近づこう!分け合おう!小麦粉粘土遊び

最近では年長さんの子ども達から「ランドセルが届いたよー!」と着々と進学準備が進んでいる話が聞こえてくるようになりました。

 

さて、以前まふぃんの感触あそびについてお話をしましたが皆さん覚えていますか?

 

過去のブログはこちらから → いっぱい触ってみよう!~五感を育てる感触遊び

 

今日は小麦粉粘土遊びという小さなタライの中で生まれる「接近・共有」の話をしたいと思います。

 

小麦粉粘土あそび

まふぃんの感触あそびの代表とも言える小麦粉粘土遊び。

この小麦粉粘土遊びでは、1つのタライを数人で使います。

その日のねらいによって人数を変えていき、人数が多くなればなるほどタライの中は粉を混ぜる手と手がぶつかり合って大混雑!

感触遊びの中に「接近」する場が子ども達の気づかないうちに設けられているんです。

 

「はい、どうぞ」の合図で一斉に粉を触り始める子ども達。

 

 

平和に粉を触っているかと思いきや聞こえてくる声。。。

「そんなにとらないでよ!」

タライの中の粉を1人のお友達が自分の方へ沢山寄せ集めていました。そこに手を伸ばし粉を少しでも取り返そうとする子。

小麦粉を巡った小競り合いがスタート!!

タライという場所を通してお友達と近づく

➡ 限られた粉を一緒に触りあう

➡ 粉が欲しいのに○○ちゃんがいっぱいとってる

➡ あぁー!!思い通りに行かないよぉー!

このような状況の中、子ども達は「○○しないで」「○○してよ」など自己主張をして言葉で自分の思いを伝えるようになります。

みんなで作り上げた粘土ももちろん同じタライのお友達と分け合いますが、大きさも全て同じとは限りません。

「〇〇くんの方が大きい」などの声が聞こえてくる事もあります。

自己主張しても思うようにいかない事だってある。そしてそこで「まあいっか」と気持ちを切り替えることを経験し、少々の我慢を覚えていきます。

みんなの思いは一緒!「早く粘土で遊びたい!!!」

その為にはちょっとだけ我慢をして早く粘土を作り上げることが出来るのかもしれません。

 

活動という遊びを通して・・・

小麦粉粘土や新聞紙あそびといった感触遊びを繰り返す中で、感触に慣れていきます。

もうひとつ。

お友達の近くで遊ぶ(接近)、お友達と一緒のおもちゃで遊ぶ(共有)中で

ケンカや、言い合いをしながら仲良く遊ぶことができるようになってきます。

まふぃんで重要視している「社会性」の第一歩とも言える接近、共有から生まれる交流。

楽しいことだけじゃないけど、自分の思い通りに行かないこともたくさんあるけど、遊ぶことを通して生きる力を学ぶ時間です。。

 

 

自分の気持ちを上手く伝えられずに怒ったり泣いたりすることもあります。思いを伝えたくても上手く伝えられない事もあります。

もちろん最初は上手に伝えられません。何度も繰り返しながらちゃんと伝えられるようになっていくものなんですね!

まふぃんではなるべく、大人とではなく、子ども達同士でやり取りをする中で自ら考えて行動し、解決出来るようにになって欲しいと思っています。

もちろんそんな子どもたちの気持ちは十分受け止めます。そして、「よし、またあそぼー!」と気持ちを切り替えた子どもたちを

温かく見守っていきたいと思います。

 

 

まふぃん錦ヶ丘 日髙

何ができる?~小麦粉粘土(錦ヶ丘)~

同じ小麦粉粘土の活動でも、児童発達支援と放課後デイサービスとでは、少しねらいが違っています。

児童発達支援の小麦粉粘土では、さらさらの粉の感触が少しずつ水を入れていくことで、ぽろぽろやべとべとなどへと変わっていく感触の変化を感じること、場所や物を共有することを主なねらいとしています。

今回の放課後デイサービスの活動では、粉にもいろいろな種類があることを知り、それぞれの粉の感触の違いだけでなく、どの粉が何を作るのに適しているのかについて調べたり、確かめたりと学習的な要素も取り入れました。さらには「次はこの粉を使って○○を作ってみたい!」と好奇心をくすぐる活動となりました。

 

粉の感触の違い

今回は「強力粉」「中力粉」「だんごの粉」の3種類の粉を使うことを伝えました。

まずそれぞれの粉を触って感触の違いを感じます。

いつも小麦粉粘土を作っている粉は、中力粉です。

粉の感触だけでいつもの粉(中力粉)を当てることができるでしょうか?

