構成あそび(積み木パズル)

「上手く入らないよ~」

「どうしたらいいかな?」

「待って、こうすればいいんじゃない?」

「できたー!」

友達と話合いながら活動に取り組んでいる子ども達です。

 

今回の活動は積み木!

積み木と言うと何かを作る活動をイメージすると思いますが、まふぃんの積み木遊びはそれだけではありません。高さ比べや積み木を使ったパズルなど、制限時間を設けたり、チームで競わせることでゲーム性のある遊びも行っています。

このような活動の中で子ども達は、積み木が崩れてしまった時、チームごとの競争で負けてしまった時の感情のコントロールの仕方、チームの友達との協力、自分の意見を伝え、相手の意見を聞き入れるなど友達との関り方などを学んでいます。

 

 

今回は、小学生にとって初めての「積み木パズル」

「今日の積み木はいつもと違うよー」と積み木を準備する職員に、何が始めるのかと興味津々の子ども達です。

「何するのー?」とワクワクドキドキ😳

 

「積み木パズル」とは、決まった数の長方形と正方形、三角などの積み木を箱の中に入れるという遊びです。

 

ぐちゃぐちゃに入れた積み木をきれいに入れるゲーム。

1回目は職員が、2回目は子ども達が問題を出します。

相手チームのパズルの問題を出すと分かると子ども達はニヤリ😏

「負けさせてやるー!」と一生懸命難しい問題になるように考えていました。

難しくしよう~!勝たせないぞ!!

 

制限時間は3分。

初めは「簡単じゃん!」と言っていた子ども達、箱の隙間がドンドン埋まっていきます。

他のチーム「やったー!終わった!!」という声を聴くと「うるさい!」と言ってしまったり、同じチームの友達にも「それ違う!」「邪魔しないで!」と怒り出してしまったりする子もいました。

 

勝負になると本気モード、勝ちたい気持ちが強すぎてついつい口調が強くなってしまいます。

「そんな言い方はしない」と言うと、その子は怒りたい気持ちを抑え静かになりました。強い口調で言うのは良くない事、相手が嫌な思いをする事、本当はちゃんと分かっています。

 

隙間が少なくなると難しい😫

「あれ、入らない!」

残りは長方形1つ、でも正方形の形が入る隙間しかありません。何度も箱から取っては入れを繰り返します。

長方形と正方形、形は違いますが体積は同じ積み木です。

 

結局、制限時間までに箱に入れる事ができず、「悔しい!」と言いながらも気持ちを切り替える事ができました。

形は違うけど、体積は同じ!

あれ、入らない!

どうやったら入るかな?

 

積み木遊びを通して、友達との関わりや感情のコントロールの仕方だけではなく、箱の面積と決まった量の積み木の体積の関係性形や大きさの概念を、遊びを通して体感しています。

「長方形はこんな形」「正方形を2つ繋げると長方形になった」など、実際の形に触れて形を知る事によって、図形をイメージしやすくなり、図形の学習にもつながっています。図形の学習は子ども達のつまずきやすい単元です。このような活動を通して、教科書に平面的に描かれた図形を頭の中で立体に組み立てられる事によって図形の学習への抵抗を減らして行けたらと思います。

積み木遊びによって子ども達がさらに成長していくのを楽しみにしています。

 

まふぃん 中村

大地の恵みからの 広がり

まふぃんの畑の様子を1月にご紹介しました。

暖冬の影響を受けて、畑のダイコンもそろそろ食べてみようかと・・・

 

2月15日、ナガヤタワーの住人さんも参加して野菜の収穫と調理をしました。

畑の野菜は大きくなっているのかな?

引っこ抜く作業、洗う作業はおおにぎわいでした。

「どれを取ったらいい?」

「うわあ、水が真っ黒になった!」

 

 

ちょっと予想よりは小さいけれど、初めて育てた野菜です。

きっと栄養たっぷりでしょう。

 

次は豚汁に入れるために、切る作業です。

3グループに分かれて、ナガヤの住人さんと一緒に切ってもらいました。

これまでの交流会(お月見会、ハロウィン、クリスマス会、バレンタイン等々)を通して住人さんと親しくなってきている子どもたちは、

「切るのが上手だね」

と言われて大喜び。嬉しそうに作業を進め、会話も弾んでいました。

調理のお仕事をされていた住人さんは、その経験を話されながら一緒に切ってくださり、子どもたちはぐっと親しみを持つことができました。

 

さて、

切った野菜がおいしい豚汁になるまでの間おしゃべりだけではもったいない!!

