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2020.06.24
ブログ
一緒に遊ぼ!(児童発達支援 午後クラス 上之園)
雨が降る日もありますが、外に出てみるとカエルがいたり、紫色の紫陽花が咲いていたり、夏の訪れを感じさせるような景色を見ることが出来ます。
さて!今回は…
児童発達支援の午後クラス(幼稚園の年少から年長のお子さん)であった子ども同士の関わりの中で見られた素敵な姿について2つ、お話したいと思います。
積み木で遊ぶ時間。積み木を高く積んで塔を作っていたA君(年長)。
そこに
「こうしたら?」
と声を掛けたC君(年中)。
その言葉に
「うん。そうだね!」
と答えるA君。
2人で協力して塔作りがスタートしました。
二人で協力することで段々と高くなっていく積み木の塔。高くなっていくにつれて積み木の塔は‘‘グラグラ‘‘。
倒れそうになると「もう壊す?」「倒れそう!」と2人で話し合って壊したり、集中して15分程遊んでいました。
実はA君(年長)は普段はお友達と「同じ場所」にはいますが、「1人で遊ぶ」方が得意なお子さんです。
積み木で遊ぶ時も以前であれば1人で積む、並べるを楽しんでいました。
その為、この時もA君は
“1人で遊ぶかな‘‘、‘‘少しでもお友達と関わることが出来たら良いな‘‘
と職員は思っていました。
ですが、その心配はどこへやら…。C君の「こうしたら?」という一言でA君の気持ちが変わり、お友達と一緒に遊ぶことが出来た、とてもほっこりとする瞬間でした。
もう1つ素敵なエピソードを紹介します。
新聞紙で遊んでいた時の話です。最近、新聞紙での剣作りがブームのD君(年長)。
この日も得意な剣作りを楽しんでいました。その姿を見て剣作りに興味を持ったB君(年長)。
そっと近づいて行き、じっと観察していました。それでも
「なんて声を掛けたらいいかな?」
と悩み、なかなか声を掛けられずにいるB君。
職員がB君の気持ちを代弁して伝えると「いいよ。教えてあげる!」と快く受け入れてくれたD君。
D君が先生となり、剣作りがスタートしました。
実はB君(年長)も普段は自分で好きなことを見つけて、1人で黙々と自分の世界の中で楽しみを見出しているお子さんです。
Bくんがお友達の姿を見て興味を持ち、心が動き行動出来た瞬間でした。
また、D君も自分が楽しく遊ぶことだけに満足するのではなく、遊びに興味を持ったお友達の為に‘‘教えてあげたい!‘‘と思いやりを持って関わることが出来た瞬間でした。
大人との関わりは子ども達にとっては必要なものですが、それよりも思い通りにならない経験・相手を思いやる気持ちが子ども同士の中で起こることが大切です。
思い通りにならない経験をすることで自分の気持ちを言葉で伝えること、我慢して気持ちに折り合いを付けることに繋がるのです。
また、思い通りにならない経験の中で我慢し、気持ちに折り合いが付けられるようになることで、相手への思いやりが生まれ、
「どうぞ!」と譲ったり、「大丈夫?」と声を掛けたりする行動が出来るようになるのです。
その為、まふぃんでは活動の中でお友達と関わる経験を大切にしています。
小さい時からお友達と関わる経験を沢山しておくことで、成長した時に自分から人に関わることが出来るようになっていきます。
この経験は大人になった時にも活かされていきます。
普段は1人で遊ぶことが多いA君やB君がお友達と一緒に遊べたことは2人にとって大きな1歩であり、大切な1ページであると思います。
この1ページを大切にこれからもA君とB君がお友達と一緒に楽しく遊べるように見守っていきたいと思います。
まふぃん上之園 岡部
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