住人さんの優しさ ~七夕に願いを込めて~

 

〝ナガヤタワーの住人さんと、お喋りをしながら作れますように〞

と、短冊にお願いを書いた昨年の七夕』

今年も、新型コロナウイルスの影響で、〝お喋りをしながら〞

作る事は出来ませんでした。

 

ですが、昨年同様、ナガヤタワーの住人さんに、願い事を書いてもらい、七夕飾りを一緒に作ろう

という事になりました。

 

今回の交流のねらい

『友達の考えを聞きながら、協力して作る事が出来る(コミュニケーション)』

『直接交流が出来なくても、相手の事(ナガヤの住人さん)を想いながら

作る事が出来る』

 

お願い事を書いてもらう。と意見はでましたが、話が先に進みません。

 

「去年は、色画用紙に笹を描いたよね」

「今年も笹にする?」

「えっ!また笹?」

 

話し合いは平行線。イメージがつかない様です。

そこで、七夕の絵本を読み聞かせする事にしました。

すると、彦星と織姫が会う『天の川』の場面で、

身を乗り出し「おっ!」と歓声を上げました。

 

『天の川』にしよう!

全員一致で、天の川を描き短冊を貼る事に決定。

 

星が沢山集まり、川のように見える天の川。

「天の川は、キラキラの折り紙で貼ろう!」

「そしたら綺麗だよ」

 

子ども達は、〝どのようにしたら綺麗に見えるか〞〝住人さんが喜んでくれるか〞

一生懸命考えます。

「星が出ている時の空は、夜だから黒で色を塗ろう」

「でも、銀河ぽいから黒より青に近いかも」

意見を出し合い、決めていきました。

 

以前は、話し合いになり自分の思いが通らないと

「何で!」「僕は(私は)~したい」

と、譲れない姿や怒ったり拗ねる姿が多く見られていました。

しかし、今では冷静に相手の話を聞き受け入れたり

意見を言う子も〝何故そうしたいのか〞理由を伝える事が出来るようになってきました。

話し合いの目的は、『いろんな意見を皆で出し合い、どのようにするか決めていく』です。

結果は、自分の思いと違う事があります。

 

このような時に、「自分のしたいこととは少し違うけど、まっ、いいかぁ」と

人の意見を受け入れる力は『柔軟に対応をする力』にも

繋がっていきます。

学校生活や社会生活を送る中で、早めに身に付けておきたいですね

数日後、お願い事を回収にナガヤタワーに行くと、

子ども達が作ったポストに、沢山の短冊が入っていました。

「うゎ!いっぱいだ!」と

短冊を集めて嬉しそうに見せるAちゃん。

どんな、お願い事が書いてあるのかな…

  • ご紹介します。

・まふぃんのみなさんと交流出来ますように。

・まふぃんのみんなが元気になりますように。

・まふぃんのみんなが健康で笑顔でいられますように。

・まふぃんのみんなの夢が叶いますように。 etc.

 

ナガヤの住人さんが書いて下さった短冊には、

まふぃんの子ども達の事を想う〝温かい言葉〞〝やさしさ〞に溢れています。

子ども達も、その短冊の言葉を読み

「僕(私)たちの事が沢山書いてある」

「一緒に作りたかったね」と、

住人さんの〝優しさ〞〝想い〞が

しっかりと伝わった瞬間でした。

お喋りをしながら行う、積極的な交流が難しい今。

今だからこそ、このような形での『心と心の交流』

大切にし、関わりを深めていきたいと思います。

 

子ども達には、このような地域の方たちの温かい眼差しが欠かせません。

人との繋がり、様々な年齢の方との交流が社会性だけでなく

子ども達の『心の成長』にも欠かせない大切な経験です。

 

 

出来上がった、七夕飾り。

ナガヤの玄関に飾りました。

みんなの願い、叶いますように!

 

まふぃん上之園

寺田

お米プロジェクト~田植え~

6月中旬、まふぃん、まふぃん錦ヶ丘、アフタースクールの3事業所が合同となり、田植えを行いました。

慣れない土の感触や田植えの手順に悪戦苦闘しながら、参加した全員が稲を植えることができました。空き時間に行った田んぼ観察をお行い、田んぼに生息する生き物も見つけ、普段はできない自然との触れ合いの他、子ども同士の交流を図ることもできました。少し時期が遅れてしましましたが、その様子をお伝えしようと思います。

 

今まで事業所内で取り組んできたお米プロジェクトは下記のブログでもお伝えしています。

 

お米プロジェクト始動

お米プロジェクト(錦ヶ丘)

お米プロジェクト ~苗作り編~(上之園)

お米プロジェクト ~土作り編~(錦ヶ丘)

 

各事業所で様々なことに取り組んできましたが、今回はいよいよ実際に田んぼでの田植えを行います!

 

田植えをするにあたって、大きく3つのねらいを立てました。

・田植えを通して、泥の感触や自然に直接触れることができる

・田植えの手順を知り、指示を聞いて植えることができる

・バス移動や田植えに関わる活動を通して、他事業所の子ども達や地域の人と交流ができる

 

普段はできない田んぼを使った自然体験。

地域の方に協力をいただき、初めて会う友だちと「自然」というフィールドを通して生まれる交流。決して一人ではできない体験をすることが出来ていました。

 

田んぼにレッツゴー!

