ほんとにできた!(錦ヶ丘)

以前の小麦粉粘土作りで、「強力粉」・「中力粉」・「だんごの粉」の粉の違いを知った子供達。

(その様子はこちら→https://muffin.tonohara.org/article_10447.html)

 

「うどんを作ってみたい」という食いしんぼう達の発言を受けて、感染対策を十分留意しながら、うどんを作りに挑戦しました。

おいしいうどんを食べることができたのでしょうか?

 

◎小麦粉50gはかる

今回、自分のうどんは自分で作ります。おいしいうどんを作るためには、しっかり計量するように伝えました。

 

低学年は、スケール(電子はかり)で、はかりました。

容器を置いたら「0」にセットして、小麦粉50gぴったりを目指します。

重さが50g近くになると微妙な調整が必要。

お兄さん方に見守られながら、メモリを見る表情も真剣です。

 

3年生以上は、上皿はかりを使ってはかりました。

こちらは、容器の重さに小麦粉50gをプラスして計測。

それぞれ容器が違うので、自分の容器の重さ+50gを計算してから小麦粉を入れていきます。

 

宿題の算数プリントなどで、面倒な計算があると手が止まって「やりたくない」と言う子も、自分のうどんを作るためなら話は別(笑)。

一生懸命計算して、小麦粉を入れていました。

 

◎こねる

いつもはグループで大きなタライの中でこねますが、

今回は、粉に水を入れながら、自分のボウルの中でこねます。

いつも使っている大きなタライに比べてずいぶん小さなボウル。

ボウルから粉が飛び散ると、その分自分の食べる量が少なくなるため、普段はダイナミックに混ぜる子も、慎重に混ぜる様子が見られました。

 

ベタベタの感触が少し苦手な子は、グループで作る時には他の子に任せてしまうこともありますが、今日は自分のうどんを作るために、ベタベタの感触を嫌がる事もなくしっかりとこねる姿が見られました。

ベタベタだった粉を根気よくこねていくと、次第にまとまってきます。

「ここでしっかり混ぜることがおいしいうどんを作るポイントです。」

と伝えると、

「手が疲れた~」と言っていた子も、手を止めることなく、最後までしっかりこねる事ができました。

1年生もよく頑張りました!

 

◎伸ばす

生地を麺棒やラップの芯を使って伸ばしていきます。

まず、職員が見本を見せました。

「打ち粉をしたら生地が麺棒にくっつかないよ。」

とだけ伝え、どんな風に伸ばしたらいいのかはあえて伝えずに…。

それでも、じっと見て学び、打ち粉をする姿はうどん職人そのもの!

 

よく見ていた子は、十字に伸ばすとよいことに気がついたようです。

 

◎きる

以前の活動で、小麦粉粘土を茹でると膨らんだ事を思い出した子が

「細く切った方がいいよ」

とアドバイスしてくれました。

まふぃんクッキングや家庭で包丁を使った経験のある子は、「猫の手」もバッチリ!

 

◎ゆでる

もうすぐうどんの完成です。

自分が作ったうどんが、ちゃんとできるのか、ドキドキしながら見ていましたが、沸騰したお湯に入れ、茹でている様子を

「うどんが踊っているみたい」と表現する子もいました。

 

10分ほど茹で、お湯から取り上げて流水で洗い、うどんができあがりました。

 

◎食べる

まずは、そのままで食べてみました。

はじめは恐る恐る口を付けていた子も、

「うどんの味がする」

「本物のうどんだ!!」

「小麦粉からうどんができるんだ」

「ほんとにできた!!」

いつもの小麦粉粘土がうどんに変身!子供達も大興奮!

