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2024.04.20

ブログまふぃん錦ヶ丘

手先を器用に使おう!(錦ヶ丘)

まふぃんでは手指の巧緻性を高めるために、新聞紙遊びや構成遊びなど、色んな活動を行っています。手指の巧緻性とは「手先や指先を器用に使うこと」。鉛筆で字を書いたり、靴ヒモを結んだり、靴下を履いたり…。生活の中で指先を細かく動かす場面は、ほかにもたくさんあると思いますが、どの動作も手指を巧みに使うことで、スムーズに行うことができます。

この巧緻性を高めるためには、小さい頃から「指を動かす」という経験をたくさんすることが大事。そのため、まふぃんでは児童発達支援と放課後等デイサービスの両方で手指の巧緻性を目的とした活動を行っています。

新聞紙遊び

手指の巧緻性を目的とした活動はたくさんありますが、その中の1つが新聞紙遊び。

まふぃんでは、子どもの発達に応じて、新聞紙遊びの内容を変えています。

 

まずは、2歳児~年少クラス。

自分で遊びをたくさん見つけて広げていく時期なので、自由に遊ぶ中で新聞紙を破ったり、丸めたりといった動きを引き出せるようにしています。

例えば、穴の開いた段ボール。

部屋の真ん中に置くだけで、段ボールの周りに子どもたちが集まり、新聞紙をぎゅうぎゅうに詰め込んでいきます。

ただ、穴の大きさはランダムなので、小さい穴には新聞紙がなかなか入らない・・。

新聞紙を小さく破ってねじ込んでみたり、強い力で押し込んでみたり、どうやったら新聞紙が入るか考えていました。大人が教えなくても子ども達が自分たちで遊び方を見つけていきます。

 

次に、年中~年長クラス。

このクラスでは就学に向けて『手指の巧緻性+指示を聞く』活動を行っています。

折る→丸める→破る

と、指示を変えていきながら、色んな動きができるようにしています。

特に子ども達が苦手な動きが、折る動作。

新聞紙をきれいに重ねる事ができなくて、「もうやりたくない」と紙をくしゃくしゃにしてしまう子もいました。

一緒に手を添えて一つ一つ折る、新聞紙の端と端を指先で掴むといった経験を繰り返し行ったことで、今ではアイロンをかけたかのようにピシッと綺麗に折れるようになってきています。

 

そして、放課後等デイサービスでは、より細かい動作ができるようにしています。

先日、新聞紙を細く丸める動きをしてみましたが、意外と難しくて苦戦をする子どもたち。

力の調整をしながら指先をゆっくりと動かさないといけないので、集中力と細かい手の動きが必要です。

少しずつ指を動かして丸めるといった感覚を知ってもらうために、子どもたちに準備したのは1本の鉛筆。

新聞紙の中に鉛筆を入れて丸めていきます。

鉛筆を入れたことで丸めやすくなりましたが、急いで丸めると新聞紙が太くなります。そのため、どの子も慎重にゆっくりと手を動かしていました。

その後は、鉛筆なしで挑戦!

丸める感覚を覚えているので、指を少しずつ動かしながら細い棒を完成することができました。

棒をたくさん作ったよ!

手指を動かす経験をたくさんすることで、より細かい動きができるようになってきた子どもたちですが、日常生活でも変化が。

今年度1年生のAさん。入学した当初は、制服のボタンを指でつまんで入れるのが難しく、苦戦していました。

活動でも、親指と人差し指で新聞紙をつまむ・破くといった動作が少し苦手。そのため、Aさんにはゆっくり丁寧に破くといった動きを繰り返し行いました。その後から、親指と人差し指を一緒に動かすのが上手になり、ボタンの掛け外しもスムーズに。今では1人で制服を着れるようになり、「1人でできたよ!」と教えに来てくれます。

子ども達の「できた」という自信を増やしていくために、どこが苦手なのかを見極め、活動の中に組み込んでいきたいと思っています。

 

まふぃん錦ヶ丘 亀澤

 

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