場所は、認定こども園錦ヶ丘の園長先生が所有する鹿児島市山田町にある田んぼ。

総勢26名の子どもたちが、2班に分かれて田植え、田んぼ観察まで行いました。

初めて顔を合わせる子どもたちですが、いつもと違う雰囲気に賑やかな笑いが飛んだり、いつもより控えめな様子の子も…。

帰るまでに仲良くなれるかな??

 

現地について、挨拶を済ませたら早速田植えと田んぼの観察を開始します。

 

田植えに苦戦!?(笑)

 

「さあ、それでは田んぼに入ってください!」

合図と同時に田んぼの中に足を入れていきますが・・・

「うわっ」

「なんかぬるぬるしてる!」

「足が動かない、先生助けて!」

と大騒ぎです。

 

バケツ稲で田んぼに近い感触のもと、手で植える経験(練習)はしてきましたが、足の感触まではバケツ稲では経験させてあげることが出来ませんでした。

これこそ本物の自然に触れてみないと分からない体験ですね。

「大丈夫?」

自然と友だちを気遣う高学年の姿に、私たち大人も感心しました。

「大体5本ぐらいを手に取って、土の中に植えてください!」

指示を聞きながら、職員お手製の「田引きロープ」の目印を頼りに植えていきます。

が・・・。

なかなか上手に植えられません。

バケツ稲と違い

土がやわらかい・深くてどこに植えたらいいのかわからない 等

バケツ稲の時には経験できなかったことです。

 

 

 

 

こんな道具も使いました!土を均して植えやすいようにしました♪

 

 

 

あんなに騒いでいた子どもたちも「稲を植える」ことに夢中になり、初めて泥に足を付けた時の騒ぎは嘘のようになくなっていました。

また、「ここに植えていいよ」「ここも植える?」と子どもたち同士の交流も自然と会話しできているようでした。

 

田んぼには何がいるかな?

さて、こちらは観察チームの様子です!
生き物の写真付きボードを使い、田んぼの中の生き物を探していきました。

あぜ道?そんな疑問も田んぼの生き物を見つけてみよう!

と田んぼの周りを歩いていると

「これ!オタマジャクシだよね?」

「あー、見て!このタニシ大きいよ!」

「葉っぱにピンク色の卵がついてる。これ何の卵?」

などなど。

夢中になって観察していきます。

梅雨時期のあぜ道がぬかるんでおり、歩く度に足元を取られてしまうこともありました。

これもまた体験して初めて味わう感覚だったと思います。

 

みんなでおにぎり🍙

子どもたちが田植え・田んぼの観察をしている頃・・・

職員の皆さんが軽食のおにぎりを握ってくれました。

暑い中、田植えを頑張る子ども達のために、職員はおにぎり作りを頑張ります。

みんなで一緒に「いただきまーす♪」

 

一仕事終えた後のおにぎりは格別だったことでしょう。みんないい表情で食べていました。

「次は自分たちで収穫したお米でおにぎりが作りたい!」そんな声も聞こえてきました。

 

「会ったのは今日が初めて」という子どもたちも田植えや田んぼの観察、おにぎりを一緒に食べることを通じて交流が生まれたのでしょう。

「また田んぼの観察の時に会おうね!!」そんな会話をする姿も見られました。

 

お米作りプロジェクト開始から約2ヶ月。

私たちの想像以上に、子どもたちが田植えに興味・関心を持ち取り組んでいる姿を見て嬉しく思います。

「お米を育てて自分達で食べる!」という一つの目標に向かうなかで

苦手なことにもチャレンジし、自然と友だちとの交流もできる子どもたちの姿に改めて成長を感じる1日でした。

 

さて次は、8月に稲の成長を見に行きます。

子ども達がどんな反応、発見をしてくれるか…今から楽しみです。

 

お米プロジェクト

担当:今屋、末吉

ライバル!


今回は、3歳児のお子様が同じ年の友だちに負けたくない!という気持ちから、

苦手な感触を克服できた小麦粉粘土の活動の様子をお伝えします。

運動は得意で体の大きいA君。

積極的で負けず嫌い。

でもべとべとやべちゃべちゃの感触は、ちょっぴり苦手です。

同じようになんにでも積極的なK君。

この二人、力も強く児童発達支援のクラスでもリーダー的な存在です。

お互いバチバチと火花をちらして、段ボール遊びでは自分のものだと譲らずに、同じ段ボールを取り合ったり、

お絵描きの時にはクレヨンを取り合ったり、時には感情が高ぶって手が出そうになることもあるライバル同士。

でも、気が合うので仲良く遊ぶことも多く、

二人の相乗効果を期待して、今日はあえて同じグループにしました。

 

 

まふぃんの児童発達支援の活動では、感触遊びとして小麦粉粘土をあつかうことが多くあります。

材料は、小麦粉と水と油。

たった3つのどこにでもあるシンプルな材料ですが、

まだ小さいお子さんは、口に入れて確かめようとすることがあり、口に入ったとしても安全なこと。(もちろん口に入れないように職員が気を付けています。)

作る過程で、小麦粉の感触がさらさら・ぱらぱら・ぽろぽろ・べちょべちょ・べとべとなどに変化し、いろんな感触を体験できること。

などの理由からです。

 

 

小麦粉の感触


 

タライに小麦粉が入ります。

 

「さらさら」

「ふわふわ!」

「雪みたい」

 

もっと小麦粉を入れます。

「わぁいっぱいになった」

「ぎゅう-ってしたら、お団子ができた」

など、粉のさらさらの感触は、十分に感じて楽しんでいました。

 

 

 

 

水が入った感触


 