もっと住人さんと仲良くなるために、住人さんインタビューを行いました。

グループの住人さんのことを後で発表してもらう“他己紹介”です。

 

自己紹介はこれまで何度も経験していますが、他の人をみんなの前で紹介する経験は初めてです。

他己紹介を通して、どんなことを聞けばよいのか考えたり、質問の仕方や言い方を学ぶことができます。まふぃんの療育のねらいとしている、コミュニケーション力の向上につながります。

 

事前に質問の仕方、紹介し方の練習しました。

名前の聞き方⇒「名前を教えてください」

誕生日⇒「何月何日に生まれましたか」「誕生日はいつですか」

と決められた質問と、自由な質問をすることにしました。

 

本番は…

「好きな芸人さんはだれですか」

「きらいな食べ物は何ですか」

どのグループもスムーズに、そしてとても盛り上がっていましたよ。

 

 

他己紹介の発表では、

練習の時、声をもっと大きくゆっくりいえばよかった、と言っていたH君、本番では姿勢よく練習の時より大きな声で紹介することができました。

この経験がまた自信につながることでしょう。

 

さてさて、豚汁のお味は

 

「最高~!」「おいしい~!」「おかわり~!」

大成功でした。

 

大地の恵みを頂きながら、人と人との交流ができてとても有難いでした。

ナガヤの住人さんには、日頃からあたたかい眼差しで子どもたち見守っていただき、交流会では自宅を訪問をさせていただくなど、本物の人と人との交流を育ませてもらっています。

 

今回の経験も、子どもたちの将来、社会で生きていく力の根っこになっていくことでしょう。

大地の恵みと、ナガヤの住人さんのご協力に心から感謝しています。

 

今回の活動は職員にとっても新しい経験でした。

今度は何を植えようかな?どんな交流の場にしようかな?

春の訪れ、子どもたちの成長と共に、私たちも新しいことにチャレンジしていこうと思います。

 

まふぃん上之園 末吉

ナガヤの住人さんからのお届け物

ある日の放課後等デイサービス、いつものおにぎりの隣に見慣れないタッパーがおいてあります。

箱の中身は「梅干し」と「大根の漬物」。

ナガヤタワーの住人さんから「まふぃんの子ども達へ」心温まるいただきものです。

 

「美味しそう!」「早く食べたい!」と楽しみにしている子どももいれば

「梅干しは酸っぱいイメージがあるから食べたくない」

と食わず嫌いの子どもなど反応は様々。。

 

そんな食わず嫌いの子もしばらく友達が食べる様子を見つめて

「梅干し1口食べてみようかな・・・」

と興味を持った様子です。

 

大きな口で梅干しを食べてみると・・・

「やっぱり、梅干しすっぱいんだね」

と口をすぼめて笑っていました。

 

なによりも挑戦したことに意義がある!

 

さて、もう1つの大根の漬物はどのように食べたのかというと、おにぎりの上にのせて食べていました。

 

 

周りの子ども達も「美味しそう」「やってみたい」と、次々に食べ方を真似していました。

「どんな味がするかな」と職員が問いかけると

「砂糖の味がする」

「醤油が入っているんじゃないかな?」と、友達同士で味入っているものを分析。

ソムリエになったつもりで味をかみしめていました。

 

何の調味料が入っているかな?

 

ナガヤの住人さんに「梅干し」「大根の漬物」頂いたことで、美味しく食べることが出来た子ども達。

 

しかし、まだお礼は言えていません。

そこで、「ナガヤの住人さんに、どうやってお礼をしたらいいかな?」と、子ども達に問いかけてみました。

すると、「手紙を書きたい!」「直接お礼を言いたい」と、意見が出てきました。

これまでのナガヤ交流会で、手紙を書いたり、直接挨拶をしたりなど、経験をしてきたからこそ、このような意見が出てきたのではないかと思います。

 

また、ナガヤ交流会で招待状を作ってきたことを思い出したからか、

「招待状を作ったら良いんじゃない?」

と言う子もいました。

招待状は、案内することを書くだけではなく、お礼も書くことが出来るのではないかと思っている様子でした。

その為、

「招待状は案内する時に出すものだから、お礼を書く手紙とは違うかな」

と、招待状の使い方を伝えると、「なるほど」と、納得した顔をしていました。

意見がたくさん出てきましたが、最終的には「手紙」「直接お礼に行く」ことに決まりました。

 

その為、まずは手紙を書く事から始めました。

でも、「漬物」「梅干し」を誰から頂いたのか、分かっていない様子だったので、ナガヤの住人さんを写真で紹介し、どんな方が「梅干し」と「漬物」を持って来てくれたのかをイメージできるようにしました。

すると、

「あの人、覚えている」「一緒にナガヤ交流会でお話をしたよ」

など、一緒に過ごしたことを思い出した子ども達。

この思い出したことによって、より心を込めて手紙を書く事が出来ました。

どの子も丁寧に手紙を書いていました。

 