そのまま食べる子、めんつゆをつけて食べる子。いつもは食の細い子も、自分で作ったうどんは格別だったようで、ペロリと完食していました。

 

◎ふりかえり

今日の活動を絵日記に記録し、発表しました。

絵日記に、うどん作りの工程を熱心に書いていた子から、後日、「日曜日に、家族でうどんを作って食べたよ。」と、うれしい報告もありました。

 

強力粉・中力粉・団子の粉の小麦粉粘土から発展したうどん作り。次は、強力粉を使ったパン作りや、「お米プロジェクト」で出来たお米を使っての団子の粉作りなどに挑戦したいそうです。

自分達が「やりたい」ことだから、苦手な計算や感触も頑張ってみようかなと思えたり、友達のアドバイスを素直に聞けたり…。

これからも子ども達の「やってみたい」から学びの力を引き出せるように、体験を通しての気付きや意欲を大切にしていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 田尻

ナプキンの使い方を知ろう(性教育)

まふぃん(上之園)は今年度、開所10年目を迎えます。

開所当初から通っていた子ども達も高学年になり、保護者からは性に関する相談が増えてきました。そこで、楽しく生理について知ろう!をモットーに「月経の対処の仕方を知る活動」通称「秘密の女子会」を行っています。

 

 

思春期を迎え、生理はいつ始まるのか?どう対処すればいいのか?お腹が痛くなるのでは…

など不安を感じる子ども達。私自身も初潮を迎えた時には身体の変化に戸惑い「恥ずかしい」気持ちでいっぱいだったことを覚えています。

そんな経験から、女の子たちに正しい月経の知識や退所の仕方を知ってもらう事で、少しでも不安な気持ちや初潮を迎えた時の戸惑いを減らせたらと思い、活動を行っています。

 

「月経の対処法を知る活動」のねらい

1.大人になる過程での身体の変化を知る。

2.ナプキンの付け方、捨て方などのマナーを知る。

3.ナプキンやサニタリーショーツ、服装などの選び方を知る。

4.生理に対する不安や困りごとなどを相談しやすい環境や雰囲気を作る。

 

 

活動の様子

今回活動を行うにあたって私たち職員が考えた事は、子ども達にとって抵抗感のある生理や月経の話をいかに楽しい雰囲気で伝えられるかという事です。

 

そこで、活動の初めにナプキンのCMを見せることに。何が始まるのかと興味津々の子ども達。

動画を見た高学年の女の子からは「今日は生理の話をするの?」と少し恥ずかしそうに尋ねてきました。

 

「初めは恥ずかしいよね。先生もだったよ」と伝えると、すでに初潮を迎えた子も「最初は嫌だった、お腹痛いし」「恥ずかしかったけど今は大丈夫」とこれまでの気持ちの変化を話してくれました。生理に対するリアルな気持ちを友達同士で伝え合えたことで、みんな同じ気持ちを抱えている事を共有する事ができ、恥ずかしさが薄れたようでした。

 

さらに「プレゼントがあるよ!」と子ども達にサニタリーショーツを見せると、「えー!なんでパンツ!!」「恥ずかしいでしょ!」と子ども達。普通のパンツとの違いを比較し、ナプキンのつけ方や捨て方など、動画を見ながら練習しました。

最後に1人ひとりナプキンをポーチに入れて、一連の流れをトイレで実践しました。手順が多くあたふたする子に、周りの子ども達が「ナプキンを先に捨てないと」「ゴミ箱はここだよ」等お互いに声をかけあいながら取りくんでいました。

 

 

昨年度は私たち職員も助産師の山崎先生をお迎えして研修会を行いました。その中で、性教育は子どもの抵抗のない幼いうちから取り入れる事が大切と教えて頂きました。そこでまふぃんでは小学校3年生ぐらいから「生理の対処の仕方を知る活動」を行っています。繰り返し活動を行う中で、ゆっくりと身体の変化を理解し受け入れていきながら、ナプキンを変える時の手順やトイレのマナーを覚えて行ってほしいと考えています。

そして何よりも、困った時にふと私たち職員の顔が浮かび「相談してみようかな」と思ってもらえる存在でありたいと思います。

 

今回の活動では、ナプキンのメーカー「ソフィ」「ロリエ」等のサイトを参考に活動を行いました。子ども達にも分かりやすく書かれていますので、ぜひ親子で一緒に見てみてください。

【参照】

ロリエ https://www.kao.co.jp/laurier/karada/

ソフィ https://jp.sofygirls.com/ja/girls.html

 