水を少しずつ入れます。

さらさらだった粉の感触が、ぱらぱらになり、ぽろぽろと変わっていきます。

「わぁーい。水が入った」

「もっと入れて」

と、喜ぶ子が多い中、

ぽろぽろの小麦粉が手にくっついてくると、さらさらの粉で手についたものをとろうとする姿も見られます。

 

 

さらに水が入ると、べとべとの感触に…

 

先ほどまでのさらさらやぽろぽろの感触を楽しむ様子と違い、

 

べとべとした感触も気にせずに触ることができる子。

水が入ることを喜ぶ子。

周りの様子を伺ってから、タライに手を入れる子。

ちょっぴり苦手な子。

子ども達の反応も様々です。

 

K君はべとべとした感触を気にすることなく、楽しそうにどんどんこねています。

 

さて、いつもはべとべとになると、手を引っ込めてなかなか触りたがらないA君はというと…。

同じグループで楽しんでこねているK君につられて、顔についた粉も気にせずに一緒にこねています。

「K君が、頑張っているからいい粘土ができそうだね」

と、職員がK君を褒めると

ライバルのK君に負けたくない!と、苦手な感触に嫌な顔をすることもなくK君以上に、

どんどんとこねています。

 

おぉ~すごいぞA君

 

負けず嫌いの力が、A君の苦手を克服した瞬間でした。

「A君、すごいね」

声を掛けると、なんとも誇らしげです。

いいぞ!いいぞ!

二人の頑張りもあり、一番に粘土を作り上げることができました。

 

 

小麦粉粘土で遊ぼう


 

できた粘土をみんなで分けて遊びます。

丸く伸ばしてピザを作ったり

 

足に巻いたり伸ばしたり

 

うどん職人のように足で踏んだり

 

 

マフラーの様に首に巻いたり…?。

 

 

最後は、タライに片付けて今日の小麦粉粘土はおしまい。

 

 

 

こどもは子どもの中で育つ


 

大人の声掛けや指示もとても大切なことですが、

今回のA君は、大人の声掛けで苦手な感触を触ることができたでしょうか。

出来たとしても、それは自発的ではなく、いやだけどしょうがなく…という思いからかもしれません。

 

あの子には負けたくない!あの子がやれるならぼくもできるはずという思い。

自分からやりたい!やってみよう。とする自発的な力。

それが大きく作用したからこそ何の抵抗もなく苦手を克服できたのではないでしょうか。

まさに子どもは子どもも中で育つということを実感した出来事でした。

 

今回は、A君にそんな力を与えてくれたK君!

次は、K君がA君から力をもらえるような、「仕掛け」を考えて活動を組み立てていきたいと思います。

 

二人は素敵なライバル!今後の相乗効果による成長が楽しみです。

 

まふぃん錦ヶ丘  田尻

まふぃんの田んぼ~土作り編~

前回のブログでは、苗作りの様子でした。

今回は植え替え(バケツ稲作)についての紹介です。

 

植え替えの活動を通して、

  • 泥の感触になれる
  • 一つの容器をみんなで使うことを通して、他者や自分に迷惑がかからないように行動をコントロールできる

が目的です。

田植えに参加しない子どもたちにも泥の感覚を知ってほしい、自分たちで稲を育てる経験を、という願いと共に、汚れることをあまり気にしない、他者のことを考え、場に合った行動を取ることが苦手、といったお子さんの行動のコントロールができるようになることをねらいにしました。

 

○期待値を上げる!

 

土作りの話の前に、子どもたちに一冊の本を見せました。

『バケツで実践 超豪快イネつくり:1粒のタネが1万粒に!』です。

「本当に!?」「すごい!!」「1粒がそうなるの!?」

子どもたちは目を丸くしていました。

「こんなふうにみんなの苗も育つといいね。」

子どもたちのやる気がアップし、外に出て、土作りのスタートです。

 

○“泥で汚れた”

 土作りの手順は、高学年の子どもたちが事前に調べていたので、A君に発表してもらいました。

見通しを持ち確認したら、グループに分かれて土作りです。

「土作り、頑張ろうね! 土が飛び散らないように、他の人のことも考えて混ぜてくださいね」とお願いしましたが…どうなるでしょうか。

活動が始まると同時に、グループのメンバーからいろんな発言が飛び出しました。

「僕の入るところがないよ」「重いよ」「うまく持てないよ」

しばらく見守った後、“どうしたらいい?”と声掛けすると、

土の入った袋を一緒に持つ子が出てきたり、場所を譲ったりする場面がでてきました。

「もう少し入れて!!」「それくらいで、いいよ」

コミュニケーションが盛んになってきました!

 

水を入れてからは、さらに子ども同士のやり取りが活発になりました。

「水が足りないよ」「下の方をかき混ぜて」

「あっつ、足に泥が飛んだ」「・・・」

「ちょっと、飛ばさないように混ぜてよ」

「〇〇さんがひっかけた」

「だって・・・」

Bさんと、Cさん、どうなるのかと見守っていると、それ以上言わずに黙ってしまいました。

“どうしたらよかったのかな~” と声掛けすると、汚されたBさんは自分の座り方を変えてくれました。

汚した方のCさんは力加減を考えて、また土まぜを始めました。上級生のBさんは、わざとではなかったことを理解して許してくれたようです。そして、どろどろの土が完成しました!