手紙を書き終わると、ナガヤの住人さんに渡しに行きますが、その前にどうやって訪問をしたら良いのかを確認しました(ロールプレイ)

これまで、ナガヤ交流会で何度も訪問に行っている子ども達は、基本的な挨拶が身に付いているようで、

「こんにちは。まふぃんの○○です」「梅干し、漬物美味しかったです、ありがとうございます」

などを伝えたら良いことを知っていました。

まだ、訪問に行ったことがない子どもは、今回のロールプレイを通して、訪問をする時は「こんにちは」の挨拶をすること、頂いた時は「ありがとうございます」とお礼を言うことが、大切であることを学ぶことができました。

 

さて、みんなで訪問の仕方を確認した後は、それぞれグループに分かれて、手紙を渡しに行きます。

 

今回は、初対面の人に緊張してしまうAさんがいたので、「お礼を言うことが出来るかな」と正直心配していましたが、「頂いたものは、お礼をちゃんと言わないといけない」と理解し練習も重ねたので、小さな声で「ありがとうございます」と頑張って言うことが出来ました。

 

まふぃんでは、社会性を広げる為に、「挨拶の仕方」を身につけられるようにしています。

挨拶は「心地よい人間関係を築くためのマナー」として必要だからです。

 

その為、今回の活動やナガヤ交流会、SSTなどの活動を通して、「挨拶の仕方」を学べるようにしています。

 

今回の活動は、「挨拶の仕方」を学ぶ、良いきっかけになったのではないかと思います。

 

手紙を渡した次の日。

ナガヤの住人さんから、お返事が来ました。

「お手紙ありがとうございます。とてもうれしいでした」と書いてありました。

子ども達にも見せると「お手紙書いてよかった!」「お礼を言えてよかった!」と嬉しそうでした。

 

ここ1年でナガヤタワーの住人の皆さんとぐっと距離が縮まった気がします。

今までは意識をしないとしゃべることができなかったりしましたが、自然な会話から笑顔が増えた気がします。

春の息吹を感じるころ、またひとつナガヤの皆さんと楽しい思い出を共有できたらいいなと思います。

 

 

まふぃん上之園

亀澤

どうすればいいかな?

どうすればいいかな?


立春が過ぎ梅の花もすっかり咲きましたね。梅の別名は『春告草』。春の訪れを知らせているのですね。気をつけて見ると、菜の花やさくら草が咲き寒い中にも確実に春は近づいているのだなと感じます。

 

「こんにちは!」と元気に午後クラスの子どもたちが登園してきました。今日「何するの?」と聞いてきます。

部屋に入ると、様々な大きさの段ボールがゴロゴロ。それを見つけた子どもたちは、段ボールに駆け寄り早速〝高く〞積み始めました。

同じ段ボール遊びでも、午前と午後クラスでは遊び方や、活動の内容が違ってきます。

高く積むにしても、限られた数の段ボールで〝どうすればより高く積めるか〞という事を考えながら行っています。

例えば、4歳のA君。

「届かない。して」と職員に頼みにきました。

積んであげるのは簡単ですが、考えて積んで欲しいと思い「どうすればいいかな?」と言ってみると・・・

しばらく考えていましたが、何か思いついたようです。

作戦スタート!

作戦1…段ボールを投げてみる→上手く乗らない。

作戦2…段ボール1個を踏み台にする→まだ届かない。

作戦3…その上にもう1個重ねて乗る→やった!大成功‼

満面の笑みで小躍りし、職員とハイタッチ😊

ただ、段ボールを積んだだけのようですが、たったこれだけの中にも『自分で考える、工夫する』『諦めずにやり遂げる』事を経験し、出来た!という達成感や自信に繋がるのです。

 

次に活動ですが,

 

まず、段ボール3個を重ね運びます。〝最後まで落とさないようにね~〞

今回の段ボール遊びのねらい

ルールの理解ができる(落とさないように運ぶ)』
『思い通りにならなくても感情を抑える』

 

姿勢のいいお友だちから呼ばれるので

「誰にしようかな?」と言うと、みんな背筋を〝ピーン〞と伸ばします。

笑顔で見つめてくるので迷ってしまいます。

3個運べるかな?

全員落とさずに運べました。「簡単!」とドヤ顔の子どもたち。

 

じゃ、これはどうかな…

〝金の蓋に乗せたボール2個〞を見せて「今度はこれを段ボールの上に乗せるよ。」

「落とさないようにね」と言うと、子どもたちの表情が変わりました。

初めての課題に〝えっ!〞といった表情や〝面白そう〞と早くやりたくて仕方がなさそうにしている子、反応は様々でした。

どうすればいいかな?