 

性教育に関するブログは他にもありますので、是非ご覧ください。

性教育講演会

内部研修 ~コグトレ・性教育~

まふぃんで行う性教育(錦ヶ丘)

 

 

まふぃん(上之園)  中村

そら豆、美味しかったよ!!(錦ヶ丘)

先日、認定こども園錦ヶ丘からたくさんのそら豆を頂きました。放課後等デイサービスの子ども達に、そら豆を見せた所「食べたーい」と大喜び。ただ、食べるだけではもったいないので、そら豆の数を数えたり、食べ方をパソコンで調べたりなど小学生ならではの学びがたくさんの、そしてとっても美味しい活動になりました。


たくさんのそらまめ!!

12日(火)認定こども園錦ヶ丘からたくさんのそらまめをたくさんいただきました。

このそらまめ、保護者の方からいただいたそうで「まふぃんもどうぞ」とおすそ分けしていただきました。大きく立派なそら豆でとても美味しそうです。

放課後等デイサービスのおやつで出せたらと思い、早速そら豆コーナーを作りました。

 

学校から帰ってくると、「何かある!」と気付いた子ども達。

「もしかして、そら豆じゃない?」「そら豆だよ」

そら豆を知っているようです。

 

観察してみると、そら豆の形がそれぞれ違う事を発見した1年生。

「もしかして…。そら豆って、オスとメスがあるんじゃない?」

丸い形がメス、尖がっている形がオスと思ったようです。

早速、仕分けを始める1年生。

「これは、オス。これはメス…」と、仕分ける表情はまさに真剣です。

こちらも微笑ましい気持ちになりました。

 

さて、全員揃ったところで、簡単な問題を出しました。

「そら豆は一体いくつあるでしょうか?」

早速、子ども達とさやの数を数えてみました。

1年生の子を見てみると「1、2…」と1個ずつ数えている姿が見られましたが、3~4年生になると10の束で数える等、工夫をする姿が。

授業で習った事が活かされている証拠です。

数えた結果、38個ありました。

 

では、このそら豆をどうやって食べる?

子ども達に聞いてみると、分からない表情をしてしまう子がほとんど。

その為、子ども達とパソコンで食べ方を調べてみる事にしました。

すると、そら豆を茹でた方が美味しいのではないか…と発見!

茹で方を調べて、調理を開始しました。

 

クッキングスタート!!

まずは、さやから豆を出します。

最初はどのようにするのか分からなかった子ども達でしたが、お互いに知恵を出しあったり上級生が優しく教えてあげたりして、あっという間にさや剥き名人へとなっていきました。

 

次はそら豆を茹でていきます。

パソコンで調べた所、茹で時間は約3分。茹でたそら豆がどうなるかのか楽しみです。

掃除をして待っておこう

 

3分経ちました。どれどれ…。

 

「わぁ、おいしそう!」「早く食べたい」と期待が膨らみます。

「ホクホクしてて美味しい!」「ジャガイモみたい!」

口々に感想を述べながらあっという間に完食です!

 

今回、『数える』『さやから豆を出す』等を体験を通して学ぶことができました。

数える(数の概念)

手を使って1つ1つ数える事は、算数”数の概念(数の理解)”に繋がっていきます。

学校でも数の数え方や計算を学びますが、数のイメージがつきにくく学習につまずいてしまう子もいます。まふぃんの活動の中で楽しみながら数を学ぶことで、数へ興味を持ってくれたらと思います。

 

さやから豆を出す(創意工夫)

今回、「どうしたら上手く豆を出せるかな?」と試行錯誤しながら取り組み、みんなで話し合いながら工夫していきました。

ついつい「こうしたら?」と教えそうになりますが、失敗も成功も経験して考える力や工夫することを身に着けていってほしいと思います。

 

食べ終わった後、子ども達とお礼の手紙を書きました。

 

今回、そら豆を食べてたくさんの貴重な経験をした子供たち。いつか、「そら豆ってどうやってできるんだろう・・」「どうやって育っているのかな?」と疑問を抱いてくれたら嬉しいです。

