本年もありがとうございました!

今年も残すところあと数日となりました。まふぃん錦ヶ丘も開所から3度目のお正月を迎えようとしています。

年末の子供たちも寒さに負けず元気いっぱい過ごせました。

 

【児童発達支援】

クリスマスの飾りで街中がキラキラしている中、まふぃんにもサンタさんがやってきました。

半袖アフロにエプロン姿のちょっぴり奇抜なサンタさん・・・ハロウィンと間違えちゃったかな?

 

突然の登場に大喜びの子、びっくりして固まってしまう子、「園長先生でしょ~?」と鋭い突っ込みを入れる子。反応はそれぞれでしたが、おやつはしっかりと受け取りご満悦の様子でした。

 

いつも行っているリトミックや段ボール遊びも、クリスマス要素を少し入れるだけで子供たちの反応もとてもよかったように感じます。

どちらの活動も「接近・共有」をねらいとしています。

 

リトミックでは、曲が止まったら輪っかの中に入るゲームを行いました。普段、他児との接近や場所を共有することを苦手とする子たちが、楽しいゲームやウキウキする曲につられて自然と友達と大接近。友達が輪っかからはみ出さないように支えてくれる優しさも見られました。

段ボール遊びでは、そりに乗って段ボールのプレゼントを届けました。

ここでも自然と友達と大接近。いつもは「やらない」となってしまう子も、サンタ帽子をかぶると友達と顔を見合わせて笑いあう姿がありました。

 

「接近・共有」は子供たちが社会性を身に着けていく上での、土台になっていくものです。友達と一緒に遊び、そこで物や場所を譲ったり譲ってもらったりする経験を積んでいきます。時には「嫌だ!」といざこざも経験しながら・・・。そんな中で、ちょっと我慢することや相手を思いやる気持ちを身に着けていきます。

「ちょっと苦手だけどやってみようかな?」と子供たちがクリスマスのワクワクした雰囲気と一緒に自発的に挑戦できたことが、これからの「接近・共有」のきっかけになってくれればと思います。

 

【放課後等デイサービス】

放デイの子供たちには謎解きに挑戦してもらったクリスマスでした。

クリスマスソングの穴埋め問題です。しかも「ローマ字で答えよ!」という難問。もちろんローマ字表は提示していますが、早くおやつをゲットしたくて焦る気持ちが邪魔をしなかなかクリアできません。言葉は分かっているものの、それをローマ字表で見つけることが難しい様子。

放デイの子供たちは学習の時間にコグトレのプリントに取り組んでいます。コグトレの取り組みについてはこちら★のブログをご覧ください。

 

今回の謎解きは歌詞の空欄を「想像する」、ローマ字表で文字を「見つける・探す」といった力が必要になってきます。

楽しいことが大好きでいつも賑やかな1年生の男の子が、ローマ字表の文字をしっかりと目で追い一文字一文字正確に書き写すことができました。これには職員もびっくり!

この男の子、学校の宿題プリントはなかなか取り掛かれないことも多いのですが、コグトレのプリントは大好きなんです。楽しくて「もっとやりたい!」と毎回おかわりプリントをするほど。日々の積み重ねの成果を目の当たりにした最高のクリスマスプレゼントでした。

 

また、土曜日の活動でケーキ作りも行いました。そこで挑戦したのが丸いケーキを5等分に切ること。大人は大体の目分量で切ってしまいますが、子供たちはみんなが同じ大きさに切れるようにと真剣そのもの。

まずは紙と鉛筆で5等分を考えます。なかなか答えが出ない中時間だけがどんどん過ぎていきます。職員もヒントを出したくなりましたがぐっと我慢。すると5年生の男の子が円には中心があること、360度であることを思い出しました。

「360÷5、72度だ!」

ここまできたら、ゴールはもうすぐ。分度器の操作に少し苦戦しながらも、ついに5等分することに成功しました。

いざ、ケーキ入刀。

お好みトッピングで大変美味しゅうございました。

 

実はこのケーキの5等分。昨年のクリスマスにも同じ活動を行っていました。しかし、その時は誰も正解が出ないまま終わってしまいました。1年が経ち、学校での学習を思い出し、子供たちだけで協力し合いながら見事に正解に導くことができたことがとても嬉しかったです。

 

まふぃんの大切にしている体験を通して学ぶこと。今回は算数要素の入った学びでしたが、その中にはグループで活動するにあたりコミュニケーション力や相手の意見を聞く力、自分の考えを発信する力などいろんな力が必要となってきます。高学年の子供たちにはみんなをまとめる力も必要ですよね。これからも子供たちが自主的に「やってみたい」と思えるような、たくさんの学びのある活動を行っていきます。

