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2021.09.15
ブログ
地域交流~ナガヤタワーの住人さんと夏の思い出~
とある夏休みの日、放課後等デイサービス(小学生以上)のクラスでナガヤタワーの住人さんに残暑見舞いのハガキを書く活動をしました。
以前までA4サイズの用紙(まふぃんオリジナルのハガキ)に書き、住人さんのご自宅のポストに直接、投函していましたが、子ども達に実際のハガキの書き方を知ってほしい、ポスト(実際のポスト)に投函する経験をして欲しいという思いがあり、今回は実際のハガキに書きました。
今回、ハガキを送るという経験を以前までしたことが無かった1年生のお子さんにとっても素敵な夏の経験になったのではないかと思います。
では、実際にはどのような活動だったのか、お話します。
今回の活動のねらいは“ハガキの書き方を知る” “送る相手のことを考えて書くことが出来る”の2つ。
これまでもナガヤタワーの住人さんに手紙を書く経験をしてきた子ども達。
以前、ナガヤタワーの住人さんから頂いた年賀状(子ども達が出したものに対して、お返事を返して下さる方がいらっしゃいます。)などを見てもらい、子ども達に問題を出しました。
「お正月に貰ったハガキは年賀状だったよね。じゃあ、夏に出すハガキは何て言うか、知ってる?」
「なんだっけ。年賀状じゃなくて...」
なかなか子ども達から正解の言葉は出てきません。
今回、出すハガキについて「今回は残暑お見舞いを書くよ。」と伝えると、「残暑って何?」とまたしても知らない様子。
7月の初めから立秋の前日(8月初旬)までが暑中見舞い、立秋から8月後半が残暑見舞いの時期ということを伝えると「そうなんだ!」「残暑見舞いっていうのがあるんだね。」と学んだ子ども達でした。
次に宛名や住所の書き方を確認しました。
以前、ハガキを書いた時に住所を大きく書き過ぎてしまったり、相手の名前よりも自らの名前が大きくなってしまったりする様子があった為、今回も大きさや場所などに重点を置きながら伝えました。
様子を見ていると、やはり住所や名前を大きく書き過ぎてしまい、ハガキ内に綺麗に収まらない様子。
以前まで書いていたまふぃんオリジナルハガキはA4サイズだったので、それよりも小さな実際のハガキ(B6サイズ)に書くのは難しかったようです。
また、今回「みんなが住人さんのポストに入れるわけでは無くて、郵便配達員さんが届けてくれるから、読めるように書かないと、届かないかもしれないよ。」と伝えていたので、丁寧に書くことも課題。
入りきるように小さく書くことと丁寧に書くことを意識して慎重に書いていく子ども達でした。
そして、裏面の文章を書いていく時には「何て書いたらいいかな。」「相手が書いてもらって嬉しい言葉って何だろう。」と考え、ナガヤタワーの住人さんとの思い出を思い出しながら書いていました。
お盆明けには住人さんからお返事も届き、嬉しそうにしていた子ども達。
これまで人に手紙を送るという経験をしたことが無かった1年生にとっても心に残る経験となったことと思います。
ナガヤタワーの住人さんからも「嬉しかった。」「ありがとう。」と有難いお言葉を頂きました。
まふぃんはナガヤタワー(昔の長屋をモチーフとした建物で、小さなお子さんからお年寄りの方まで、様々な年齢の方がお住まいになっています。)の1階にあるという素敵な特徴を持っています。
その為、今回だけでなく住人さんと関わる機会を設けることで、子ども達が地域の方との交流が出来るようにしています。
今回の活動でハガキの書き方だけでなく、送る相手のことを考え、読みやすいように丁寧に書くことを学んだ子ども達。
常に丁寧に書く意識を持っていれば、読みやすい文字が書けるようになるかもしれません。
また、「受け取る人が貰って嬉しい言葉」について考える子ども達の姿もありました。
相手のことを考える・思いやりの心を持つことは今回の活動以外の時にも生かされるのではないでしょうか。
私自身、もう随分と手紙を書いていないように思います。
便利なラインやメールだけでなく、近くにいても敢えて手紙で心を通わす、そんな経験を子ども達と育んでいきたいです。
まふぃん上之園 岡部
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