持ち上げる時から、どうやったら落とさないで持ち上げられるか、少し持ち上げては手の位置を変え工夫している様子が見られました。運ぶ時にも、ゆっくりと慎重に歩き、表情

もさっきよりも真剣

イスに置く時にも、そっと降ろし手もゆっくりと離しています。

どうかな・・・倒れません!

子どもたちは、安堵自信に満ちた表情をしています。

高く積むにしても教えたり、手伝うのは簡単ですが、子どもたちが試行錯誤しながらすることが大切な経験になります。

また、音の出る物を上に置く事で緊張感が出て、落とさないように運ぶには〝どうしたらいいのか〞お友だちがするのを考えながら見ていました。

子どもたちが試行錯誤をしながら、自分で出来た!と言う達成感が感じられるような経験が大切だなと感じました。

 

 

 

まふぃん上之園

寺田

運動遊び ~エキスパート研修~

「○○くん、今度は最後にあてるからね」との言葉に「うぅぅぅ・・・😖」と目を抑えて必死で泣くのをこらえる男の子、

順番を待てるようになってきましたが、最後まで待つのは嫌!でもやりたい!心の中で葛藤中です。

 

 

今回の運動遊びは、療育アドバイザーの中鶴先生が行っているエキスパート研修の受講生も参加。

私たちまふぃん職員も受けたエキスパート研修ですが、今回は大阪から2人の受講生が参加し、まふぃんの午後のクラスで実技研修を行いました。研修3日目のこの日は受講生が活動を進めていました。

 

さて、さっきの泣くのを我慢していた男の子、この日は、自分の思い通りにしたい!と自由遊びの時から「1人でするの!」と職員の支える手を払い退けようとしたり、活動中も「○○君から」「もう僕だったのに」といつも以上に順番を待てず・・・

このまま泣き出してしまうのではないかと私たち職員もドキドキしながら様子を見守りました。

 

そんなこの子ですが、活動の最後に中鶴先生が作った渡る遊具に興味津々、さっきまでのグズグズが嘘のように、姿勢よく座って待ってっていました😲

「最後にあてるから」という言葉にも必死に泣くのを我慢。「やってみたい」という気持ちが勝ったようで、最後まで順番を待つ事ができました。

 

最後まで泣かずに順番を待てたのは今回が初めて、近くで様子を見守っていた私たちも男の子の変化に驚きでした。

 

子どもにとって魅力的な活動だからこそ、思い通りにならなくても、最後まで順番を待とうと頑張る、この経験を繰り返していく事で子ども達は感情のコントロールの仕方を覚え、我慢したり、順番を待ったりする事ができるようになります。

 

今回の活動で子どもを引き付ける活動が子ども達の変化に繋がっている事を再確認しました。

中鶴先生や受講生の先生方の考えた遊具には子どもを引き付ける工夫がたくさんあり、さっそく活動に取り入れさせて頂きました。

 

1,2ヶ月に1回行われるエキスパート研修、全国からエキスパート研修を受講される先生方にいつも刺激を受けています。子ども達が自ら気づき学んでいける活動にするには?どうやったら子ども達の行動が変わっていく?とまふぃんの療育を振り返るきっかけとなり、新しい運動遊びを習得する良い機会となっています。

 

まふぃん 中村

外部研修~SSTを学ぶ~

外部研修~SSTを学ぶ~

1月25日、26日2日間、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の研修に参加して参りました。
SSTとは、“Social Skills Training”の略で「社会的・対人的・人づきあい」の「技・技能・技術」を「練習・訓練」するの略で、「上手な人づきあいのコツを身に付ける練習」をすることです。
研修参加者は、医療、福祉(グループホーム、就労支援)、児童発達支援…などなど様々な職種の方たちでした。「支援者の生きる力、生活力を高めるために、SSTをどのように活用していくか」ということを目的にして研修に参加しました。

講師(土屋 徹 氏)の講話の後、具体的な場面を想定し、どうすればよいのか検討した後、参加者同士でロールプレイ(役割演技・疑似体験)を行いました。

例えば

【朝、登園した時の挨拶の仕方】を身に付けるためにどうずればよいか

シンプルにわかりやすく伝える方法を話し合いました。その結果

・立ち止まる
・相手の方にへそを向ける
・「おはようございます」
・“ペコリ”とお辞儀をする

この行程に決まり、グループでロールプレイしました。

子ども達の人づきあいのコツを身に着けるために、場面を絞って練習することが大切なのだそうです。

①言葉や文字、絵で伝える(教示)
②お手本を見せる(モデリング)
③やってみる(リハーサル)
④よかった所を認める、ほめる(プラスのフィードバック)
⑤繰り返し練習する(反復練習)
⑥違った場面でもできるようになる(般化)