 

 

本年もまふぃん錦ケ丘へのご理解ご協力ありがとうございました。

新年は1月4日からの開所となっております。子供たちが元気に登園してくることを、職員一同楽しみにしております。

よいお年をお迎えください。

 

まふぃん錦ケ丘

児童発達支援管理責任者 吉村

避難訓練

日に日に寒さが強まり、子ども達も長袖やブレザーを着てくる子が増えてきました。
冬の時期になると、空気が乾燥したり、暖房器具の利用により、火災が発生してしまう事が多くなるようです。
いつ起こるか分からない火災に備え、放デイの時間に消防立ち合いの元避難訓練を行いました。

今回は
①火災が起こった時に安全に避難する方法を身につけること
②職員、子ども一人ひとりが防災意識を向上させること
が大きな目的です。

 

【おかしも】

初めに職員と一緒に逃げる時の「おかしも」の確認です。
これはみんな覚えていたようで、手を挙げて応える事ができました。
逃げる時は落ち着いて、「おかしも」を思い出して、それが命を守るために大切な事です。

 

【本番】

子ども達が宿題をしたり、おやつを食べたり、自由遊びをしていると
「火事だー!冷蔵庫から火事だ~!」と、学習室から声が聞こえてきました。


職員の話を聞いて、それぞれが靴を履いて避難場所に向かいます。

靴を履くのに手間取る子には職員が個別で対応し、全員が避難場所まで行く事が出来ました。

 

【消火訓練】
無事に避難完了した後は、消火訓練をさせて頂きました。


避難が終わり、座っている子ども2名に「消火訓練、やってみる?」と声を掛けると、「うーん…やってみる!」と返事が返ってきました。
声を掛けた2人、ドキドキしている様子でしたが、消火器の使い方のレクチャーを受けてみんなの前で消火する事が出来ました。

 

【消防士さんからの講評、質問コーナー】
まふぃんのプレイルームに戻って、消防士さんから講評をいただきました。

子どもだけで絶対に火を使わない事や、避難の時にはおかしもを守る事、今回の避難訓練についてお話しいただきました。

話を聞く時の子ども達の姿勢も素晴らしかったです。
更に、質問がないか消防士さんに聞かれると、4名ほど手が上がりました。

「建物がなくなってしまったらどうしたらいいんですか?」

「なんで逃げるんですか?」(火が冷蔵庫から出たけど、冷蔵庫は冷えているのに)

「今日、学校でも避難訓練があったんですが、火事の時なぜ窓を閉めないといけないんですか?」

「火をなかなか消せないのはなんでですか?」

など、子ども達から沢山の質問が出てきました。
中には、これまで手を挙げて人前で発表するのが恥ずかしくてなかなか言えなかった子もいましたが、今回自分の聞きたい事をはっきりと聞くことができ、とてもかっこよかったです。
こんなにたくさんの質問が出てくるとは思っていなかったので、子ども達が真剣に取り組んでくれて、とても嬉しく感じました。

消防士さんも
「見えない所で火が広がっているかもしれないんだよ」

「周りの大人の言う事をよく聞いてね」

「火は空気を食べて大きくなってしまうんだよ」


と、子ども達に分かりやすいように答えてくださいました。中央消防署吉野分遣隊の皆さま、ありがとうございます。

 

以前、放デイの活動時間に小さな地震が起こった事がありました。

揺れは感じませんでしたが、地震の警報音が携帯から流れてきて、それを聞いて怖くなり涙を流していた子もいました。
大きなサイレン音や不測の事態は私達大人もドキリとしてしまいます。
「いざ」という時も訓練を思いだし、落ち着いて自分の命を守るための行動や、お互いに助け合って逃げる事が出来るよう、定期的な訓練をこれからも大切にしていきたいと思います。

 

 

岡田

手先を使った活動

まふぃんの療育を行う上で大事にしている「運動」。

運動には「粗大運動」と「微細運動」があります。

「粗大運動」は全身を使って大きく動く運動のことです。歩く、走る、ジャンプ、ボールを投げるなどです。

それに対して「微細運動」とは手先を使った細かな運動のことです。

まふぃんでは、この微細運動の経験を増やすための活動として、小麦粉粘土、新聞遊び、お絵かき、積み木、ハサミなどを行っています。

 

今回は指先を使った活動について紹介します。

 

このような活動のねらいは、

・手指の巧緻性を高める。

・両手の協調運動ができる。

・力加減ができる。

などです。

 

