お知らせ
2023.02.27
ブログまふぃん錦ヶ丘
2月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)
療育参観週間には、たくさんの保護者の皆様にお越しいただきありがとうございました。昨年度までは年度末に活動報告会として、職員から一年間の取り組みや子ども達の成長、変化についてプレゼンテーション形式でお伝えしていました。今年度はより多くの保護者の皆様にまふぃんに来ていただき、日頃の活動の様子を見ていただきたい、お家で見せる姿とはちょっと違うまふぃんで頑張る子ども達の姿を是非見ていただきたいとの思いで参観週間を実施いたしました。
子ども達が小集団の中で友達と関わりながら、いろんなことができるようになり、たくさんの自信をつけていった姿を実際に見ていただき、そこに私たちが療育の中でどのように関わり、支援を行ったのかを、お伝えできたのではないかと思います。
楽しいことが大好きでいろんなことに興味があり、椅子に座ることが苦手だった子。まふぃんの小集団で、「やりたいから我慢する」の経験をたくさん積み、小さな出来た!を繰り返し今では保育園でもまふぃんでも、きちんと椅子に座り名前を呼ばれる順番をワクワクしながら待って、元気よく「はい」と返事ができるようになりました。座って話を聞けるようになったことで、今は何をする時間、次はこれをする時間と少し先の見通しを持って生活することができるようになりました。周りを見て、みんなと一緒に活動することで友達との関りも増えてきています。「やりたいから我慢する」「本当はまだこれをやりたいけど今は我慢する」。これから先、学校に行き社会に出ていくための大切な力、自分自身が困らないためにも周りを困らせないためにも大切な力ですね。
友達と一緒に遊びたいけれどどうやって関わっていいのかが分からず、学校でもまふぃんでも何でも受け身だった小学生が、「僕もあの子みたいにかっこよくなりたいな」と友達に憧れを抱き、自分からいろんなことにチャレンジできるようになりました。初めは自分の興味のあることを相手に伝えることから練習し、「やればできる」の自信をつけました。協力する活動、話し合い活動、お手伝い隊、全ての活動がこの子の力になっていることを感じます。
ここには書ききれないほど、子ども達それぞれに成長と変化があります。
先日、まふぃん職員が書いたブログにこんな文章がありました。
「苦手な部分だけでなく得意なところ、出来るようになったことにも注目することで自信にもつながっていくことを感じました。」
療育には、家庭や園や学校での困りごとでつながってくることがほとんど。まふぃんの使命は子ども達が社会に出るうえでの困りごとが少しでもなくなるように支援していくことだと思っています。日々子どもと接しているとついつい出来ないことにばかり目がいってしまいがちですが、子ども達のできるようになったことにも目を向け、そっと背中を押してあげたり少しのきっかけや道標作ってあげたりすることも大切な支援です。
マジックミラー越しにお子様の頑張る姿を見る保護者の皆様の笑顔。我が子だけではなく、他の子ども達にも思わず「頑張れー」と声を出して応援する笑顔。子ども達のたくさんの笑顔と、保護者の皆様の優しい笑顔を見ながら、まふぃんでの療育の効果を実感し更なる支援の質の向上を目指していこうと改めて感じた参観週間でした。
まふぃん錦ヶ丘
施設長 吉村佳代
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