まふぃんでは、友達同士のトラブルがあった時、当事者同士で解決させることを大切にしています。「ごめんなさい」と言えばそれで終わり、では、次につながらないからです。相手はどんな気持ちになったのか、どうすればよかったのか、考えることが大事です。それが自己解決能力を育てると思うからです。

 

子どもたちは、土が泥になる変化を感じ、泥で友達や服を汚さないように慎重に行動することができました。

周りのことを考えて行動できたように思います。

 

○土作りは嫌じゃなかった

 

活動後の子どもたちの感想です。

・気持ちよかった。

・水を入れると土が固くなって、そしてだんだん柔らかくなった。

・面白かった。もっとしたかった。

など、とても満足したようです。

クールな印象の強いD君が「土作りは、嫌じゃなかった」と発言してくれたことがとても印象に残りました。

友達と協力して、わいわい言いながら泥の感触を味わったことが、気持ちよかったのでしょうね。

 

○無事に育ちますように

 

翌日、まふぃんの田んぼに苗植えをしました。

太くて元気そうな苗を選んで

“大きくなりますように・・・

 

私自身も初めての経験、バケツ稲作。本当に育つのかな?大丈夫かな・・・

子どもたちも同じ思いでしょう。

まふぃんの玄関前には、小さな田んぼができました。

愛情をたくさん注いで、お米を育てましょうね。しっかり観察していきたいと思います。

 

さあ、次回は、本物の田んぼの田植えの様子をご紹介しますね!

 

まふぃん上之園 末吉

 

 

おたまじゃくし♪

 

♪お~たまじゃくしに、あしがでて、てがでてきたら~おがとれた♪

おたまじゃくしを見て歌う、児童発達支援の子ども達。

幼稚園や保育園で、この時期よく歌われている

〝おたまじゃくし〞の歌です。

先日、ナガヤタワーの方から〝おたまじゃくし〞を頂きました。

卵から孵ったばかりの、とても小さなおたまじゃくし。

子ども達は〝おたまじゃくし〞と〝卵〞に興味津々です。

まふぃんの庭に、小学生の植えたバケツ稲作があります。

田んぼと言えば、〝おたまじゃくし〞

バケツ稲作を見て、〝おたまじゃくし〞がいたらいいな~と

思っていた所に

「おたまじゃくしはいりませんか?」と持ってきて下さいました。

グッドタイミング!

ナガヤのAさん。ありがとうございます。

街中で生活している、まふぃんの子ども達にとって、

〝卵〞と〝おたまじゃくし〞を間近で見るのは滅多にない経験。

「おたまじゃくしだぁ!」「これ、かえるになるんだよ」

子ども達は、ちょろちょろと動く〝おたまじゃくし〞に釘付けです。

顔を近づけて観察していました。

 

しっぽを揺らして泳ぐ姿に

「可愛いね~」と、中々その場を離れられない子。

あまり動かない〝おたまじゃくし〞を見つけて

「死んでいるのかな?」

と心配し、一緒に入っているホテイオアオイ(水草)を持ち上げ

活発に動き出すと「生きてた!」と嬉しそうに知らせる子ども。

反応は様々です。

その中に卵を見つけた子ども達もいました。

「これ、何?」「おたまじゃくしの卵だよ」

「おじいちゃんの田んぼで見た事があるもん」

と、実際に見た事のある子どもが教える姿がありました。

ですが、特に〝卵〞は始めて見る子どもばかり。

「おたまじゃくし?卵?カエル?」と

成長の過程が一致しない子が殆どです。

 

カエルは両生類。

ということを学ぶのは、まだ先ですが、

今のこの時期に触れ合い、観察し、興味を持ち

『大きくなったらどんな形』になり『何になるのか』

『どのように変化しカエルになるのか』

友だち同士話をしたり、図鑑を見ながら

身近な生き物に興味・関心を持って欲しいと思います。

 

それともう一つ。

 

子ども達が出会う草花や生き物。

子ども達にとって自然は不思議に満ちた存在です。

生き物を観察する事を通して、

『生命の不思議さ、成長の様子』に驚いたり、心を動かされたり。

自然と触れ合い『関わりながら知る』

好奇心・探求心。学びへ向かう大切な1歩へと繋がっていきます。

 

 

身近な自然や生き物の発見は子ども達だけではなく、

大人も面白く学びがあります。

子どもたちと一緒に小さな発見や驚きを見つけていきたいです。

 

順調にカエルになるかな⁉

子ども達と一緒に成長を楽しみにしています。

 

(最近、青虫の幼虫も頂きました。はらぺこあおむしの様なちょうちょになるかな😊)

 

まふぃん上之園

寺田

 

お米プロジェクト~苗作り編 上之園~

田植えのシーズンになりました。

4月、まふぃんの子どもたちもお米作りに挑戦することを話し合いました。

田植えに向けて、5月は種まき、苗作りの準備を試行錯誤しながら行い、順調⁈に進んでいます。

お米プロジェクトでは、お米が育つ課程を知るだけでなく、子ども達の生きる力を育てたい、という壮大なねらいがあります。

種うえ、苗作りでは、稲の持つ生命力を感じたり、稲がどのように育つのか想像したりする力を育むことがねらいです。

それでは早速、子どもたちの活動の様子を紹介いたします。

 

〇 芽が出るかな?          

