お知らせ

2020.08.22

ブログまふぃん(上之園)

砂を触れるようになったよ!

こんにちは。

8月も後半に入り、夏休みが終わろうとしています。まふぃんの子ども達は、夏休みの宿題をコツコツを終わらせて「もう宿題が終わりそうだよ」と余裕を持っているお子さんもいます。

 

残りの夏休みを楽しみつつ、しっかり宿題を終わらせてほしいと思っています。

 

さて、療育クラスでは「砂遊び」を行いました。

 

どの療育施設でもよく行われている感触遊びですが、なぜ行っているのかというと

 

「感覚統合を促すため」です。

 

感覚統合とは。

脳の中に流れ込んでくる感覚を整理する働きの事です。

 

例えば、教室で先生の話を聞いている時。

校庭から聞こえる体育の笛の音や、学校の近くを走る救急車など色んな音が聞こえるなか、その音をシャットダウンして先生の声だけを集中して聞くことができるのは「感覚統合」のおかげです。

 

このように、私たちは生活の中で、視覚、聴覚、味覚、触覚、痛覚などの色んな感覚が絶えず脳内に入ってきます。

しかし、色んな感覚が一気に頭の中に入ってくると、脳内がパンクしてしまいます。

 

その為、私達の脳は必要な情報を分別・整理する事で、周囲の状況を把握しながら行動する事ができるようになります。

 

これが、感覚統合です。

 

では、感覚統合がうまくいかないと、どのようなことが起こるのか。

 

例えば、シャワーが肌に当たると、「痛い!」と感じたり、洋服がチクチクしてしまったりなど

人が何も感じないと思う感覚も、感覚統合がうまくいかない人にとっては、過剰に感じてしまいやすくなります。

 

その為、まふぃんでは、感触遊びを通して感覚統合を促しています。

 

ただ、まふぃんでは、感覚統合を促すだけでなく、

 

感触に慣れる」事も目的としています。

 

 

まふぃんでは、月に何回か感触遊びを行っており、その中の1つが“砂遊び“となっています。

 

例えば、粘土など手にべたっと付いてしまうのが苦手、手に何か付いてしまう事が苦手など、人には好き嫌いな感触がありますが、

ある程度我慢しながら生活できています。

 

しかし、中には苦手な感触を触ってしまうと、ゾッとしてしまったり、苦痛になってしまったりする人もいます。

 

そうすると、生活に支障が出てきてしまい、ストレスを感じてしまう体質になるかもしれません。

 

 

色んな感触に少しでも慣れて、生活の幅を広げられるように、まふぃんでは楽しみながら感触を触れるよう工夫をしています。

 

では、活動の様子はどうなのか。

これから紹介していきたいと思います。

 

 

今回参加した子ども達は年長が多かったので、「宝探しゲーム」を行いました。

 

早く砂の中に隠してあるボールを見つけたい子ども達。

早くやりたいなー

 

「よーい、スタート!」と始まると、急いでボールを探し始めました。

初めはなかなか見つかりませんでしたが、砂の中をたくさん掘っていくと・・・。

 

「あったー」と次々にボールを見つけることができました。

 

「先生、まだしたい」「楽しいね」と、宝探しゲームを楽しんでいた子ども達ですが、

実はこの中に感触が苦手なA君も参加していました。

 

今回の活動を通して感触が触れるようになった!のではなく

これまで「感覚遊び」を経験し、触る経験をしてきたからこそ、現在砂を触れるようになってきています。

 

以前の様子はというと。

 

絵の具や小麦粉粘土など、少しでも手にべたっと付いてしまうと

 

「嫌だー、手を洗いたい」

 

と、手を洗うことに頭がいっぱいだったA君。

 

活動に参加することも難しかった状態でした。

 

そのため感覚遊びでは、楽しい雰囲気の中でついつい触ってしまうような場面を作ったり、

一緒に触る経験をしたりしていったところ

 

約3か月後には、手にべたっと付いても気にする事なく参加できるようになり、

「まぁ、後で洗えばいいよね」と、我慢することができるようになりました。

 

感触を何度も経験することで、少しずつ触れるようになる事がA君の変化を見て分かると思います。

 

さて、

先ほど、苦手な感触を触ってしまうと、ゾッとしてしまうと書きましたが、具体的にどのような様子が見られるのかいくつか挙げると。

 

・服のタグ、縫い目、などが触れるとチクチクしたりかゆくなったりする

・ベトベトした粘り気のある粘土やのりを触れない

・重さ、窮屈さ、素材の感触などにより、服や靴下を身に付けるのが苦痛

などが見られます。

 

実際に、まふぃんでも感触遊びが苦手で、少しでも手足が濡れたり、何かが引っ付いたりすると、反応して泣いてしまうお子さんがいますが、洋服も特定の服ばかり着ていました。

 

そして、特定の服ばかり着るようになると、今度はそれしか着たがらなくなり、

暑い日にも長袖を着たり、学校の指定の服を着ないで登校をしたりしていました。

(現在では、色んな洋服を着られるようになってきています)

 

では、特定の服だけを着て過ごすことが、将来的にどのような影響が出るのか。

 

例えば、会社でスーツを着ないといけない時。

「スーツを着られないから、特定の服で会社に行こう」とする事は、

社会のルールに合わせないことにもなります。

 

規則やルールは、社会や集団で生きていく為に守らないといけないものです。

 

もし、1人でもルールとは違うことをしてしまうと、「マナーを守らないひとなんだ」と、相手が不愉快に思ったり、周りの雰囲気を壊してしまったり、あまり良くない影響が出てしまいます。

 

その為、まふぃんの感触遊びでは「感触に慣れる」だけでなく「社会に合わせて行動」する事を目的とした活動も行っています。

 

将来子ども達が大人になった時に、どのようなことに困ってしまうのか、

その為にどのような支援が必要なのかを常日頃考えながら、これからも支援を行っていきたいと思います。

 

まふぃん上之園 亀澤

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