 

たくさんの学びと美味しい経験を本当にありがとうございました。

 

まふぃん錦ヶ丘

亀澤

初めまして!!(上之園 放課後等デイサービス)

窓の外を見るとたくさんの花が咲き誇っています。

新年度が始まり、幼稚園の年長さんだったお子さんが小学生になり、小学校6年生だったお子さんが中学生になりました。

お子さんの進学・進級おめでとうございます。

 

「新しいクラスには仲のいいお友達がいてね~」

「新しい先生だったよ~」

子どもたちがたくさん学校でのことを教えてくれます。

まふぃんの放課後等デイサービスにもメンバーが増え、新しい風が吹いています。

今まで児童発達支援を利用していたお子さんにとっては新たな環境・友達との出会いです。

緊張する中、自己紹介を行い新たな友達について知った子ども達でした。

 

昨日は、新一年生を迎える準備についてブログを紹介しました。

 

さて、今回は

「小学新1年生を迎え行った自己紹介」の様子をご紹介します。

 

大人でも初めて行く場所や初めて会う人に対して少し構えてしまうことがありますよね。

例えば、新入社員で会社に初めて出社する時、「どうしよう、大丈夫かな?」「どんな方がいるのかな?」と不安になってしまうのではないでしょうか。

 

私もドキドキしたのを今でも覚えています。

 

今回1年生になるお子さんも今までと異なる環境・友達に不安を感じ、緊張している様子が見受けられました。

そんな時の「1歩」を踏み出すのは勇気がいる事だなと思います。

ですが、新しいステージに立つ為には勇気を振り絞り、自分の足でその「1歩」を踏み出さなければなりません。

 

初めて知らない人に会う時、挨拶と自己紹介が必要ですね。

そこで、今回放課後等デイサービスの活動に入る前に自己紹介をする機会を設けました。

ただ、いきなり「自己紹介をしてください。」と言われても大人も緊張してしまいす。

それは子ども達もきっと同じですね。

元々、人前で話すことができる子どもは自分で気持ちの準備ができるかもしれません。

反対に人前で話すことが苦手な人にとっては少し苦痛に感じてしまうかもしれません。

せっかく、人前で話す経験をするのであれば、「いやだな・・・」なんて抵抗感を持たずに挑みたいものです。

 

では、どのような自己紹介を行ったかご紹介します。

 

お題を与えて、話す内容を準備する

『好きな食べ物は何か』などの質問に対する答えを事前に考え、準備した答え通りに話す経験をしました。

このようにすることで何を話せば良いのかを考える時間がなくなり、少し落ち着いて話すことが出来ていました。

また、この時に敢えて高学年のお子さんに先に手本をしてもらうことで1年生のお子さんも「こんなふうに言ったら良いのか!」と予測を立てることが出来ていたようです。

高学年のお子さんにとっても1年生が見ているから頑張ろうと自信を持って取り組む機会になったのではないかと思います。

 

 

お友達の発表を聞き、それをみんなに伝える

そして、次の段階として行ったのが、友達の好きな物を周りに紹介することです。

これをする時には、『相手に聞く』・『相手の言葉を聞き取る』・『聞いたことを記憶する』・『発信する』という一連の流れが必要です。

大人は無意識の内にこの一連の流れを繰り返していますよね。

ですが、これは集中して相手の話を聞いていないと難しいものです。

子ども達の中には集中して相手の話を聞くということが苦手な子もいます。

「集中して話を聞くこと」は学校での授業でも生かされていきます。

その為、今回は「後で紹介してもらうから、聞いたことをよく覚えておいてね」と伝えました。

最初は「何だったっけ」「忘れた」と言っていた子ども達でしたが、何度か繰り返すことで「○○君の好きな動物は△△です」とスムーズに紹介することが出来ていました。

 

このように意識して相手の話を聞く経験をしたことで活動の最後には今回、初めて会った友達に「○○君」と名前で呼ぶことが出来たり、「○○君が好きなのは、△△だったよね?」と確認する姿も見られていました。

今回このステップを踏むことで、最初は緊張していた1年生のお子さんも発表をすることができました。

また、年上のお子さんと仲睦まじく関わる姿まで見ることができました。

 

 

「子ども達の人前で話す力」「人の話を集中して聞く力」

これらは繰り返し行うことで、少しずつ上達していくものです。

「社会性を育む」というキーワードに、小集団の中でお友達とかかわりながら、子どもたちの支援を行っていきます。

 

 

まふぃん上之園 岡部

まふぃんは、たのしいよ!

