お知らせ
2024.07.17
ブログまふぃん錦ヶ丘
まふぃんのお絵かき(錦ヶ丘)
「今日は、お絵かきでしょ!お着替えしなきゃ!」と張り切る年長の子どもたち。月に一度のお絵かき遊びをとても楽しみにしています。
まふぃんのお絵かき遊びでは、
・クレヨンや絵の具の感触になれる
・道具(クレヨンや筆・タンポ)の使い方になれる
・指示を聞いて行動する
・描く場所や道具を一緒に使う
等、子ども達の発達や社会性を育むことを目的にして活動をしています。
感触に慣れよう
初めてまふぃんのお絵かきに参加する子どもたちの中には、クレヨンを持ったり絵の具に触ることが苦手で活動に入れないことがあります。ベタベタした感触や汚れることがイヤだと感じてしまうようです。
そんな子どもたちの気持ちに配慮しつつ様々な感触の幅を広げるために、まふぃんでは、真っ白な大きな用紙を目の前に広げて「描いてみたい!」という気持ちが高まるようにしています。
感触や感覚がちょっぴり苦手な子には無理強いせずに、まずはお友達が楽しそうに描いている様子を見ることから。
「楽しそうだな~」「ぼくもやってみようかな~」、そう子どもたち自身がやりたくなるタイミングを待ち、ちょっとだけやってみようかな・・と子どもが動きだした時に背中をポンと押してあげることが私たち大人の役割です。
先月のお絵かき遊びでは、今までその場にいることが精いっぱいだった子が、クレヨンやタンポに手を伸ばし、ぐるぐる描きしたり、塗りつぶしたりしている姿や、「汚れたくないから描くのはいやだ」→「汚れても平気」に変化していく姿がありました。子ども自身がステップアップした瞬間です。
みんなで使うよ
大きな用紙とクレヨン一箱を4〜5人で一緒に使う場面では、「赤が使いたい」「ここには描かないで!」など、子ども達の素直な気持ちや自己主張が生まれます。
「赤を使いたいんだね」と共感したり「どこに描いたらいいのかな?」と気付くように声かけをしていると、子ども自身が「ピンクでいいや」と折り合いをつけたり譲り合ったりして、少しずつ我慢することができるようになっていきます。
年長さんになると「白いところがなくなるまで塗る」「長い線をひく」等の指示のもと、それに向かってみんなが協力して色を塗る経験もできるようにしています。
絵筆で長い一本の線を引く場面では、「ここ描いてもいい?」と友達の線と重ならないように描く場所を考えたり、描くタイミングを待ったりする姿がありました。真っすぐな線を描くことを通して、筆の使い方や色が途中で切れてしまわないように力加減をしながら描くことを習得しています。
もう一つ、お絵かき遊びの時は、特に手洗いや着替え、整理整頓ができるように支援しています。
活動の後は手を洗う、脱いだ服を畳む、決められた場所に片付ける等の生活動作を積み重ねることで、園の集団生活がスムーズに送れるようになっていきます。
子どもたちそれぞれが発達の課題をクリアすること、友達との関わりをたくさん持つこと、豊かな感性、みんなで一緒に描いたという達成感も感じられるように今後も、まふぃんのお絵かき遊びを充実させていきたいと思います。
まふぃん錦ヶ丘
末吉
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