今月は、まふぃん・まふぃん錦ヶ丘合同で職員研修がありました。

４月から新たに２名の職員を迎えてスタートし、改めてまふぃんの目指す療育、誰のための何のための施設なのか、ということを踏まえ私たちの子ども達への関わり方について話し合いました。

療育施設では、「虐待防止及び身体拘束等の適正化のための指針」に基づき年2回の研修が義務付けられています。子ども達の権利を学ぶことはもちろん、その権利や尊厳を尊重する姿勢を養い職員の意識と知識を高めることが目的です。今回の研修では、日々の療育の中で言葉が荒くなっていないか、子ども達の声にきちんと耳を傾けているかなど、それぞれで振り返り、それを全職員で共有する時間を設けました。子ども達の権利を守るとはどういうことなのか、適切な関わり方とはどういうことなのか。入職1年目の職員からもたくさんの意見が出て、全職員でまふぃんの支援の方向性を再確認する有意義な時間となりました。

まふぃんでは、活動前に必ず打ち合わせと、活動後の振り返りの時間を設けています。その日の活動のねらいや活動内容についての打ち合わせだけではなく、子どもの予測される行動と、それに対する個別の対応についても細かく打ち合わせをします。活動後は、ねらいは達成できた活動だったのか、個別の対応が必要だった子に対しての関りは適切だったのかなど、子どもの行動の振り返りだけではなく私たち職員の対応についても振り返ります。

今回の研修はもちろん、毎日のこの振り返りの時間と、職員同士で子どもの対応について指摘し合える関係性こそが、子ども達にきちんと向き合い適切に関わっていくために必要なことだと思っています。

また、今回の研修では「令和6年度障害者福祉サービス報酬改定」についての共有と勉強会も行いました。児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害者総合支援法に基づく事業は、報酬や指定基準などが３年ごとに見直されます。今年度はまさにその「令和６年度障害福祉サービス報酬改定」の年です。保護者の皆様には先日、今年度から変更になる点や新たに始まる制度についてお知らせいたしました通りです。ご不明な点がありましたら、いつでもご連絡ください。

現在、まふぃん両施設合わせると100名以上の子ども達が通所しています。

子ども達それぞれの個性と課題に向き合い、子ども達の自立に向けて、保護者の皆様と一緒に手を取り合いながらよりよい療育施設を目指してまいります。

まふぃん錦ヶ丘

施設長　吉村佳代