 

  • 新聞遊び:折る、千切る、丸めるなど様々な手の動きを経験する

まふぃんでは午前クラスから放デイまで、どのクラスでも取り入れている活動です。

午前クラスでは自由に遊びながら、新聞を破ったり、丸めてボールを作ったりしています。

 

午後クラス以降になると、指示を聞きながら折る、丸める、広げるなどをを行っています。

「先生より、小さいボールになるかな~」と声をかけると「ぎゅー、ぎゅー」といいながら思いっきり力を込めてボールを作ります。放デイになると、ねじったり、細長くしたりと新聞遊びだけでも様々な手の動きを経験する事ができます。

     

 

  • お絵かき:クレヨンや色えんぴつを使い、力加減を行いながら道具を操作する

まふぃんの子ども達の中には、手や指の動かし方が分からなかったり、力加減が難しいために、うまく道具を操作できない子がいます。

時には新品だったクレヨンがあっという間に折れてしまう事も・・・

 

道具の操作で大事なのは親指、人差し指、中指の使い方です。お絵かきの時にはクレヨンや色えんぴつを持つ手に注目し、うまく持てない子には手添えをする事で持ち方を意識できるようにしています。

  

 

  • ハサミ:ハサミで切る時の感覚を入れる。両手の協調運動ができる。

ハサミを使い始めるころ、初めに行う練習は「1回切り」ではないでしょうか。細い紙をチョキン、チョキンと1回ずつ切るというものです。

 

しかし実際にはさみを使う時には連続の動き。

1回切りでは連続の動きの習得はできません。

 

そこでまふぃんのハサミの活動では、ハサミの刃を閉じずに、スーと切る練習を行っています。大切なのは紙を切る感覚を手で感じ取る事。練習を重ねるうちにはさみのどの部分が1番切れやすいのかを掴みうまく切れるようになります。また、紙を持つ左手も重要です。紙の持ち方や両手の動きのバランスによって上手に切れるかが変わります。

「右利き用が上手になったら、左利きのハサミにもチャレンジしていいよ」と声をかけると

子ども達は早速挑戦。初めは「難しい~!」といっていた子ども達も根気強く練習しコツを掴んでいました。中には「先生、見てみて!」とドヤ顔で切って見せる子もいました。

 

練習の成果はというと…

たった15分の練習でここまで変化するとは、驚きでした。(左:練習前 右:練習後)

 

 

 

まふぃんに通う子ども達の中には人よりも少し不器用な子ども達がいます。

鉛筆の操作がうまくできず文字がきれいに書けない、ハサミをうまく使いこなせずにイライラしてしまうなど。高学年でもお絵かきや製作は自信がなく「これ苦手、できないかも」という発言を聞くともがあります。

 

しかし、手先が器用で巧みに動かせる事は、生活するうえで大事な事です。

文字を書く、箸を使う、ボタンの付け外し、料理、洗濯、掃除など、生活動作の多くは手先を使った動きが必要です。

例えば料理をする時。その工程の全てで手先を使い、道具を操作しています。

包丁を使う時には、利き手で包丁を持ち、もう片方の手で切る材料を抑えます。材料を抑える手の位置や包丁を持つ手の力加減など、手を上手く動かせなければ怪我に繋がる可能性もあります。他にもフライ返しを使う時、お皿につぎ分ける時など、料理1つをとっても色々な手の動かし方をしています。

 

大人になり1人暮らしをするようになる子もいるでしょう。

自立を目指し少しでも自分の事が自分でできるようになる為に、様々な手の動きの経験ができるよう活動に取り入れていきたいと思います。

 

 

まふぃん(上之園) 中村

内部研修

11月の内部研修は、まふぃん2年目職員によるプレゼン発表とまふぃん上之園、まふぃん錦ケ丘両園の支援の統一を図るため全職員で「まふぃんの療育の基礎基本」について再度確認を行いました。

 

2年目職員によるプレゼン発表

今回は2名の職員による発表でした。

「まふぃんの療育、1年間で私が感じたこと」

「まふぃんの活動を通して」

日々の療育で子供たちがどのように行動が変化していったのか、今この関りが子供たちの将来のどこにつながっていくのか。2年目の職員だからこそ気付く視点や変化を分かりやすくまとめ、とても堂々とした発表でした。

 

私たちまふぃん職員は、新人、ベテラン、児発管、施設長、すべての職員が年に数回のプレゼン発表を行います。新人職員はまずは内部研修でまふぃんについて説明ができるようになることが目標。2年目以降は、保護者や保育所等訪問支援に行った際にきちんとまふぃんの療育について説明ができるようになることを目標にしています。