 

Aの粉を触るとすぐに

「これがいつもの粉!」

次にBの粉

「あれ?これもいつもの粉?」

子供達への答え合わせは最後にするとして、実はAが強力粉。Bが中力粉です。

触っただけでは、この2種類の粉を見分けるのは難しいですね。

 

最後に触ったCの粉

「真っ白で、触った感じが違う」

「これだんごの匂いがする!」

興奮気味みに一人の子が言うと

みんな鼻を近づけてくんくん匂いを嗅ぎ出しました。

「ホントだ」

「これはだんごの粉で間違いない」

とCの粉は、だんごの粉で意見が一致。

触った感触では、Aがいつもの粉(中力粉)、Bが強力粉、Cがだんごの粉と予想をたてました。

 

小麦粉粘土を作ってみよう

いつもは遊べる粘土ができるように自分たちの経験から水の量を調整しますが、今回はそれぞれの粉の分量に合った水をきちんと計量して使いました。

Aの粉は、水をいっぺんに入れるとベトベトになりました。ベトベトの中にも小さな粉の玉がたくさんあり、何度もこねていくうちにようやく粉の玉がなくなりなんとか粘土にまとまりました。

Bの粉は、水を入れてこねるとわりとすぐにまとまり粘土ができました。

Cの粉は、水を入れるとAやBとちがってボロボロしていましたが、まぜていくとまとまってきて「紙粘土みたい」になりました。

 

この3つの粘土。学習とおやつの後に見てみると…。

「Aは、膨らんでいる。触ってみたい」

この3つの粉から「パン・ピザ」「うどん」「だんご」が作れます。

どの粉がどれに適しているか調べることにしました。

 

湯がいてみよう

「お湯に入れたらうどんや団子になるんじゃない」

という意見から3つの粘土を湯がいてみることにしました。

お湯に入れてすぐに、BとCは沈んでしまいましたが、

「おぉ。Aの粘土は浮いている!」

 

ところがしばらくすると、

BとCも膨らんで浮いてきました。

「割って中を見てみたい!」

との声が聞かれたので、割ってみると

「やっぱりCはだんごの粉だ」

 

焼いてみよう

「焼いたらパンになるかもしれない」

子供達の探究心が止まりません。

フライパンで焼いた粘土をわってみると

「Aはパンだ!!」

 

結果は?

いろいろな実験を踏まえての最終予想は、はじめの粉の感触の予想と違い

【A強力粉】 パンやピザに適している

【B中力粉(いつも使っている粉)】 うどん作りに適している

【Cだんごの粉】 だんご作りに適している

という新しい予想を立てました。

さて、パソコンを検索して答え合わせです。

大正解!!

たくさん考えて、見て、匂って、触って、話し合って、実験して…。頭も体もたくさん使って導き出した答えに大歓声。

 

「次はうどんを作って食べたい」

「パンを焼きたい」

「あんこをのせたお団子を食べたい」

食いしん坊達の食欲は次の活動へと繋がっていきます。

 

最後に、「だんごの粉はまふぃんでも作れるかもしれないよ」と伝えると

「だんごの粉をゆでたら、もちもちしてお餅みたいだった」

「お餅ってなんでできている?」

「お米⁉」

「もしかしたらお米を砕いて粉にしたらいいのかも」

「じゃあ今度お米を作ったらだんごの粉を作りたい!」

 

子供達の探究心と食欲はどこまでも続いていきました。

来年度は、まふぃんのお米から、「だんごの粉」を作ってみたいですね。

 

まふぃん錦ヶ丘 田尻

2022年度 新規利用児募集のお知らせ

2022年度 新規利用児募集のお知らせ(5/13現在)

 

まふぃん・まふぃん錦ヶ丘では新規利用児童を募集しています。

 

【体験・見学について】

お問い合わせの時に以下をお知らせください。

①保護者のお名前 ②お子様のお名前 ③年齢 ④通園先(通園している場合)⑤利用を検討している理由 ⑥連絡先

 

※ お問い合わせは各事業所へお願いします。

  9:30~18:00 まで対応いたします

 

まふぃん

児童発達支援

午前クラス   9:30~11:30 (2歳~3歳) 【  3名  】 ( ※ 月・水・金 のみ )

