お知らせ

2021.12.04

ブログまふぃん錦ヶ丘

お米プロジェクト~子ども達の思い編④~

お米プロジェクトを通して気づいたことや感じたことを絵日記に書いてもらい紹介するブログ、今回は第4弾です。

 

第1弾~第3弾の内容はこちら↓

~お米プロジェクト~子ども達の思い編➀~

~お米プロジェクト~子ども達の思い編②~

~お米プロジェクト~子ども達の思い編③~

 

さて、第4弾では

手作業で行った【脱穀】

そして【新米の実食】

2つの活動についてご紹介していきます。

 


【脱穀】

 

*田んぼとバケツ稲の収穫後、かけ干しで乾かした稲の脱穀を行いました。

 

※かけ干しの様子と子ども達の取り組みについてはこちら → 【稲刈り続報】

 

「脱穀って何?」という子どもに、脱穀を経験したことのある子が「稲から米(もみ)を取ることだよ」と教えていました。

「30束ぐらい稲の束があるけど全部手でやってみる?」と聞いてみたところ、全員から「無理―!」の声。

「じゃあ、何か良い方法がないかな?」とみんなで調べました。

どんどん調べて進めていくと、牛乳パックやお茶碗、割りばしなどを使って取る方法があることを発見。

その他にも使えそうな道具を準備し、試してみることにしました。

 

子ども達が一番苦労していたのは、もみを取る時に勢い余ってお米が飛び散ってしまうこと。

そんな時、1年生の男の子が使っていたプリンカップの下の穴を使う方法を発見!

稲穂の先をプリンカップの小さな穴に入れて引いていくだけでもみが取れ、お米が飛び散ることなく集めることができます!

大人は気づかなかった、子どもたちの視点と日常生活から繋がる発想に感心しました。

 

脱穀したお米を子ども達と精米機にかけにも行きました。

精米する前のお米の重量が精米後には少なくなったことに気づき、それはもみ殻やお米の周りのぬかがとれたからだということにも気づきました。

 


【新米の実食】

まふぃん米をいよいよ実食です。

通常食べているお米と新米の食べ比べもやってみました。

「違いに気付くかな?」

 

「美味しい」と言う子もいれば「普段と同じ味がする」と言う子もいました。

そんな中、2年生のAさんが新米を見つめながら「なんか匂いがする」「味が違う」とつぶやいていました。

実はAさん、普段から「まふぃんのお米は美味しい、たくさんおかわりをしたい」と言う子なのですが、そんなAさんだからこそ新米の食感や風味をより感じることができたようです。

絵日記にも「こんなに米のちがいがわかったのは、はじめて」と書いており、Aさんの気持ちが伝わってきました。

 


今年度、取り組んだお米作りプロジェクト。

 

『自分たちで作ったお米を食べたい!!そのためにはどうしたらいいんだろう』を一緒に考え、準備を行ってきました。

実際に取り組んでいく中で、大人が気づかない視点や考え方を教えてくれた子ども達。

大人は良かれと思って、あれこれ提示したり考えを巡らせたりしてしまいがちですが、大切なのは

 

『自分達で考えて行動する』

 

ことだと改めて実感しました。

 

 

困った時にどうすればいいのかを考え、自分の力では達成できない時に他の人の力を借りて行動する、ということも必要になってくると思います。

まふぃんでも普段の活動から主体的に考え、周囲と協力する活動に取り組み、物事を達成するための問題解決能力を養っていけるよう支援していきたいと思います。

 

さて、お米プロジェクトでは

『活動内容のプレゼン発表』年明けに行えるように準備を進めています。

 

私自身も子ども達の頑張りを皆さんにお伝えできるように発想を巡らせていきたいと思います。

 

 

まふぃん錦ヶ丘

保育士 今屋

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