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2024.10.08
ブログまふぃん錦ヶ丘
お絵描き🎨(錦ヶ丘)

児童発達支援のお絵かき遊びは、友達と場所や物の共有をしながら絵を描いたり、腕や手指の動きを引き出して巧緻性を促せるような活動を行っています。こども達が描く絵や手の動きには、その子の発達や経験が現れますが、実際に活動の中で描画の定型発達と照らし合わせたり、こども達の絵を描く様子を見ると、色々と考えさせられる事もあります。
アセスメントでの気付き
お絵描きの活動の中で、閉じた丸を描けるかをアセスメントしたことがありました。丸を描いてみようと言って描き始めると、ぐるぐる巻きや、顔まで描く子、丸が閉じていない子。様々な子がいます。
活動後の振り返りで、今回は、友達と一緒に楽しくなって描いていて丸が描けなかったのかもしれない。これだけでは丸を描ける、描けないは判断できないね。もしかしたら、指示を聞いていなかったり、テンションが上がって描けなかっただけで、個別に取り組んだら描けるのかもしれない。という意見をもらいました。
また、年長児に人の絵を描いてもらった時、そのうちの一人が「カービィかこう」とつぶやいて頭足人のような形を描きました。これは人を描きたくなくてカービィを描いているのであって、人の描写が頭足人という訳ではない。という事もありました。
お絵描きの定型発達
子どもの発達を見る時に、何歳で丸が描けるとか、人の顔をちゃんと描けるようになるとか、そのような発達の指標は分かりやすく、発達に応じた活動を考える上でも大事なポイントとなります。しかし、一場面を切り取って「できる」「できない」を判断してはいけないなと感じると共に、アセスメントをする事が目的にならないよう気をつけたいと思います。できない部分がある時には、その子が何に困っているのかにスポットを当てて考え、アプローチしていかないといけないと改めて考えさせられました。
絵を描く事
子ども達の絵を描く様子を見てみると、年中さん以下の子ども達は、まだ手指を自分の思うように使って描くことが難しかったり、感触や汚れることに抵抗がある事が多いようです。
タンポの長さ等道具を調整するなどして取り組みやすくしたり、腕を大きく使って描けるようにする等の工夫をしながらお絵描きあそびに取り組んでいます。
一人ひとりのお絵かきの発達について、形の認識や、手指をどのように動かしているか等細かく見ていくと共に、その発達に繋がる運動遊びや感触遊び等にも目を向けて取り組んでいきたいと思います。
就学してからは、文字を書いたり、板書を写したりする力にも繋がっていくお絵描きですが、年長の子ども達の中には、友達と自分の絵を比べてしまって描けなくなっていたり、自信が持てずに描き始められない事もあります。自分の描いた絵も、友達の描いた絵も大切にして、自信を持って沢山表現することを楽しんでいけるように、こども達が楽しみながら取り組める工夫をしてお絵描きの活動を行っていこうと思います。
まふぃん錦ヶ丘
岡田
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