お知らせ

2022.09.06

ブログまふぃん(上之園)まふぃん錦ヶ丘

身近な生き物から

この夏休みに橋口農園に生き物観察に行ったり、お手伝い隊として認定こども園錦ヶ丘のアメリカザリガニの駆除に行ったりした子ども達。

自分たちの身近な環境についても考えるきっかけとなった夏休みでした。

 

橋口農園で生き物観察

7月30日まふぃん上之園と錦ヶ丘両事業所で橋口農園に生き物観察に行きました。

 

見たり聞いたりする経験よりも、実際に体験したことのほうが記憶に残るといわれますが、昨年田んぼでの生き物観察を体験した子は、どんな生き物がいたのかよく覚えていました。

出発前にプリントでも確認。

 

橋口農園に付くと、田んぼに行く前にどんな生き物がいるのかスライドで説明がありました。

出発前にプリントで確認していたため、

「前に見たことがある。」

「去年はいなかった。」

など、反応のよい子供たち。

 

説明の中で、橋口さんから

「田んぼの土のところだけでなく、空にも水の中にも生き物がいます。下だけでなく上の方もよーく見て探してね。」

とアドバイスを頂きました。

どんな生き物がいるのかや、見るポイントが分かったところで、いよいよ田んぼの観察です。

 

橋口さんに続いて田んぼに入っていくと、

葉っぱと同系色のバッタやカマキリやキリギリスをすぐに見つけられる子。

あそこにいるよといって指さしても、なかなか見つけられない子。

地面ばかりを見て探す子。

空や水の中も注視して探す子。

机上の勉強だけでなく、植物の中から同系色の生き物を見つけたり、動くものを目で見て追いかけたりする体験を通して、「見る力」を育てることも大切だと改めて感じました。

前回橋口農園で、卵の殻を割って雛になる様子を見たり、小さな雛の温かい命に触れたりした子ども達。その様子はこちら→いざ、田んぼへ!

合鴨が、田んぼの虫を食べたり、水かきで田んぼの水をかき回したりする田んぼでの役割についても教えてもらっていたので、かわいいと思うだけでなく、それも意識しながら観察していました。

 

食物連鎖

橋口さんが透明のカップに田んぼの水を汲んでみんなに見せてくれました。

小さな緑色の粒があちこちに浮いています。よく見ると小さな緑色の粒は、小刻みに動いています。

「これはミジンコだよ」

微生物→小魚や昆虫→カエル→ヘビ→野鳥の食物連鎖があり

橋口農園の中でも小さな微生物から大きなトンビまでの生態系ピラミッドがあることを教えていただきました。

橋口さんが、子ども達の捕まえた生き物を一匹ずつ説明したくれた中で、昔は田んぼにたくさんいたタガメが、今は絶滅危惧種ということも知りました。

外来種を知る

橋口農園の生き物観察だけでなく、まふぃんの子ども達は、隣の認定こども園錦ヶ丘のビオトープのアメリカザリガニの駆除についても取り組んでいます。

アメリカザリガニは、外来種で、在来種の生態系に影響を及ぼすので、駆除しなければならないことを、こども園の先生に聞いたり、調べたり…。

また、捕獲したアメリカザリガニは、どうしたらいいのかについても、パソコンで調べたり、博物館にメールで尋ねたりしました。

夏休みにうまくいかなった駆除を、今後どうしたらいいのかについても知恵を絞り、自分たちを取り巻く環境について興味を深めています。

 

そうそう…夏休みの別の日に橋口農園に観察に行くと、田んぼの合鴨が見当たりません。

あっこんなところに!

この夏…。人間だけでなく合鴨たちも暑かったようです。土手の陰で涼んでいる姿は合鴨も人間も変わらないですね。

 

お米プロジェクト担当 田尻・岡部

 

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