映画の主人公、大卒新人のアンディと70歳のシニアインターンのベン。どちらもどんな小さな仕事、一見無駄のように思える仕事にも自分の持っている最大限の力を尽くし、その積み重ねが自分の力になり共に働くチームの力になっていく様子に、「働く」ということの本当の意味が少し見えてきたような気がします。
どんな職種であっても仕事をする上では決して中途半端なことはできません。与えられたこと、目の前にあることを着実にやり遂げることが仕事をする最低限の義務です。その上で、もっと良いものをもっともっとそれ以上のものをと日々創意工夫していくことが本当の「働く」ということなのではないかと考えました。私たちの仕事にあてはめてみると、毎日まふぃんに通所する子ども達を温かく迎え入れること、本人の困りごとにアプローチし療育の効果を出すこと、そして日々の業務である個別記録であったり支援計画であったりを丁寧に取り組んでいくこと、これが私たちが仕事をする最低限の義務です。その上で、療育に関する専門的な知識を学びスタッフそれぞれがスキルアップしていくこと、そして日々の業務をただこなすだけではなく丁寧かつ効率的に進め、子ども達の為に力を注ぐためにはどうすればよいかをチームでブラッシュアップしていくことが本当の「働く」ということではないかと思っています。
今月は法人内研修の一環で、こども園錦ヶ丘プラスの職員が3名まふぃん錦ヶ丘に研修に来ました。3日間、療育に入り打ち合わせや振り返りにも参加し、まふぃんの療育を知ることはもちろんのこと、保育と療育の違いや法人内に保育施設と療育施設がある強みについても学ぶ機会になったのではと思います。また、まふぃんスタッフも自分たちの療育についての考えや思いを伝え、保育現場で支援の必要な子ども達の課題や関り方などを深く話し合えるとてもいい機会となりました。この研修がこれからの保育や療育のスキルアップに、そして法人全体のブラッシュアップにつながっていくことを期待しています。
まふぃん錦ヶ丘
施設長 吉村佳代
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