さりげない実生活の場に、このような場面はいくつも出会います。

講座を受けながら、まふぃんではすでにSSTを活用していた場面がたくさんあることに気づきました。
例えば・・・
集団活動の場面では
ナガヤの皆さんの訪問の仕方、招待状の渡し方、
公共の乗り物の乗り方、お金の支払い方、
子ども食堂の片づけ方


個別では

靴のしまい方

当番(おやつの配膳、あいさつ)の方法、

職員室の入り方、電話の仕方

等々です。

 

今までしてきたことに、さらにSSTの学びを具体的に実践していけば、子どもたちのソーシャルスキルが高められる!とわくわくしてきました。

まふぃんの療育、放課後等デイサービスのねらいは、社会の中で生きていく力を育むために、社会性を広げることです。
今回の研修で、具体的にシンプルに伝える方法や、事例の組み立て方を丁寧に学ぶことができました。講師の土屋徹さんが、人づきあいが苦手な方は、相手の言ったことに対して独特な受け止め方をしたり、相手への伝え方の選択肢がせまくて、困っていることが多いということを話されていました。
まふぃんでは、子どもたちの発達や特性を踏まえ、その子どもの受け止め方や伝え方のバリエーションを広げていくことを常に考えています。また、子どもたちが、人づきあいのコツを身に付け、楽しく豊かに生きていけることを目指しています。

早速、研修後、実践してみました。
高校2年生のAさん。言葉でのコミュニケーションが苦手です。

職員室にプリントを持っていく練習です。
・“トントン”扉をノックする
・扉を開く
・腕を伸ばしてプリントを渡す
・お辞儀をする
・扉を閉める
私がモデルを示した後、早速本人がやってみました。
ゆっくりですが、ばっちりできました!!

「よかったよ~」と声をかけハイタッチ!
“うれしい~“ 表情が和らぎました。
言葉での表現は少なくても、行動で相手とコミュニケーションをとることはできます。こういった経験を重ねることでソーシャルスキルと自己肯定感が徐々に高まり、いずれ自然にできるようになるでしょう。

SSTの方法は何パターンもあります。

今回は一部分を紹介させていただきました。

子どもたちが試し、考え、話し合うしかけをすることでソーシャルスキルを高めることができると学びましたので、今後も実践していきたいと思います。

「やってみせ 言って聞かせて させてみて
誉めてやらねば 人は動かじ」 山本 五十六
子どもたちの生きる力、社会性を育むことを常に念頭に入れ、関わり続けていくこと・・・

子ども達が笑顔で人づきあいが楽しくできるように、スキルを高める支援を目指していきたいと思います。

まふぃん上之園 末吉

なみだのワケは?!

 

まだまだ寒いですが、先日は梅の花が咲いているのを見かけました。

来週は立春。寒い中にも少し春が近づいてきているのだなと感じました。

 

午前中の子どもたち。イヤイヤ期に入ったり、「これ、僕の(私の)」と全身を使って自己主張をするようになったり、友だちを意識して遊び始め成長を感じます。

 

そんなまふぃんの午前中クラスでの出来事。

 

本日の活動は段ボール遊びです。

最近は高く積み上げて遊でいる子どもたち。時には自分の身長より高く積み上げる事も出来るようになってきました。

 

もっと高く積みたい!でも届かない!!

う~ん・・・ど~しよう・・

子どもたちは箱を手に〝どうしたら積めるか?〞積んだ段ボール箱の高さとにらめっこ。

ひらめいた!!

それは…

職員の助けを借りること!

自分が積みたい段ボールのところまで職員の手を引いて積んでもらおうという作戦です。

「困ったな」「どうしようかな」

これらを自ら発信できるのもひとつの社会性ですね。

 

 

さてさて、そんな中いかにもまふぃんらしい姿が見られたので少しご紹介します。

B君が使っていた段ボールが欲しくて泣くA君。

追いかけられたB君は〝何で追いかけてくるの⁉これ僕の!取らないで!〞と

B君も〝うぁ~ん〞と泣き出してしまいました。

 

 

『欲しいよ~』『何で追いかけてくるの⁉』と、1個の段ボールを巡り涙の戦いのスタート!

B君に追いつき手が箱に伸びました。

すると、箱を守ろうとし咄嗟に頭の上に持ち上げる作戦に出たB君!

