お知らせ

2021.12.01

ブログまふぃん(上之園)

発達と社会性を伸ばす!

幼少期の運動の経験がとても大事、というお話は、子育てをしていると必ず聞いたことがあるのではないでしょうか?

それと同時に、これからの社会は多様性を受け入れ、コミュニケーション力が大事、ということも言われています。

社会が便利になり、私たちの生活は運動量、コミュニケーションを経験する場がとても少なくなりました。

まふぃんでは、子どもの発達と社会性を同時に伸ばす活動を日々考えながら活動を組み立てています。

今回は運動遊びを取り入れた、活動の様子を紹介したいと思います。

 

【発達面:体幹機能を高める】

 

11月に園内研修で「基本の動き=0歳から1歳までの赤ちゃんの動き」がとても大事という事を学びました。

運動遊び以外の活動でも基本の動きを取り入れるようにしています。

例えばわらべ歌やリトミックの中で・・・

いもむしごろごろ~

いろはにこんぺいとう~

ロンドン橋落ちる~

転がる(寝返り)、ワニ歩き(ずり這い)、這い這い、高這い、等、歌やリズムに合わせて子ども達は楽しそうです。

目が回るよ~と言いながらゴロゴロと転がっていきます。

 

運動遊びで出す遊具も、子ども達の発達や動きを引き出すように工夫して提示しています。

よじのぼる

くぐる

 

スライダー

面白いと思ったことを何度も何度も繰り返す子どもたち。登ったり滑ったりすることを通して、視界の変化、スピード感、手足の連動などなどの機能が伸びていきます。

この気持ちが土台となって、「新しいものに挑戦する気持ち」も育つのではないでしょうか。

子どもたちの変化はすぐに表れて、とても感動します。

 

【社会性:友達に興味がむく】

 

体幹機能を高めると同時に、まふぃんでは社会性も育てる目的があります。

自分の興味のないことになかなか参加しない、一人で遊びことが好き、というお子さんが、楽しんでいる子どもをそばで見ることを通して、僕もやってみたい、という自発性を生み出すように環境を工夫するのです。

まふぃんに通所3回目のお子さん。

不安な気持ちが強く職員から離れられないでいたのですが、友達がしているのを見て興味を持ったようです。

自分から滑り台に近づいていきました。

とても感動的な場面です。

自分から近づく、やってみる、この経験が大事と考えます。

興味があることにはやってみたくなる!

できた!楽しい。面白い!

しかも一人でするよりも友達がいた方がなんだか楽しい!

 

教えなくとも、適切な環境で遊ぶ中で子どもたちはお友達に興味を持ち関わり始めていきます。

 

根っこを太く深く

 

身体を動かすこと、人との関わりを持つことは、生きる上でとても大事な土台です。

 

夢はでっかく、根は深く

 

土の中の水道管

高いビルの下の下水

大事なものは表に出ない

(相田みつをさんの言葉)

 

子ども達と日々接していて、この子たちが将来生きていく力をしっかりとつけていきたい、と強く感じます。

子どもたちが笑顔で、できた喜びを感じられるように、これからも学びを活かして毎日の療育を工夫していきたいと思います。

 

まふぃん上之園 末吉

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