ドキドキ、ワクワクの春ですね。

春は、出会いと別れの季節。

まふぃんでも卒業する子、職員の中でも移動をする職員もおり

感慨深ものがあります。

放課後等デイサービスの子ども達は、4月から入ってくる1年生の為にプレゼント

作りを行いました。

「1年生はドキドキしているかもね」「どうしょうか?」と

1年生の事を考えながら作っていく姿に成長を感じました。

3月に入ったある日の放課後等デイサービス。

4月になったら1年生が7人入ってくるけど、どんな事をしたら喜ぶのか

と、話し合う事に・・・

「桜の飾りを作ったらどう?」

「人を描く。踊っている格好みたいに!」

こんな、ポーズ!

と、立ってポーズをする子も(笑)

「楽しそう!桜は紙を千切って、周りには花を貼る(ふわふわの)」

等、沢山の意見が出てきました。

そこへ2年生へ進級するA君が

「あのね、メダル(ペンダント)が嬉しかった」

「だから、メダル作ってあげる」

と、発言してくれました。

昨年、放デイに初めて来た時に自分がしてもらい嬉しかった事を覚えていたんですね。

 

自分がしてもらい嬉しかった事を、今度は友達にしてあげる。

素敵ですね。

異年齢の中で、活動を一緒に経験した事で

『相手の立場・気持ちに立って考える力』がついてきたのだなと

感じました。

このA君は、上級性に教えてもらい沢山の優しさに触れた事で

“どんな事をしてあげたらお友達は喜ぶのか”

を考えられるようになってきたのですね。

 

話し合いもまとまり、大きな壁面とペンダントを作る事に決まりました。

 

〇壁面グループ

広幅用紙に桜の木や、人をスラスラ~と描いていく子ども達。

桜は、和紙を千切って綺麗にペタペタ。

少し前までは、「出来ないよ~」「手が汚れるからしたくない」と

言っていました。

ですが、そのような子を言う子はいませんでした。

新しく入ってくる1年生を楽しみにしているようです。

「周りに運動会みたいな花を折って貼ったら綺麗だよね」

と、自主的に意見を出し合いながら進めていく姿も

このような時に、自分の意見を押し通すだけでなく

相手の話もしっかりと聞き、

「気持ちの折り合いをつける」事が大切ですね!

 

私たちは、毎日人と関わりながら生活しています。

話し合いの中で「まっ、いいか」と適度な所で

お互い「折り合う」事で良い方向に進んだり、

良い人間関係を構築する事が出来ますよね。

まふぃんは、たのしいよ!の文字も入りました!

さて、ペンダントグループはどうかな?

 

〇ペンダントグループ

動画を見ながら蝶々、クローバーを折っていきます。

蝶々を折る子達は、

「簡単て書いてあったのに難しい!」と

涙ぐむ子も。

諦めるのかな?と思い様子を見ていると・・・

「1年生が喜ぶから頑張ろう」と声を掛け合いながら、折り進めていました。

えらいですね!