A君も負けていません。頭の上に持ち上げられても、〝欲しいものは欲しい〞手を伸ばして

引っ張り合い〝取られたくない!〞〝欲しいよ~〞で2人とも涙、涙、涙

今までは自分だけの世界で遊ぶ事が多かった子どもたち。友だちを意識するようになり、

持っている物、使っている物にも関心を示すようになってきました。

でも、まだ言葉で自分の気持ちを伝えたり、上手くやり取りをする事が出来ないので今回のようなトラブルが起こりやすくなってきます。

 

しかし、このようなトラブルも子どもたちにとっては友だちとの関わり方を知る大切な経験。

自分だけの世界から〝自分以外の世界へ1歩踏み出し興味を持つようになった成長〞

です。

怪我のないようにすぐ近くで見守り、人との関わり方の経験を遠ざけないようにしています。

職員は「欲しかったんだね」「嫌だったね」とお互いの気持ちをしっかりと受け止めるようにしています。

 

さあ、この2人。その後どうしたのかと言うと…

さっきまであんなに泣いていたのに・・・あれれっ?

泣き声が笑い声に変わりました。

蓋の空いた段ボールに入り〝いないいないばあっ!〞とやり取りを楽しんだり、一緒に中に人って笑顔で遊んでいました。

泣いたり、怒ったり、笑ったり。大忙しの子どもたち。

自分の感情を思いっきり出してぶつけ合い、受け止めてもらいながら人との関わり方を

2歳児なりに学んでいます。

 

次回の活動ではどんな表情を見せてくれるかな?

 

 

まふぃん上之園

寺田

折り紙ブーム🚙

「これすごーい!」「僕も作ってみたい!」と製作の好きな子ども達が集まってきました。

その中心にいるのはA君。

折り紙で作るキューブを作ってみたいという事で、A君の折り紙講座が始まりました。

 

「まずは三角に折って」「次はね・・・」と教えていました。

「ここまでできた?」と周りの友達がちゃんと折れているか確認。

「ちょっと待って」「どうすればいいの?」という友達にももう一度折り方を見せたり、手伝ってあげたりしながら丁寧に教えてあげていました。

 

今回は、折り紙ブームを通して成長したA君の紹介をします☺

 

折り紙ブームが始まったのは12月の初め、きっかけはクリスマス会の飾り作りでした。

輪っか繋ぎや星の切り紙、リース作りなどのクリスマス会の準備をする中、自由遊びでも「クリスマスの飾りを作りたい」と折り紙を始めた事から、折り紙での遊びが広がっていきました。

 

 

自由遊びで折り紙を準備しておくと「僕もやる~♪」と嬉しそうに寄ってくるA君。

キューブを友達に教えてあげたり、めんこやコマを作っている友達に「僕にも教えてー」と一緒に作ったりと楽しんで遊んでいました。

 

子ども達の折り紙ブームに合わせて活動でも折り紙を使う製作活動を増やしました。

 

折り紙で遊ぶ事が増えてから2カ月、ふと気づいたことがありました。

A君を注意する事が少なくなっていたのです!!😲

 

最近行ったバレンタインに向けたハートづくりの時にも・・・

 

この日は1つひとつの手順を聞き、説明に合わせて進める事ができる事をねらいとして活動を行っていました。

 

A君の様子はと言うと・・・

勝手に先に進んでいく事もなく1つひとつ作り方の指示をよく聞いて取り組んでいました。それどころか、友達のお喋りにつられることなく、落ち着いて取り組む事ができました✨

 

以前のA君であれば、職員が折り方の手順を伝える時、それを待たずに先に進めてしまったり、友達のお喋りにつられてしまったりしていたように思います。

 

その他にも

活動中にソワソワと落ち着かない事が多く、気になる事があると急に話し始め職員の話をさえぎってしまったり、自由遊びに奇声を発したり・・・

そして、そのことを注意すると拗ねてしまう。

何よりも気になっていたのはA君の自信のなさでした。

 

 

この2カ月、好きな折り紙に取り組み、他の子ども達の作れないものを作ったり、友達に教えてあげたりする中で「A君、すごいね!」「折り紙上手」と認めてもらえる喜び。

「折り紙が得意!」「他の友達よりできるぞ!」というA君自身の思い。

 

これが、A君の自信へ繋がっていきました

 

 

折り紙を通して自信を付けたA君。

集団活動にそぐわない不適切な言動はほとんどなくなり、どの活動も落ち着いて取り組めるようになってきました。

自分自身に自信を持てる事、それがA君の発達の課題を減らすきっかけとなりました。

 

 

 

療育では課題に対してどうアプローチして課題となる事を減らしていくかを考えて支援を行っています。

日々の療育の中で「その子の得意なこと、できる事に目を向けて、大事にしていこう」と言いながら、やはり課題となる部分に着目しがちである事に気づかされました。

 