 

「これ、な~んだ?」

子どもたちに種もみを見せました。子ども達は興味津々です。自由な発言を見守りました。

「なにこれ?」「種?」「お米だよ」「見たことある!!」

「皮がむけた、やっぱりお米だ!!」

「なんだか茶色い。」

「これ、食べられる? ガリッ、かたいよ~」

「これを炊飯器で炊いて食べるんだよ~」

自分たちの生活の中で得た情報を引っ張り出して、やり取りをしながら、お米であることに納得したようです。

 

「これは、お米の種なんだよ。これを植えて、お米を育ててみよう。」と、3日前に水につけていた種もみを見せました。

それを見た子どもたちは・・・

「あれ、何か根っこが出てる!」

「本当に芽が出るかな⁈」

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ワクワクしながら種まきです。

芽が出ますように・・・

大きくなりますように・・・

そんな願いを込めて、種まきは終了しました。

 

〇 すくすく育つ苗たち        

 

種まきから、1週間ぶりに登園した子どもは苗の成長にびっくり。

「芽が出てる!!」「かわいい~」と言いながら優しい表情で見ていました。

 

植物の持つ生きる力に職員も感動するばかり。まふぃんに新しい仲間が増えたような気持ちです。

3週間たつとふさふさの立派な苗に育ちました。植物の持つ生命力はすごいですね。

 

〇 植え替え~苗の気持ちを想像して~      

苗が十分に育ったので、そろそろ植え替えをしなければいけません。

子どもたちに質問します。

「苗が育ってよかったね~。」

「このままで、お米ができるかな・・・今の苗の気持ちはどんな気持ちかな・・・?」

苗の気持ちになることにより、相手の気持ちを考える経験になると考えました。

 

子ども達の中には、友達とのコミュニケーションがうまくできない、という悩みを抱えている子が少なくありません。その原因には、相手の気持ちを想像する経験が少なかったり、自分の気持ちを優先させてしまう傾向が強かったりすることがあります。そこで、苗の気持ちを考えさせることで、苗の為に何をしたらよいか、相手の立場で考える機会を設けました。

子ども達から、

「せまいよ」「水が欲しいよ」「広いところにいきたいよ」

「土が欲しいよ」「肥料がほしいよ」

の発言が出ました。困っている苗の気持ちが想像できたようです。

「バケツに植え替えしなくちゃ!!」

「そうだね、田んぼに植え替えをしなくちゃ、大きくならないかもね。」

解決案は子ども達の中から生まれました。

子ども達の想像力は無限です。しかし、考える機会がなければ、想像することはなかなかできないでしょう。

毎日の生活の中では、早く、早く、と時間に追われてとにかく終わらせることを優先にしまいがちです。

まふぃんの放デイでは話し合いで意見交換をしたり、ロールプレイをして自分以外の立場に立って考える活動をとても大切にしています。

コミュニケーション力、想像力が豊かであれば、よりよい対人関係が生まれ、毎日を生き生きと過ごせることでしょう。

苗の気持ちをたくさん発表してくれた子ども達、やさしい気持ちを皆で共有できて、とても嬉しかったです。

また、バケツが足りない場合を考えてリンゴなどの入った発砲スチロールの箱を、子どもたちに近所の八百屋さんにもらいに行ってもらう活動も取り入れました。

地域の人との関わりを経験する場です。お願いする時のコミュニケーションの取り方(挨拶、お辞儀、伝え方、お礼)を学ぶ貴重な体験となりました。

 

さて、お米プロジェクト~苗作り編~はここまで。

次回は、まふぃんの田んぼ~土作りから田植え~の活動を紹介いたします。

わくわくのお米プロジェクト!!

お楽しみに!

 

まふぃん上之園 末吉

お米プロジェクト(錦ヶ丘)

まふぃんでは、日々のおやつとしておにぎりを食べています。

おにぎりを作る、食べることを通して、他の人のことを考えながら量を調節する、ふりかけを実際に作ったり、苦手だけど収穫した野菜にも挑戦する、ふりかけやラップの買い物経験をしています。

昨年、隣接する認定こども園の園長先生から精米する前の【もみ】をもらい、白米と七分づきにして食べ比べる機会がありました。見慣れない薄茶色のお米を警戒する子もいましたが、実際に食べてみると「モチモチしておいしい!」「自分達でも作ってみたいな」という意見が出たので、自分達で種から育て苗を作り、お米を収穫して食べる経験ができるように“お米プロジェクト”を立ち上げました!まふぃん上之園でも取り組んでいますのでこちらもご覧ください。

 

お米ができるまでのクイズに挑戦!

4月末 お米ってどんなしてできているんだろうね?と職員の一言から

土曜日のクラスで『お米を収穫するまでにどんな工程があるのか』のクイズに挑戦してもらいました。

3チームに別れ、最初は収穫までの工程を予測し写真を並べ替えます。

『どうしてこれはこうなんだろう』

『もしかしたらこんな方法もあるんじゃないか』

目の前にある情報を読み取りながら真剣に予測を立てていく子ども達。

様子を見ていると・・・

苗を植えた後に田んぼを耕すことになっていたり

稲穂が黄色くなって収穫目前だったのに次は緑の苗に戻っていたり

…なんだかおかしなことになっています。

それもそのはず。田植えの経験はなかなできないですからね。

 

ある程度出来上がってきた所で、

「みんな本当にそれで合っている?写真の中にある土や稲はどんなふうに成長しているかな?」

と投げかけてみると・・・

「田んぼに水が入ってるのに後から耕してる。順番が逆じゃない?」

「お米って最後に黄色くなるから収穫は最後だよ」

と、子ども達で話し合いながら、写真を入れ替えていました。

 

各チームでクイズを完成させた所で自分たちの予測を動画を視聴しながら順番を確認します。

みんな食い入るように観察し、「お見事!!みんな大正解!」

 

田んぼのことを聞きに行こう!

