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2024.08.21
ブログ
感触遊びで育まれるものpart2
前回のブログ「感触遊びで育まれるものpart1」にて、頑張ってみよう!と思えるのための心の土台作りについてお話ししました。
心の土台作りのためのヒントが、5歳児までの子ども達が通う児童発達支援のクラスにありました。
写真は、新聞紙遊びの様子です。(感触遊び)
たくさんの新聞紙が集まると、ガサガサとした音と感触でいっぱいになります。この写真の子ども達は、昨年度もたくさん新聞紙と触れ合っていくうちに、全身を使って新聞紙で遊べるようになりました。最初の頃は、音や感触に驚いて新聞紙に触れない子もいたのですが……今では、へっちゃらです。「頑張ってみよう!」と思う心の土台が作られている過程だな、と思います。
5月頃、新聞紙遊びをした際に、初めて触れる感触に驚き遊びに参加できないお子様がいました。初めてのことは、誰でも驚くし、挑戦するのは勇気がいるのではないかと思います。
この写真を撮った日は、子ども自身が新聞紙に触れてみようと思えるきっかけ作りをしていると、徐々に職員の膝から降りて、新聞紙にそっと触れる事ができました。
7月には、この写真のように…ぎゅーっと握れるようになりました!
新聞紙に興味を持ち触れるようになったことで、意欲を持って遊べるようになってきています。この過程は、他のお子さんにもよく見られる様子です。
触れるようになると、たくさんの気付きがあります。引っ張ったらちぎれるんだ!握ってみたら、小さくなるんだ!新聞紙の魅力に気付いた子ども達は、それはもう夢中になって遊びます。手が新聞紙のインクで真っ黒になるのも、気にならない程です。
興味を持つ→意欲を持って遊ぶというサイクルが積み重なり、「できる!」「がんばってみよう!」と自信を持って挑戦できるものが増えていくのではないかと思います。
前回のブログでお伝えした「頑張ってみよう」と思うための心の土台作りは、幼児期の頃から始まっています。
感触遊びは、ひとたび感触に慣れてしまえば子ども達にとって意欲を誘う楽しい遊びです。興味と意欲を持って遊ぶ経験を、幼児期のうちからたくさん積めるよう、心がけていきたいと思います。
櫻田
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