「好きなことを伸ばす、それが自信に繋がり、間接的ではありますが発達の課題を減らすことに繋がる」

今回のA君の変化が好きな事に着目する事の大切さに改めて気づかされる出来事となりました。

 

今後も子ども達の課題と得意な事の両方に目を向け子ども達の支援にあたりたいと思います。

 

 

 

 

折り紙ブームはまだまだ続きそうです。

A君はと言うとみんなに教えてくれていたキューブを組み合わせ「車が作れるかも!」と・・・

「タイヤも折り紙で作ろう」「人が乗れるぐらい大きいの作りたい!」と想像は広がっていきました。

 

お迎えを待つ間「今日も作ろうね」とこっそり伝えに来るA君、みんなには秘密なようです。

只今「車を作ろうプロジェクト」はA君と私の2人で進行中。

どんな大作ができるでしょうか?完成した時にはまたブログでお伝えできればと考えています。皆さんお楽しみに~😚

 

まふぃん 中村

まふぃんの畑

寒さは続きますが、ずいぶんと日が長くなりました。少しずつ季節が変わっていくのを感じます。

 

10月19日にナガヤの住人さんと一緒に植えたキャベツやブロッコリー、はつか大根などは、どうなっているのか・・・

今日はその後の様子や、活動にどう生かされているのかご紹介します。

 

木市で買ってきたブロッコリーやキャベツの苗は・・・

こんなに大きくなりました!

お日さまや畑の栄養を頂いて、順調に成長しています。

 

この苗は、10月19日に秋の木市に出かけて買い、まふぃんの畑に住人さんと一緒に植えました。

野菜作りに詳しい住人さんのアドバイスを頂いてとても助かりました。

 

 

はつか大根は・・・こんなに大きくなりましたよ!

そもそもまふぃんで野菜作りを始めたきっかけは??

 

まふぃんに来るお子さんの中には、

「偏食が多くて困っています」

「野菜嫌いで・・・なかなか食べてくれないんです」

という悩みを持ったご家庭が多くありました。

そこで、自分たちで作ったものならば、食べてくれるのではないか、と話し合い、まずは夏野菜のトマトやビーマンを育ててみました。

すると、トマトが赤くなったり、大きくなっていく様子を見たり、収穫する喜びを味わったりした子どもたちは、育てた野菜に興味を持ち食べられるようになり、

「食べてみよう!」

と意欲を示すようになったのです。

 

2年目の今年は、冬野菜にも挑戦してみようと、ブロッコリーやダイコンなどの野菜に挑戦しました。

 

 

採れた野菜は豚汁に入れたり、塩もみをしてお漬物にしたり、しっかり頂いています。

 

1月7日には、はつか大根を入れて七草がゆを作りました。

 

「いただきます!」

「おいしい~」「おかわりしていいですか!!」

素朴な味に大満足でした。

 

自分たちで作ったものを 自分たちで調理していただく

協力して作る

苦手なものを食べてみようと思う

みんなで食べると美味しい!

・・・などなど

野菜作りを通していろいろなことを学ばせてもらっています。

大地の恵みに感謝ですね。

 

ただ、野菜作りに関しては、課題もあります。

 

例えば・・・育てるまでの過程です。

畑の草に注目する子どもはほとんどいません。

「草取りに行くよ~」と声掛けすると“面倒くさいな…”“虫がいるから苦手…”と言う子もいます。育てる過程で『子どもたちを主体的にどう関わらせていくか』は今後の課題です。

また、今後の楽しみもたくさんあります。

今年の経験を生かして、来年は何を植えるのか、どこに植えたらよく育つのか、決めることを考えると…どんな意見が子どもたちから飛び出すか、今からワクワクします。

 

スーパーに行けば簡単に手に入る食べ物は、時間がかかってできているんだ、ということに気づいてほしいと思っています。

そして野菜作りから、いろんな学びや経験に繋がっていくきっかけを作ることが私たちの使命です。

 

食べることは生きること

自然に支えられて生きていること

自然の恵みに、感謝すること

 

自然の恵みを受けて育った、まふぃんの畑の野菜たち!

美味しくいただくためにどうしようか!?

子どもたちと話し合いながら、おいしくいただきます。

 

まふぃんの畑、ありがとう。野菜たち、大きくな~れ!

 

まふぃん上之園 末吉

カレンダーで異文化体験&お月様の周期を観る!