ここで「みんなでお米作ってみたくない?」と提案してみました。

「やってみたい!」「えー!無理!」と様々な声が上がりましたが、「自分達で作ったら美味しいお米いっぱい食べられるかもね」と子どもたちに伝えると「作ってみたい」という賛成意見が固まりました!!

お米を作ってみたい!とみんなの意思は固まりましたが

 

「でもどこでどこで作る?」

 

子どもたちの次なるミッションは田植えをさせていただく場所を見つけること。

「さてどうしようか?」と子どもたちと話し合っていると、「保育園の時、バスに乗って田植えに行ったよ」と1年生が教えてくれました。

 

早速、情報を集めるために錦ヶ丘保育園へ。

主任の先生に話を聞くと、「こども園の園長先生の田んぼを借りてお米を作ったんですよ」と写真をせてもらい、情報を得ることが出来ました。

そうと分かれば、すぐに行動です!!

まふぃんに帰って、みんなで作戦会議を行い

 

・どうして田んぼを借りたいと思ったのか

・なぜ園長先生の田んぼのことを知ったのか

 

の理由も交えて3年生のAくんが代表で相談してみることになりました。

緊張気味のAくんでしたが、

「まふぃんでお米を作りたいということになって、保育園に行ったら園長先生の田んぼを貸してもらったという話を聞いたので、僕達にも田んぼを貸してもらえませんか?」と園長先生へお願いをすることが出来ました。

 

園長先生も快く了承していただき

「いいですよ!せっかくなので楽しくやりましょう!」という温かい言葉までいただき、Aくんを含め、子ども達もほっと一安心。

 

こうして始まったまふぃん錦ヶ丘でのお米プロジェクト。

上之園にあるまふぃんとアフタースクールにもお誘いをして、3施設で行うことになりました。

収穫までにどんなことをするのか、必要なことは何なのかなどを調べたり考えたりしながら進めていく予定です。

できたお米を収穫し食べる喜びはもちろん、作る経験をして知る大変さ、生産者の方への感謝や食べ物を大事にする気持ちにも繋げていきたい…と思っています。

 

最高のお米を作るために、子ども達だけでなく、職員も学び、経験しながら一緒に取り組んでいきます。

ご家庭にもご協力をお願いすることが出てくるかと思いますが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。

 

まふぃん錦ヶ丘 今屋

自信をつけていく!

昨年の4月からまふぃんに通所しているAさん。時間を意識して行動することや、活動を通して様々な事に挑戦し、自信をつけていく事などを目標として、週に2回利用しています。

最近では、準備や学習に対しても急ごう!と自分から進んでとりくもうとしたり、苦手な活動にも頑張って参加してみよう!とする姿が見られるようになってきました。今回は、そんなAさんのまふぃんでの様子をお伝えしていきたいと思います。

まふぃんに通い始めたのは昨年4月、小学校も進級して新しいクラスになったばかりでした。周囲の環境も変化があり、それに慣れるのにも大変だったと思います。

まふぃんに来てからの準備や宿題についても時間がかかることが多く、声を掛けると自分のペースを崩されることを嫌がることもありました。

それでも、活動をみんなと一緒にすることは大好きで、「今日も楽しかった」「○○さんは今日来るの?」など、友達のことを気にしたり、活動の感想を聞かせてくれることも多く、職員とも学校や家でのことをたくさん話してくれました。

しばらくすると、少しずつ学校、まふぃんでの生活に慣れ、学習の時間でも、漢字の書き取りに集中して取り組むことができるようになりました。時間内に終わらすことができることも増えてきて、職員から「頑張ってるね」「やるね~」と声を掛けられて嬉しそうです。

 

集中しやすいように環境は整えていますが、もちろん学習時間は他の子達と同じ空間で行います。初めのうちは、少し気が散っている様子もありましたが、「○○君よりも早く終わらしたい」というような気持ちも出てきて、学習時間は静かな盛り上がりを見せています。

「漢字を終わらすことができた」

「最後まで自分の力でできた」

 

という達成感は自分自身の力になり、自信につながっていきます。

まふぃんの活動は17時頃から始まるので、それまでに学習を行い、おやつを食べ、時にはまふぃんの畑の水かけを行います。みんなと自由遊びや活動を行いたいという気持ちが高まってきたようで、宿題の取り組みは少しずつスピードアップしていきました。

 

現在では、漢字の書き取りはもちろん、日記、まふぃんプリントにも時間内に取り組むことができるようになっています。

これは、集中することができるようになった。ということもありますが、Aさん自身が自信を持つことができたから、という部分が多いと思います。

「今日は宿題どのくらい出たの?」

と聞くと、

「日記と作文、終わるでしょ」

と自信たっぷりに答えてくれるのです。

小さな「できた」を積み重ねていく事で自信がついていき、その結果できることも増えていくのだと実感しました。

学習以外でも、はじめの頃は、活動が始まっていてもあまり気にせずにマイペースに行動していたことが多かったAさんでしたが、現在、活動に間に合うように準備をしたり、移動するときに小走りになっていたり、本人からも「ちょっと、いそいでるから待って?」といった発言が出てくるようになりました。

皆と一緒に参加したい。

活動に早く行きたい。

といった気持ちや意欲が出てきたのだと思います。

前向きで、時に職員も笑顔にしてくれるような楽しい発言は、輝くものがあります。

今年度は、まふぃんでの活動の中で上級生としての行動なども意識しながら取り組んでもらい、さらに自信や粘り強さを伸ばしていってもらいたいと思います。

 

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田

大きくな~れ! ~野菜の苗植え体験~

大きくな~れ!