私達、児童発達支援管理責任者はこども達のことだけではなく報酬単価や集団指導など事務手続きに関わるプレゼンを行うことが今年の目標です。

そして、説明ができるようになることはもちろんですがプレゼン資料を作ること、それを自分の言葉で発表することで、日々の療育や子供たちへの関わり方を振り返り、今後の支援へと生かすことができます。

「アウトプットは最大のインプット」

この言葉通り、自身が知識として深めたものを更に探求していきたいと思います。

 

 

まふぃんの療育の基礎基本

まふぃんには「基礎基本」として療育を行うにあたっての「軸」があります。

定期的に内部研修や人事交流を行っていても、環境や地域性、子どもの人数等で日々の支援方法に少しのずれが生じてしまうこともあります。そのずれをなくし、どの職員がどちらの事業所に行っても同じ療育、同じ支援ができるようになる為に今回は全職員で「基礎基本」について再度確認をしました。

運動遊び、感触遊び、構成遊びなどの活動ごとに分けて細かく分類していくことで、「なぜこの基礎基本が大事なのか?」がより明確になりました。

 

管理職が一方的に発信するだけでなく現場の職員一人一人が常日頃から活動の意図、ねらい、目的を考えることができるのはまふぃんの強みだと思っています。

小さなちょっとした違いが気づけば大きな歪みを生まないためにも、この内部研修で職員全員が基礎基本を共有できるように今後も続けていく必要があると実感しました。

 

次回の研修では、この「なぜ?」をより深めていこうと計画しています。

 

「なぜ~なのか?」を常に考え、子供たちの行動変容を促すための療育の軸をしっかりと持ち今後も支援を行ってまいります。

 

もう12月も半ばですね。クリスマスに冬休み、子供たちがワクワクするようなことがたくさん待っています。子供たちも保護者の皆様も体調を崩さず、みんなが元気にお正月を迎えられますように・・。

私は年末に向けて・・・ケーキ、チキン、すき焼き、お鍋・・・何のおいしいものを食べようかワクワク妄想が止まりません。

 

まふぃん錦ケ丘

児童発達支援管理責任者 吉村

お米プロジェクト~子ども達の思い編④~

お米プロジェクトを通して気づいたことや感じたことを絵日記に書いてもらい紹介するブログ、今回は第4弾です。

 

第1弾~第3弾の内容はこちら↓

~お米プロジェクト~子ども達の思い編➀~

~お米プロジェクト~子ども達の思い編②~

~お米プロジェクト~子ども達の思い編③~

 

さて、第4弾では

手作業で行った【脱穀】

そして【新米の実食】

2つの活動についてご紹介していきます。

 


【脱穀】

 

*田んぼとバケツ稲の収穫後、かけ干しで乾かした稲の脱穀を行いました。

 

※かけ干しの様子と子ども達の取り組みについてはこちら → 【稲刈り続報】

 

「脱穀って何?」という子どもに、脱穀を経験したことのある子が「稲から米(もみ)を取ることだよ」と教えていました。

「30束ぐらい稲の束があるけど全部手でやってみる?」と聞いてみたところ、全員から「無理―!」の声。

「じゃあ、何か良い方法がないかな?」とみんなで調べました。

どんどん調べて進めていくと、牛乳パックやお茶碗、割りばしなどを使って取る方法があることを発見。

その他にも使えそうな道具を準備し、試してみることにしました。

 

子ども達が一番苦労していたのは、もみを取る時に勢い余ってお米が飛び散ってしまうこと。

そんな時、1年生の男の子が使っていたプリンカップの下の穴を使う方法を発見!

稲穂の先をプリンカップの小さな穴に入れて引いていくだけでもみが取れ、お米が飛び散ることなく集めることができます!