令和2年。新しい年の幕開け~と思っていたら、もう2週間過ぎました。早いものです。

新しい年をむかえ、とあるカレンダーをまふぃんの学習室に貼りました。

ネパールカレンダー。ネパールで作られたカレンダーです。

放課後等デイサービスの時間のひとこまです。

 

学習室に入ってくると子供たちが、

「先生、これなに?」

「なんか変わってるね。」

「数字の下になにかついてるよ」

素直に思ったことを

ポンポンポ~ン♪

と口にします。

職員A「これはね、外国で作られたカレンダーで、日本用の暦になっているのよ。」

こども「へ~どこの国?」

A「世界でいちばん高い山があるところ」

こども「う~ん。う~ん。」

こども「わかった!ピラミッド!」

一生懸命考えながら世界で一番高い山にピラミッドと答えた事には思わず笑みがこぼれました。

A「ブブ~。ピラミッドがあるのはエジプトという国だね。」

A「世界で一番高い山がある国だよ。

ヒント。 エ・エべ エベレ・・・・」

こども「エベレスト!」

 

A「エベレストがあるのはネパールっていう国でインドのお隣の国なのよ。」

 

「なんか絵も変わってる~芸術的というか~」

「紙もなんか違うよ」

そうだね~触ってみようか。と言ってカレンダーを外して紙をさわり触感を味わいます。

やわらか~い。きもちいいね。色もきれいだね。

 

A「このカレンダーはお月様の様子もわかるのよ!」

○が満月で●が新月といってお月様がでなくて真っ暗な時。

さて今日のお月様は~!」

こども「まるいね!」

「じゃあ今夜月を観てみようね。」

いつもと違う風景の学習室の壁のカレンダーを発見し、

こどもたちの好奇心の泉があふれ出し、高い山からピラミッドを想像し、ネパールという国を少しのぞきました。

 

このカレンダーはネパールの山村に住む、身体にハンディキャップのある人々が描いて彩色しています。

彩色している人たちは、水道、病院などの文明の利器のない山々で暮らしています。

急斜面にあるだんだん畑や登山道のような道は、身体的にハンディにある人にとって、過酷な環境であり、畑仕事や水汲みすら十分にできません。

その人がカレンダーを通して家族や周りに役立つことができます。

学習の時に興味をもった子供たちに簡単に説明しましたが、今後もっと掘り下げて紹介していきたいと思っています。

『何かの役に立つ。人様の役に立つ。ということが最も生きがいを感じる瞬間だ』

といろいろな場面で言われていますが、本当にその通りだと感じます。。

4月よりまふぃんでご縁を頂いて10か月。子供たちの様子を見守ってきましたが、

子供たちがいちばん誇らしく感じた姿も、人のつながりを感じて人様のお役に立った時です。

子ども食堂での体験などで深く感じました。

その様子はこちらにレポートしています。

このネパールカレンダーを彩色した人々の想いが遠く離れた日本の鹿児島の放課後等デイサービスのまふぃんの子供たちの間で話題になっていること、

それは生きる力とやさしさの連鎖が時空を超えてここまで届き、気持ちがつながり、伝わり響いているのだと思います。

このようなきっかけを準備する機会を作っていますが、

そこから広がる世界は

子ども達自身の主体性や好奇心、気づきによるものです。

紹介したカレンダーは、ネパールで支援活動をしている知人の紹介で使用して10年になります。

すっかり日常に溶け込み当たり前になっていましたが、子供たちの反応をみて、ネパールという国のアートそしてカレンダーが作られた背景や意味を改めて感じる機会になりました。

ネパールカレンダー

このカレンダーは日本用に作られていますが、アルファベットとネパール文字(デヴァナガリー文字)で表記されています。

文字や、絵、彩色、お月様、いろいろな気づきから想像を膨らませて、今後もこのカレンダーを通してたくさんの会話や気づきが生まれるかな~と楽しみです。

家庭・家族・友達・学校・まふぃん・地域住民の皆さん・ながやタワー。鹿児島。日本。この枠を超えて 世界にはいろんな国があり、いろんな環境があり、人がいる。

大袈裟かも知れませんが、まふぃんで日頃から行っている活動のひとつ、小麦粉粘土遊びなどの「キャパを広げる!」「視野を広げる!」にも共通しています。

 

 

幸いまふぃんの近くには留学をしたり、海外で暮らしたり、外国語の専門学校に通う若者がいたりとグローバルな話ができる人がたくさんいます。

自分が今回知った知識をもとに、ナガヤタワーとの交流会でさらに会話を深めて、世界に目が向いてくれるとよいですね!

 

そして今回、カレンダーに触れたことで子どもたちは月の満ち欠け、地球の自転、引力まで少し話すことができました。

そう!小学校で習う理科の分野です。

今後の学習支援でどの様に活かせるのか、考えていきたいと思います。

 

そんな気付きや機会がまふぃんでも今後増えていきますよ☆彡

 

お楽しみに☆彡

 

まふぃん上之園

有川