 

放課後等デイサービスの子ども達が

夏野菜の苗植えを行いました。

ゴールデンウイーク前に土づくりをして準備をしてきた子ども達。

夏野菜は「何を植えるか」話あった結果

『トマト』『オクラ』『ナス』『キュウリ』を植える事に決定。

土づくりと苗植えをする中で

気づく・感じる(学ぶ芽)発表する(伝える力)

教える(コミュニケーション)と様々な経験をしました。

〇土づくり

活動のねらい。

『土づくりから経験する事で野菜作りへの興味、関心を持つ』

土を触るのが苦手な子ども達。

「手が汚れるから嫌だ」「虫がいるかもしれないから嫌だ」と

始めはあまり触りたがりませんでした。

その中でも、中学生のA君は特に手が汚れる事が苦手。

昨年までは、指先で少し触るくらいでした。

今年も「(今日は)来るんじゃなかった・・・」と、ぽつり・・

ですが、肥料を混ぜる頃には、

「この、活動苦手なんだよな」と言いながら、両手を真っ黒にして

頑張っていました。

「僕はしたくないからしません」

自己主張も大事ですが、チームで活動する際にはそれだけでは解決できない時もあります。

苦手な事や、やりたくない事があった時に〝決まった事は我慢してする〞

集団に合わせて行動出来る社会に出ていく中で大事になってきますね。

夏野菜を植えよう

活動のねらい。

『野菜の苗植を通して大切に育てる気持ちや植物に対する興味、関心を持つ』

『苗植をグループでする事で気持ちの折り合いをつける事が出来る』

 

【苗を分ける】

種類ごとに分ける事も「簡単!」と自信満々。

正確に分けられました。さすが!

 

「何でそう思ったの?」と質問してみると

1年生のB君が、

「ナスはキュウリより大きいから」「茎も紫だよ」

「きゅうりはギザギザしている」と

自分の考えや気づき感じる力、気づく力)

皆に伝え『(伝える力)自分の考えを話す経験』

ていました。

【苗の観察(観察記録)】

グループごとに何を植えるか決まったら、じっくり観察。

子ども達は、定規で高さ長さを測ったり、紙テープで長さを図ったり

今まで以上に、真剣な表情です。(数・量・図形)

「ここ(茎)は固いね」「葉っぱが、ふわふわしている」

と、気づいた事を記録していました。

苗を観察しながら、〝感じた事〞〝発見した事〞を

楽しんでいるようです。

【苗植え】

1年生の子どもたちは、初めての経験です。

「どうやってするの」「これでいいの」と少し不安そうな表情。

そこに植え方を教えてあげるAちゃん(グループリーダ)の姿がありました。

普段、皆の前で発表したり、友だちに教えるのが少し苦手なAちゃん。

教えてあげたい気持ちは持っているのですが、中々1歩を踏み出せずに

いました。

今回、『安心出来る仲間の中でのリーダの経験』

〝苦手だけどやってみよう!〞と思えたのかもしれません。

〝支えてくれる仲間〞安心できる場所〞がある事の大事さを改めて

感じました。(社会性・協同性)

昨年度までは、上級生に教えてもらう立場だったAちゃん。

4月から4年生に進級し、〝教える立場(リーダ)〞になりました。

1年生を中心とした、グループのリーダとなった事で、初めは抵抗を

示していましたが、自分が教えないと苗植えが進まないと感じたのでしょう。

優しく教えている姿がありました。

活動終了後の感想も皆の前で言えました!

初めての事だったので、嬉しく思いました。

 

 

〇観察する(じっくり見る・記録する)

野菜の変化(色、形、匂い、触った感じ、感じた事)を感じ取る。

『じっくり見る』経験が、周りを見る気づく力に繋がっていきます。

例えば、相手の表情や自分が発言した事に対して、相手がどう思っているのか

感じ取る相手の表情や、場の空気を感じ取る

コミュニケーションを豊かにする中で大切になってくる要素ですね。

 

〇発表する(伝える力)

・成長を観察する中で気づいた事、自分の気持ち(どう思ったのか)

を友だちに伝える。

子ども達の中には、発表するのが苦手な子もいます。

学校のような大集団の中では、特に苦手で言えなくなってしまう。

まふぃんのような、小集団、安心できる仲間の中で発表する経験を重ね

自信に繋げていきたいと思います。

野菜を植えていると、ナガヤタワーの住人さんが

「草を取った方がいいよ」「そろそろ食べごろだよ」

など声を掛けて下さいます。

このような、『地域の方たちとの交流』があるのもまふぃんの特徴です。

 

苗植えは1年間通して行っていきます。

季節ごとに植える野菜を変え、

「旬な野菜はなんだろう?」

「じゃなんでこの野菜は夏より冬が旬なの?」

「気温の問題?日光の問題?」

などあらゆる疑問が出てくると思います。

そういったことを自分達で調べ、学習していくことを習慣化すると子ども達の「自主性」「自発性」は飛躍していくことでしょう。

 

街中にあるまふぃんだからこそ、土に触れる、苗を植える、育った食物を食す体験は必要不可欠だと感じています。

プラスして療育の要素を考え結びつけていくことは職員にとっても学びになります。

今後も子ども達の興味を引きつけ魅力ある活動を展開できるように、私自身も勉強して参ります。

 

 

 

 

 

まふぃん上之園

寺田

 

 

 

 

お米プロジェクト、始動!