午後クラス 13:30~15:30 (3歳~5歳) 【  2名  】 ( ※ 年少 のみ )

 

 

放課後等デイサービス

午後 15:30~18:00 【  ×  】 

まふぃん

住所:鹿児島市上之園町3-1 ナガヤタワー1F

電話:099-250-9361

 


 

まふぃん錦ヶ丘

児童発達支援 (午前のみ) 9:30~12:00

年少クラス(2歳~3歳)  【 × 】 

年中以上クラス(3歳~5歳) 【  ×  】

 

放課後等デイサービス

午後 14:00~18:00 【  ×  】 

 

まふぃん錦ヶ丘

住所:鹿児島市吉野町2219

電話:099-210-7840

 


 

箱をツムツム(錦ヶ丘)

放課後等デイサービスでの段ボール遊びの時間に、2チームに分かれて段ボールを積んで勝負する「段ボールツムツム」をしました。指示に合わせ、段ボールを協力して積んでいきます。

段ボールの山から、どんな形の物を使うのか考えたり、段ボールの高さが高くなるのに比例して高くなる自分達のテンションをコントロールする事も勝敗のカギとなるゲームになりました。

 

○テンション!

この段ボール遊び、楽しくて楽しくて、子供たちもついついテンションが上がってしまいます。

いつもなら静かに聞いていられるのに、職員が説明をしているときに喋り出してしまう子

せっかく積み上げた段ボールに、持っている段ボールをぶつけて倒してしまう子

今回も、落ち着いている時はそんなことしないのにという行動が所々で見られました。

落ち着いている時はもちろん、テンションが上がった時にも、楽しい場を壊してしまうことのないように、気持ちをコントロールすることも練習です。

○高くツムツム

土台のマットの上にどんなふうに重ねていけばたくさん積むことができるのか?

作戦タイムでは段ボールの山を見ながらそれぞれ考えを伝え合います。

これは、運ぶ役と積む役を分けていたチームの勝ちとなりました。

 

○斜めだけど高くツムツム

なんと土台が傾いています。

積めば積むほど倒れていってしまいます・・・

積む人と支える人ちょっと離れてバランスを見る人役割を決めて協力する姿が見られました。

 

○デッカイ段ボール投入!

いつも壁の仕切りに使っているビックサイズの段ボール!

全くいらないかもしれないけど…

もしかしたら強力なアイテムになるかも…

子ども達の視線が集まります…

作戦タイムでは「それいいね」と言う声も聞こえてきました。

スタートの掛け声と同時にやはり両チーム大きな段ボールに駆け寄ってきました。そして引っ張り合いが起こります。結局時間いっぱい45秒ほとんどを引っ張り合いに費やしている子もいました。

 

でも・・・これも作戦の1つだったようです!

大きな段ボールを取り合う子と、その取り合っている隙に他の段ボールを重ねる子

と言うふうに作戦で決めていたそうで、ずっと取り合いをしていたにもかかわらず高く積むことができていました。

 

このゲーム、積み方も大切ですが同じ位チームの中の4人がどのように動くのかと言う作戦も大切になります。でも相手との意見の伝え合いは思うようにいかないこともあります

同じチームの中で自分の意見が上手く相手に伝わらなく、その後の作戦タイムに参加したくない気持ちになってしまう子もいました。

今回はサブの職員が気持ちを受け止めた上で、「ゲームに参加するなら作戦タイムもきちんと参加してね」と伝えると、その後は気持ちを切り替えてチームの意見を聞くことができました

活動に限らず、言葉で伝えることが難しい場面は日常の中で多々あります。

そんな時に黙ってしまうのではなく、

「こんな事が嫌だった」

「○○だったから○○したんだ」

など簡単な言葉で説明できると、周りからの受け止められ方は変わってきます。

 

どうすれば相手に伝わるのか、難しい時には職員も一緒に考えながら経験を重ねていけるようにしていかなければ…と感じます。

それともうひとつ。

今回は職員が引き出したいねらい以上のことを子ども達同士でやってのけました。

先ほどでてきた

大きな段ボールを取り合う子と、その取り合っている隙に他の段ボールを重ねる子

という作戦。

まさに「課題解決に向けて子ども達同士で話合い、役割を理解しながら参加する」

に通じています。今年度を振り返れば予期せぬ断水や育てている稲の病気解決(米プロジェクト)など室内の活動以外で培われきた

さあ、どうする?」の経験が活きたように感じています。

まふぃんが常日頃から意識している体験的学びを確認できたことを嬉しく思うのと同時に、私たち職員も向上していく決意ができました。

ひとつレベルアップした子ども達に負けじと職員もまた来年度に向け新たなチャレンジをしていきます!

