お知らせ
2020.10.16
ブログまふぃん(上之園)まふぃん錦ヶ丘
個別面談(錦ヶ丘)
まふぃんでは半年に一回、個別支援計画の見直しの時期に合わせて保護者の方々と個別面談をおこなっています。
先月は個別支援計画の見直し時期のお子様が多数いたため、面談にたくさんの保護者の方がいらっしゃいました。今回はその面談の中でのお話を、保護者の方の承諾を得てブログでお伝えします。
◎1年生のAさん
小学校では支援学級に在籍しながら、教科によっては交流学級で授業を行っているAさん。
学校生活にも慣れ、支援学級では落ち着いて過ごせているとのことでした。
しかし、交流学級では皆のペースに合わせることが出来ないこともありパニックになってしまうこともあるとのこと。
お母様は担任の先生の一日の報告に一喜一憂しながら毎日を過ごされているようです。
「お勉強はそんなに出来なくてもいいんです。それよりも、みんなと一緒に行動できたり
友達と仲良く遊んで欲しいんです。」
お母様がそうおっしゃていました。
Aさんが今経験していることはきっとAさんにとっての大きな学びとなっているはず。
クラスの皆とペースが合わなくてパニックになってしまうのも、Aさんが皆と一緒に動きたい、皆と一緒のことがしたい!と思っているからですもんね。
Aさん自身が周りの状況を把握しながら「だったらどうしたらいい?」と考えて行動が出来る様に、今後も保育所等訪問支援を活用しながら担任の先生と連携し、Aさんの支援を行っていきます。
◎2年生のBさん
支援学級に在籍しているBさん。来年度からは通常学級を希望しています。
1年生の頃は友達と一緒に遊ぶことよりも、1人で楽しいことを見つけて遊んでいる方が多いお子様でした。
しかし最近のBさんは、皆と一緒に活動することが何よりも楽しそうで自分から友達の輪の中に入っていくこともできます。
そんな姿を見てお母様が「この子なら大丈夫!」と通常学級を希望されたのです。
子ども達がたくさんの自信を持って日々の生活が送れるように、私たちは毎日の療育を行っております。
そこで子ども達が自信をつけていくことはもちろんですが、保護者の方が自信を持って「大丈夫!」と言って下さったことが、私たちにはとても嬉しい出来事でした。
◎4年生のCさん
まふぃんでは4年生として、低学年の子達の見本となるべく毎日頑張っているCさん。支援学級でも落ち着いて過ごせているようです。
来年には5年生、高学年になります。以前に比べ、自分で気持ちの調整ができるようになり、何事に対しても許容範囲が広がってきました。
「今まではこの子が安心して過ごせるように、嫌なことはなるべく遠ざけてきました。でもこれから先の人生それだけではダメだと思うんです。困難と思うことにも自分で乗り越える力をつけて欲しいんです。」
お母様がそう話して下さいました。
お話を聞いてとてもびっくりしてしまいました。それこそまさに、まふぃんが思う子ども達に育って欲しい力なんです。
これから起こり得る苦手なことちょっと困難なことを、大人が先回りして取り除くことは簡単です。
しかし,これから大きな社会へと出て行く子ども達がいつも誰かが先回りしていてくれるとは限りません。
我慢をしたり,落ち込んでも自分で気持ちを立て直したりと、Cさんのお母様がお話しして下さったように「自分で乗り越える力」をつけていかなくてはなりません。
今後もCさんはもちろん,子ども達みんなが「自分で乗り越える力」をつけていけるように療育に取り組んでいきます。
まふぃんで行っている遊び(活動)は、毎回ブログでお伝えしているように、必ず子ども達の「こうなって欲しい」という姿を思い浮かべて「ねらい」を設定しています。
今回の個別面談を終えて、「ねらい」の大切さ、先を見据えての支援、その大切さにあらためて気づくことが出来ました。
活動中の見学をしながら
「この子がまふぃんで楽しそうに頑張る姿を見るのが、私の栄養剤なんです。」
と話してくだっさたお母様がいました。本当ですね。私たちも、子ども達の頑張る姿に毎日元気をもらっていますよ!
これからも保護者の皆様と一緒に、笑ったり泣いたりしながら子ども達の成長を支えていきたいと思います。
まふぃん錦ヶ丘 児童発達支援管理責任者 吉村
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