子どもたちの健やかな心と体を作る源は食べ物。

まふぃんのおやつがおにぎりになって4年目を迎えました。

子ども達は“おにぎりプロジェクト”を通して、みんなで食べるご飯のおいしさを感じると共に、他の人のことを考えてご飯の量を調整することや、ふりかけを買いにお店に出かける経験などいろいろな体験を積んでいます。

そこで、今年度はお米作りに着目させたい、と考えました。

上之園まふぃんは中央駅の近く。どうやったらお米を作ることができるのでしょう??

お米作りを通して、食への関心を深める、自然との直接体験ができる、米作りを通してコミュニケーション力を高めるなど、子ども達の生きる力をたくましくする要素がたくさん含まれています。

まずは、お米への興味、関心を持つ事、自分の意見を発表出来る事をねらいに活動を始めました。

どんな意見が出てくるかな???

 

○もったいない

「ごちそうさまでした」

皆でおやつのおにぎりの挨拶をした後、炊飯器の中を見せました。

あれあれ??

まだ残っている・・・

「みんな、どう思う?」

するとすぐに、

「もったいないよ」

「おにぎりを作って、先生食べたら」

「冷凍ご飯にお母さんしてるよ」

などたくさんの意見が出てきました。子どもたち、家庭での様子をよく見ているのですね。

 

次に見せたのは、外国の子どもたちがしゃがんでご飯を食べている写真です。

「手で食べてる」

「一つのお皿のご飯をみんなで食べてる」

など、初めて見る風景だったのか、子どもたちはびっくりした様子でした。

自分たちの生活とあまりにもかけ離れている様子を知る場になったようです。

お米プロジェクトを通して、世界の食糧事情や貧困、飢餓問題などへ関心が向けられるようにできたら、と考えています。

 

最後に見せたのは、田起こしをしている写真です。

何をしているんだろう?

どこだろう?? 畑かな? 田んぼかな?

子どもたちが迷っていると、5年生の男の子が、

「田んぼだよ。トラクターで田んぼを耕しているんだよ。学校で習った」

「おじいちゃんの家に行くときに見たことがあるよ」

との貴重な意見を出してくれました。

 

ここまでの流れで気付いたことは、子どもたちの情報や経験値の少なさです。

街中で暮らしている子どもたち。私が想像していた以上に、田んぼを見たことがない子どもが多い、また、世界の子ども達の様子を知らないということに気づかされました。どうしたら、子ども達に分かりやすく、経験や視野を広げる事ができるのか・・・今後、子ども達の実態に合わせて活動を組み立てていこうと思います。

 

○相手の気持ちを想像する

“お米を作っている人、写真のご飯を食べている外国のお友達が、残飯をみたら、どう思うかな?”

今度は、相手の気持ちをイメージする問いかけをしました。

「嫌だと思う」「もったいないと思う」

「悲しむ」「お母さんがみたら泣く」

具体的な人をイメージさせることで、相手の気持ちを考える機会を作りました。子ども達の発言の中に、日本文化である”もったいない精神”の気持ちが確認できたことは嬉しいでした。家庭や学校の場で、「もったいないよ」、それはどうしてなんだろう?と立ち止まって考える事は、とても大切なことですね。この気持ちをさらに育てていきたいと思います。

 

 

○お米を作ってみたい!

お米は田んぼでできる事に気づいた子ども達。

”まふぃんのお米は、誰が作っているんだろうね”と質問すると、好奇心旺盛なA君が「自分たちで作ってみたい」と発言しました。

「え~っ、できないよ、無理だよ」との発言も出ましたが、できないことをできるように考えるのが、まふぃんです(笑)

さてさて、どうする??

すると・・・

「まふぃんの砂場を田んぼにしたらいいんじゃない?」

「そうだ、甲突川から水を引いてくればいい!」

「何年かかるかな~」

「10年かかるかも!」

「テレビのコマーシャルで田んぼを作ったのを見た」

などなど、意見が続出。

「野菜みたいに箱に植えたら・・・」と1年生のCさんが発言しました。

「そうだ、箱の底の穴をふさげばいいんじゃない?」

「タライでもできる!」

「そういえば、バケツでお米、育てたの見たことある!!」

など素晴らしい意見が出てきました。子ども達の発想には驚かされます。

面白そうだね!!!

最後にA君が「自分たちの田んぼを作ればいいね」とまとめてくれました。

みんなで知恵を出し合い、話し合うといろいろな解決方法が見つかるんですね。

こうして始まったお米プロジェクト。

種から育てる予定です。

パソコンで調べたり、実際に育ててみたり、みんなで意見を出し合いながら、街中でお米が育てられることを証明できたら最高です!!

自分たちで育てたお米の味はどうなんだろう?

今から想像するだけでワクワクします。

このように、子どもも職員も試行錯誤しながらお米作りを体験するのが”お米プロジェクト”です。

お米が出来るまで、たくさんの学びや発見、経験ができる事でしょう。

お米を通して世界が見え、いろいろな分野に視野が広がるでしょう。

一つ一つの課程を大切にしながらプロジェクトの成功に向けて活動を展開していこうと思います。

 

今後の報告をお楽しみに!

 

まふぃん上之園 末吉

 

 

 

 

 

 

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