 

 

岡田

さあ、どうする?(錦ヶ丘)

放課後等デイサービスでの運動遊びの時間に、島から島(マットからマット)に渡る「脱出ゲーム」をしました。限られた物を考えて使い、海(床)に落ちないように脱出します。

様々な問題を解決し、体も頭も感情も最高にフル回転となった活動となりました。

 

〇椅子を使って脱出せよ!

準備したのは三脚の椅子。さあ、この椅子を使って友達と協力しながら進みます。

小さな椅子に一人で立っていたら前には進めません。

体を寄せ合い、相手のことを気遣いながら少しづつ前進していきます。

頑張れ、もう少しだ。

待っている子たちから熱い声援が送られています。

これは全員難なくクリア。

 

〇ラダーを使って脱出せよ!

次は細い二本のラダーです。さあ、どうする?

一人ならすぐにゴールできるかもしれませんが、二人でゴールしなくてはなりません。

3年生が1年生を気遣い、体を支えてくれています。

「大丈夫だから。ゆっくりでいいから。」

そんな優しい声かけも自然と聞こえてきました。

順番を待っている子たちからは、「自分ならどうする?」と考えを巡らせている様子が伝わってきます。それぞれがいい方法を考えていますが、今回はペアでの活動。それぞれの考えをぶつけ合っていてはゴールはできません。妥協すること、相手の意見を聞くこと、相手の考えの良さを素直に受け入れること、そして問題解決に向けて二人で協力すること。

いろんな感情を揺さぶりながら、それでも楽しみながら子供たちはどんどん前へ進んでいきます。

 

〇とにかく落ちずに脱出せよ!

ほうきにスライダーに椅子。延長コードまで・・・さあ、これらのアイテムを駆使して無事にゴールできれば本日の脱出ゲームは全てミッションクリアとなります。

張り切ってどうぞ!!

この脱出ゲームを行うのは今回で2回目です。実は1回目の時に、自分は「こうしたい!」と作戦があったにも関わらず相手にそれがうまく伝わらず失敗してしまい悔し涙を流した子がいました。普段は涙など見せない子なので、よっぽど悔しかったのだと思います。

今回はそのリベンジ戦です。頑張れ!

「〇〇くんはそこを持って、僕がこっちに行くから。」

「次はこれを使って気を付けて進んで。」

前回とは明らかに指示の出し方、伝え方が違います。どんな風に伝えたらいいのか、どうやったら分かってもらえるのか、きっとこの子なりに考えたのだと思います。前回の失敗を繰り返さないように考えた、この子なりの問題解決の方法です。何とか無事に成功、やったね!

 

いろんな方法をあみ出して、協力し合いながらゴールをしていく子どもたち。素晴らしい!

中には脱出ならず・・残念!の子たちもいましたが、それぞれで試行錯誤し目の前の問題に果敢に立ち向かっていく姿は頼もしいものがありました。

 

 

大人になると仕事上で慌てずに冷静に問題を解決していかなくてはならないことがありますよね。目の前のことだけではなく、その一歩先まで見据えて今自分の持っているスキルを最大限に活かしてどう解決していくのかを考える力が必要になってきます。

今回の脱出ゲームでは、子供たちが楽みながらゴールまでのプロセスを思い描きたくさんの問題を解決していきました。一回目失敗し悔し涙を流したけれど、「こうしたらよかったのかも」と振り返り次の挑戦に挑む。自分自身の伝え方がよくなかったのかもと、伝える方法を変えてみる。立派な問題解決の力ですね。

 

今年度はお米プロジェクトと称して田植えにチャレンジした放デイの子ども達。その中でも、子供たちがいろんな問題解決に挑みメキメキと力をつけています。こちらのブログもどうぞ♪

 

大変!お米のピンチだ!https://muffin.tonohara.org/article_9378.html

水がない!?https://muffin.tonohara.org/article_9450.html

スズメに狙われる!https://muffin.tonohara.org/article_9533.html

 

ゴール目指してグングン突き進む子供たちを見て、私自身も問題から目を背けずに何事にも楽しんで挑戦していく勇気をもらえた気がしました。頑張る!ありがとう!

 

まふぃん錦ヶ丘

児童発達支援管理責任者 吉村