クローバーの動画を途中まで見たBちゃんは

「これ得意!知っているよ!」と

年下の友達に教えていました。

子ども達はいつか、社会に出ていきます。

社会に出ると、いろいろな幅の人達の中で社会の一員として

協力しながら、一緒に仕事をしていく事が必要になります。

このように、自分の持っている知識を

“相手に伝える””人から素直に学ぶ”

その、経験がとても大切になってきます。

同じ年齢の友だちと過ごすには、限界があります。

様々な年齢の友だちと触れ合いながら、

『関わりわる力』『相手に合わせた行動』

を学び、身に付けていきます。

この経験の積み重ねが、

”相手の立場になって考える”

”相手に思い遣りの気持ちを持って関わる”

事にも繋がっていきます。

現在、放課後等デイサービスの子ども達は、

小学1年生から中学2年生の子ども達が利用しています。

年齢差は大きいですが、様々な年齢の友だちと過ごす中で

”相手が自分より年下だったらどのように関ればいいのか”

”困っている人にどのように関ればいいのか”

『相手に合わせた行動』『相手を思い遣る行動』

が、子ども達同士で学び自然と行動できるように、

取り組んでいます。

 

いよいよ始まった新年度!

新しい職員も加わり、新体制のまふぃんになりました。

今年度も、職員一同頑張っていきますので、

よろしくお願い致します。

 

 

 

まふぃん上之園

寺田

 

ちょっとだけ○○(錦ヶ丘)

新年度が始まり、さっそく運動遊びや新聞紙遊びなど、毎日いろいろな活動を行っています。

新しくまふぃんに仲間入りした子達も「何をするんだろう」「どんな風に遊ぶの?」とワクワクした表情とちょっぴり緊張が入り混じった表情で見ています。

 

先日のブログで

『ちょっとだけ我慢、ちょっとだけ待つ』

という経験を積むことで、周囲に合わせて行動する力が身につくようにしていくことに触れました(←詳しくはこちらをクリック)

 

子ども達の中には

「早くやりたい!待つのなんか嫌だ!」というように順番を待つのが苦手な子もいます。

しかし、集団で生活する時には、人形やブロックなどのおもちゃを交代で使ったり滑り台やブランコなどの遊具で順番を待たないといけない場面もあります。

 

そこでまふぃんでは、小集団での遊びを通して

『ちょっとだけ我慢、ちょっとだけ待つ』経験を積み重ね、順番を待つ、集中時間を伸ばす、姿勢よく座るということを理解できるようにしていきます。

 

今回のねらいは

「周りの状況に合わせ、順番を待って遊ぶことができる」です。

やりたい気持ちを抑え、我慢したり待つことができるでしょうか?

 

ちょっとだけ順番を待つ


まず最初に行ったのは、30㎝ほどの台に車輪がついたスライダーを使った遊び。

見た目だけでも気になるこの道具。まふぃんの子達はこれが大好きです。

子ども達の中にはスライダーが出ただけですでにそわそわしたり、やりたくて前のめりになって「ハイハイ、できる!」と目一杯手をあげて教えてくれたりする子がいます。

でもこの時にすぐにやるのではなく、少しだけ順番を待つ時間を作ります。

 

ただただ順番を待つだけだと「やりたかったのに」「嫌だ」という気持ちだけが強く残って「もうやりたくない」というマイナスの気持ちだけが残ってしまいます。

しかし、楽しみを持ちながら少しだけ待つ、そして頑張っている時にはすぐに名前を呼んだり頑張りを認める声掛けをすることで、怒らず焦らず、順番を待つ力が少しずつ身についていきます。

 

ちょっとだけ我慢する


次は職員が動かす布に捕まらないでゴールを目指す遊び。

タイミングに合わせて、決まった動きで通り抜けます。

さらに動く棒に当たらずに通り抜ける遊びも。

当たったらいけないルールがあるので、慎重に動くことも求められます。

ここでも早くやりたくて、たまらずに

「ハイハイ!」と大きな声で手をあげたり「やりたいのに!」と少し怒り出す子もいますが、そんな時こそ静かに座って待っていることを呼んでいきます。

 

そうすることで

『自分はやりたいのになんで呼ばれないのかな』という顔をしていた子も

『なんだか静かに座って待っている子が呼ばれているぞ』と気づき、自分から静かに待つ姿が出てきます。

そういった時に名前を呼び、「よく待てたね」と声掛けしてあげることで、周りの状況にも気づきながら静かに順番を待つ力がついていきます。

 

ちょっとだけ長く順番を待つ


最後にもう一度スライダー遊びに挑戦!