大人は気づかなかった、子どもたちの視点と日常生活から繋がる発想に感心しました。

 

脱穀したお米を子ども達と精米機にかけにも行きました。

精米する前のお米の重量が精米後には少なくなったことに気づき、それはもみ殻やお米の周りのぬかがとれたからだということにも気づきました。

 


【新米の実食】

まふぃん米をいよいよ実食です。

通常食べているお米と新米の食べ比べもやってみました。

「違いに気付くかな?」

 

「美味しい」と言う子もいれば「普段と同じ味がする」と言う子もいました。

そんな中、2年生のAさんが新米を見つめながら「なんか匂いがする」「味が違う」とつぶやいていました。

実はAさん、普段から「まふぃんのお米は美味しい、たくさんおかわりをしたい」と言う子なのですが、そんなAさんだからこそ新米の食感や風味をより感じることができたようです。

絵日記にも「こんなに米のちがいがわかったのは、はじめて」と書いており、Aさんの気持ちが伝わってきました。

 


今年度、取り組んだお米作りプロジェクト。

 

『自分たちで作ったお米を食べたい!!そのためにはどうしたらいいんだろう』を一緒に考え、準備を行ってきました。

実際に取り組んでいく中で、大人が気づかない視点や考え方を教えてくれた子ども達。

大人は良かれと思って、あれこれ提示したり考えを巡らせたりしてしまいがちですが、大切なのは

 

『自分達で考えて行動する』

 

ことだと改めて実感しました。

 

 

困った時にどうすればいいのかを考え、自分の力では達成できない時に他の人の力を借りて行動する、ということも必要になってくると思います。

まふぃんでも普段の活動から主体的に考え、周囲と協力する活動に取り組み、物事を達成するための問題解決能力を養っていけるよう支援していきたいと思います。

 

さて、お米プロジェクトでは

『活動内容のプレゼン発表』年明けに行えるように準備を進めています。

 

私自身も子ども達の頑張りを皆さんにお伝えできるように発想を巡らせていきたいと思います。

 

 

まふぃん錦ヶ丘

保育士 今屋

発達と社会性を伸ばす!

幼少期の運動の経験がとても大事、というお話は、子育てをしていると必ず聞いたことがあるのではないでしょうか?

それと同時に、これからの社会は多様性を受け入れ、コミュニケーション力が大事、ということも言われています。

社会が便利になり、私たちの生活は運動量、コミュニケーションを経験する場がとても少なくなりました。

まふぃんでは、子どもの発達と社会性を同時に伸ばす活動を日々考えながら活動を組み立てています。

今回は運動遊びを取り入れた、活動の様子を紹介したいと思います。

 

【発達面:体幹機能を高める】

 

11月に園内研修で「基本の動き=0歳から1歳までの赤ちゃんの動き」がとても大事という事を学びました。

運動遊び以外の活動でも基本の動きを取り入れるようにしています。

例えばわらべ歌やリトミックの中で・・・

いもむしごろごろ~

いろはにこんぺいとう~

ロンドン橋落ちる~

転がる(寝返り)、ワニ歩き(ずり這い)、這い這い、高這い、等、歌やリズムに合わせて子ども達は楽しそうです。

目が回るよ~と言いながらゴロゴロと転がっていきます。

 

運動遊びで出す遊具も、子ども達の発達や動きを引き出すように工夫して提示しています。

よじのぼる

くぐる

 

スライダー

面白いと思ったことを何度も何度も繰り返す子どもたち。登ったり滑ったりすることを通して、視界の変化、スピード感、手足の連動などなどの機能が伸びていきます。

この気持ちが土台となって、「新しいものに挑戦する気持ち」も育つのではないでしょうか。

子どもたちの変化はすぐに表れて、とても感動します。

 

【社会性:友達に興味がむく】

 

体幹機能を高めると同時に、まふぃんでは社会性も育てる目的があります。

自分の興味のないことになかなか参加しない、一人で遊びことが好き、というお子さんが、楽しんでいる子どもをそばで見ることを通して、僕もやってみたい、という自発性を生み出すように環境を工夫するのです。

まふぃんに通所3回目のお子さん。

不安な気持ちが強く職員から離れられないでいたのですが、友達がしているのを見て興味を持ったようです。

自分から滑り台に近づいていきました。

とても感動的な場面です。

自分から近づく、やってみる、この経験が大事と考えます。

興味があることにはやってみたくなる!

できた!楽しい。面白い!

しかも一人でするよりも友達がいた方がなんだか楽しい!

 

教えなくとも、適切な環境で遊ぶ中で子どもたちはお友達に興味を持ち関わり始めていきます。

 

根っこを太く深く

 

身体を動かすこと、人との関わりを持つことは、生きる上でとても大事な土台です。

 

夢はでっかく、根は深く

 

土の中の水道管

高いビルの下の下水

大事なものは表に出ない

(相田みつをさんの言葉)

 

子ども達と日々接していて、この子たちが将来生きていく力をしっかりとつけていきたい、と強く感じます。

子どもたちが笑顔で、できた喜びを感じられるように、これからも学びを活かして毎日の療育を工夫していきたいと思います。

 

まふぃん上之園 末吉