もうこの時にはみんなが姿勢よく座り、すぐに名前を呼ばれなくてもじっと待つことができるようになっていました。

そして何度も四つ這いや腹這い姿勢で身体を動かしたことで、最初はあまり動かしていなかった足やつま先を使って身体を動かす姿も多く見られました。

 

新年度も始まり、これから運動会や夏祭り、お遊戯会や発表会などの大きな行事もたくさんありますね。

大きな行事ほど待つ時間は長くなり、ちょっと我慢をしないといけない場面が増えてくると思います。

そんな時に子ども達自身が大変な思いをしないように小集団で周りの状況に合わせる力をつけ、大きな集団でも十分に力を発揮していけるようにしていきたいと思います。

 

保育士 今屋

新年度始まりました!(錦ヶ丘)


ご入園、ご入学、進級、おめでとうございます。

まふぃん錦ヶ丘は、4月で4年目を迎えました。

今年度は、まふいん上之園より保育士の亀澤を迎え、職員6名、送迎員2名、計8名での新体制でのスタートです。

日頃の活動に加え、お米プロジェクトやコグトレ、性教育、高学年向けプログラムなど、前年度を踏まえ、さらにステップアップした取り組みを計画しています。

子ども達が自立、自律に向けて成長できるよう、職員も沢山学び、実りある活動にしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

○児童発達支援

新しいクラス、はじめての活動でドキドキしながらも、運動あそびでは年長児が見本となり、かっこいい姿を見せてくれました。

初利用の子は「なんでマットに座るの?なんで床に落ちないように行くの?」と、気になることがいっぱい。

はじめはソワソワしていましたが、運動あそびが進んでいくと、色々と組み立て方が変わる机や椅子を見て、次はどうやっていこうかと視線を前に向け、座ることができました。

 

ちょっとだけ我慢、ちょっとだけ待ってみよう、を色々な場面で経験することで、就学に向けて、周りに合わせて行動する力や集中力を身につけるようにしていきます。

未満児クラスでは、慣れない環境に戸惑い、涙が出てしまう子もいると思います。

「やってみたいけど…どうしよう」そんな時にはしっかりと職員が気持ちを受け止め、子ども達が「大丈夫そうだな…やってみようかな…」と一歩を踏み出せるようサポートしていきます。

場所や物を共有する遊びを通して、友達を意識して遊んだり、ことばで気持ちを伝えるなど、子ども達の「できた!」をたくさん見つけ、伝えていけるようにしていきたいと思います。

 

○放課後等デイサービス

今年度は、7名の新1年生を迎えます!

3月の半ばから、新1年生を迎えるためにどんな準備をしたら喜んでくれるかな?ということをみんなで話し合い、今年度はお花のアーチ、花文字を作ることに。どんな言葉を花文字にしようか話し合っていると、新2年生の女の子が

「楽しいまふぃんにしようね」

という、とっても素敵な言葉を思いつきました。これには、上級生も大賛成!

みんなで楽しいまふぃんにしよう!そう思いを込めて、一つ一つ丁寧に花飾りを作っていきます。

限られた時間の中だからこそ、お互いにやることを分担してやろうという案が出たり、ちょっと上手くいかないところは友達のやり方を見て、方法を変えようという提案を伝える姿もありました。

時間いっぱい頑張って完成した飾りで、新一年生を迎えます!

みんな、一年生が可愛くて仕方がない様子です。

自己紹介もゆっくりと、分かりやすいように話してくれました。

おやつのおにぎりを教えてあげたり、こっちに座ってね、と声をかけたり、この前まで自分がしてもらっていたことを自然とやってあげられる。そんな姿がありました。

作ったメダルを首にかけてあげる時には自分で考えて、

「入学おめでとうございます」

とっても嬉しい声かけができました。

これから一年間、みんなでいろんなことを経験して、成長していこうね!

今後もブログにて活動や子ども達の様子をお伝えしていきます。

保護者の皆様もご不明な点、相談等がありましたらいつでも職員にお声かけ下さい。

 

今年度も金魚のちちよは健在!頑張ってまいります。

 

岡田